レバーを入れる方向をPC上で表記する場合、一般の法則に従って、テンキーをレバーに見立てて表記します。ネットの環境にテンキーがない方は、電卓を見て下さればいいと思います。
コマンドの方向は、特に断らない限り右向き時のものです。左向きの時は左右を入れ替えて下さい。
7 8 9 ↑ 4 5 6 ←・→ 1 2 3 ↓
ボタンの押し方については、以下のように書きます。
順番に押していく
例1:弱K・中K・強K
弱Kボタン、中Kボタン、強Kボタンを順番に押していく
同時に押す
例2:236+弱P+中P
レバーを236と動かし、最後の6と同時に、弱Pボタンを中Pボタンを同時押しする
パンチ・キックなどの攻撃ボタンを押すと、キャラクターは画面上で、予備動作→攻撃→戻り動作という順番に動く。戻り動作は「フォロースルー」などとも言われる。
このうち相手を攻撃する判定を持っているのは「攻撃」の部分だけで、それ以外はすべてまったくの無防備となっている。
そして、それぞれの動作にかかる時間は、弱→中→強の順に、長くなっている。当然、その無防備の時間に攻撃される危険は、弱攻撃が一番短く、強攻撃が一番長い。
しかし、特定の通常技は、攻撃が当たった・ガードされた瞬間にコマンド技のコマンドを入れることで、戻り動作を省くことができる。この「省く」ことから、「キャンセルする」と言われ、これは現在の格闘ゲームではもはや基本になってしまっているらしい。
チェーンコンボで出した通常技は、普通はコマンド技でキャンセルすることはできない。下中K→シャドウブレイドはシャドウが出るが、下弱K→下中K→シャドウブレイドはシャドウが出ない。
しかし、ボタン押し系のEXコマンド技に限っては、キャンセルすることができる。本来キャンセルできないのに無理矢理キャンセルするので、強制キャンセルと呼ぶ。これを使えば、下弱K→下中K→ダクネスが連続技になる。
キャンセルできるタイミングに限定があるわけじゃないので、EXコマンド技のコマンドさえちゃんと入力されてれば、絶対にキャンセルして出すことがでる。遅すぎると連続ヒットにはならないかも知れないが。
ここに相手の攻撃判定が接触すると、ガードできる状態でレバーを後ろに入れていればガードを、レバーを後ろに入れていなかったり、入れていてもガードできない状態だと攻撃を食らう。
ガードできない状態というのは、予備動作・戻り動作の途中だったり、コマンド技の後のスキだったり、気絶状態だったり、と様々。
通常技の場合、攻撃判定が出る前後は食らい判定が前の方に伸びて、相手の攻撃を食らいやすくなることが多い。
これが相手の食らい判定に接触すると、その攻撃が相手に当たるorガードされる。
何もしていない状態ではキャラは攻撃判定を持たない。攻撃判定を出すには、まず技を出す必要がある。
通常技の場合、ボタンを押してから一定時間(弱、中、強の順に長くなる)たつと攻撃判定が現れ、また一定時間(これは技によって違うが、結構どの技も同じ時間だったりもする)経つと消える。その後もまた一定時間は、技を出すことができない。コマンド技の場合は、コマンド完成後一定時間で攻撃判定が現れる。それ以外は通常技と同じ。この、攻撃判定が出るまでの一定時間を「予備動作」、攻撃判定が消えてから技をだせるようになるまでの一定時間を「戻り動作」と言う。
なお、攻撃判定が相手の攻撃判定に接触してもなにも起こらない。ヒットorガードは、あくまで攻撃判定が食らい判定に接触したときに起こる。
直訳:「闇の幻影」
コマンド:弱P・弱P・6・弱K・強P
モリガンのEXコマンド技の1つ。
直訳:「謎めく針」
コマンド:6・強P・中P・弱P・6
モリガンのEXコマンド技の1つ。
攻撃が当たったかどうかをコンピュータが調べるための座標。
キャラクターは全員、「攻撃判定」「食らい判定」「投げられ判定」という3つの「判定」を持っている。キャラのグラフィックを基準に、そこから縦に○ドット、横に×ドットの長方形の平面にあたる部分が、その「判定」である(と思う)。
この「判定」は、キャラの色々なモーションごとに個別に設定されていて、だいたいは、その時のポーズに一致している。例えば、何もせずにじっとしていれば、食らい判定はキャラのグラフィックの部分だし、攻撃判定はない、パンチを出していれば、手の部分には攻撃判定がある、など。
一方の攻撃が他方に当たった・ガードされたか、空振りしたかは、攻撃判定と食らい判定によってコンピュータが判断する。つまり、攻撃を出した側の攻撃判定が、相手の食らい判定にわずかでも重なれば、攻撃は相手に当たる(もしくはガードされる)。重ならなければ、空振りとなる。
……という説明で多分いいと思うんですが、なにぶんプログラムを解析したわけではないので自信はないです。
コマンド入力に関係のない要素。
セイヴァーでは、コマンド入力の受付時間内であれば、そのコマンドに関係のないレバー・ボタンが入力されていても技が発動される。
例えばダクネスの場合、「弱P・弱P・6・弱K・中K・強P」などと入力されていても、受付時間内でさえあれば(あとゲージがあれば)ちゃんとダクネスが発動される。
ダクネス(弱P・弱P・6・弱K・強P)、天雷破(弱K・強K・中P・中P・8)などのように、「複数のボタンを順番に押す操作」とレバー操作が組み合わさったコマンドのEX技のこと。これ以外では、フィニッシングシャワー、謎針、ミッドナイトプレジャー、ファラオ各シリーズ、モーメントスライス、チェンジイモータルなど。
これらの技は、強制キャンセルすることができる。コマンドの順番がチェーンと重なってる技だとやりやすい。