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〜高血圧症〜
検査項目と基準値
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血圧は一日のうちに何度も変化します。一般的に昼間高く睡眠中は低く、季節によっても変動があります。また、その日の体調によっても違いますし、精神状態によっても影響を受けやすく、運動後も当然高くなります。 血圧の「上」・「下」の意味とは、上の血圧を収縮期血圧ともいい、心臓がギュッと縮んで血液を送り出し、血流の血管壁への抵抗が最大になって、動脈壁が最も膨らんだときの圧力のことです。 下の血圧は拡張期血圧といい、押し出した血液を戻そうとするために心臓が拡張して動脈壁が元に戻ったときの圧力です。 「仮面高血圧」と言うのをご存知でしょうか。受診時の血圧は正常なため、高血圧症を見逃されてしまうことがあります。こういった方は高血圧の治療を受けられて、降圧剤を服用されている方に多くみられます。日中は薬のコントロールで血圧は下がっているのですが、夜間や早朝に薬の効果が切れ、睡眠中や起床の前後に血圧の上昇が見られます。この時間帯は心筋梗塞や狭心症・脳血栓などの発作がおこりやすく、特に早朝の血圧が高くなる方はそうでない方に比べて、こういった病気にかかる危険性が3〜6倍高いといわれています。こういった危険性のある方は、医師とよく相談し、薬の服用時間帯、量や種類を変えることで予防できます。 「白衣高血圧」は、白衣を着た医師の前に出ると緊張し血圧が上がってしま緊張性の血圧のことを言います。これは一過性の高血圧にすぎず、受診時にいつも高いので高血圧症と間違われ、必要も無いのに治療される危険があります。 こういったことにならないように、自宅でリラックスした状態の血圧を測り、平常時の血圧を記録し、病院での受診時に参考にしてもらえるよう準備しておけば、正しい診察を受けられると思います。
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高血圧の原因は? |
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高血圧はその9割が本体性の高血圧で、残りの1割が腎臓や内分泌疾患によるものといわれています。 本体性の高血圧とは、遺伝や加齢、塩分の摂りすぎなど、いくつかの要因が絡んでおこるといわれていますが、はっきりとした原因はまだ解っていません。対策としては、食生活や運動などの日常生活の改善や降圧剤の服用などがあります。 |
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高血圧を放っておくとどうなる? 高血圧は生活習慣病の引き金となります。身近に測れる血圧は健康のバロメーターです。しかしいつもより高いから、いつもより低いからと一喜一憂せずに、そうなった時の体調や測ったときの状態などを冷静に判断し、総合的な視野で判断してください。気になるときは医師の診察、もしくはすみれ薬局にご相談ください。下記はあくまでも一般的に言われている高血圧の合併症状です。知識として頭に入れておかれればよいかと思います。 |
@ | 動脈硬化がおこる |
A | 腎臓や内分泌の病気になる。高脂血症・多血症が疑われる。 |
B | 動脈硬化が進むと心臓肥大を起こし、心臓の負担は大きいため、 全身に血液を送り出すポンプが弱まり心不全になる。狭心症や心筋梗塞がおこる。 |
C | 脳出血や脳梗塞がおこる |
D | 腎硬化症がおこり、腎不全や尿毒症をおこす。 |
生活の見直しポイント | |||||
減塩 | 高血圧の方の食生活改善方法の第一に《減塩》、と言われるのはなぜでしょうか?食塩の主成分であるナトリウムが、血管壁を収縮させてしまい、狭くなった血管で血液を全身に行き渡らせようとするため、高圧力で押し出し、結果的に血圧が上がるのです。また、ナトリウムの摂取量が常に多いとナトリウム利尿ホルモンが分泌され、されに血圧を上昇させる原因になります。 1日の塩分摂取量は7g以内を目標にします。本来人間が1日に必要とする塩分摂取量は1gほどで、生理的に安全とされている量を加えても3g程度なのです。しかし、日本人の平均に塩分摂取量は11〜13g/1dayと明らかに摂取過剰です。高血圧ではない方でも、健康維持のためにも減塩に心がけましょう。 |
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肥満の 解消 |
肥満になると血液量が増え、血液を全身に送り届けるために、1回の血液拍出量が増えます。血液に脂質が多いためドロドロの状態で全身に行き渡りにくくなっています。体脂肪が増えると血管が圧迫されます。 すべて血圧を上げる要因です。だから肥満は心臓にも血管にも負担をかえよくないのです。標準体重よりも多い方は、一割体重を落とすことに目標をさだめ、過剰な摂取エネルギーを減らし、適度な運動をして減量しましょう。 ● 適度な運動 ● 軽く汗が出る程度の運動で、楽しみながら出来る方法を見つけ、週3〜4回程度行える運動がよいと思います。ダンベル体操やストレッチ、10〜15分程度のウォーキングや水泳などの有酸素運動は心肺機能を高め、血液循環・脂肪燃焼・代謝促進に効果を発揮します。 すでに高血圧の方、降圧剤を服用中の方は必ずかかりつけの医師にご相談ください。 |
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カリウム の摂取 |
カリウムは余分なナトリウムの排泄を促し、ナトリウムの作用を抑制するので、血圧を下げる働きがあります。海藻類や野菜、果物などを十分に摂るようにしましょう。
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カルシウム の摂取 |
カルシウムは血液を浄化する働きがあり、カルシウムを多く摂る地域では高血圧の方が少ない、と言われています。成人が1日に必要とされるカルシウムの量は600rなのですが、日本人の食生活が低炭水化物、低タンパク質、高脂肪の欧米化に伴い、以前に比べカルシウム摂取量は減っています。また、日本の土壌はアルカリ性で、水や食べ物に含まれるミネラル分やカルシウム分が少なく、慢性的なカルシウム不足になっています。 牛乳や乳製品、海藻、大豆などを積極的に摂るようにしましょう。
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アルコールは 適量で |
少量のアルコールは血管を広げて血圧を下げる効果があります。ただし、大量の飲酒は逆に血管を収縮させて血圧を上昇させます。1日のアルコール量を80g(ビール大瓶1本、日本酒1合)を目標にしてください。高血圧の方の半数はビールですと大瓶3本、日本酒3合以上お飲みになるようです。くれぐれも飲みすぎには注意してください。 | ||||
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禁煙 | タバコに含まれるニコチンは、抹消血管を収縮させて血圧を上げ、一酸化炭素は血管を傷つけ、動脈硬化を進行させます。喫煙による心筋梗塞、狭心症、大動脈瘤、脳血栓、くも膜下出血などが起こりやすく、高血圧症、高脂血症が加わると危険は相乗的に高まります。高血圧予防には禁煙しましょう。 |
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ちょっと、寄り道 |
すみれ薬局での血圧の考え方は、一般的なものと多少違います。基準値にある最大血圧の140oHgは万人には当てはまらないのではないか、ということです。 重大な病気を抱えて血圧を下げなければいけない場合意外は、年齢とともに血管が細くなる、動脈硬化が進みつつあるなどの理由から血圧は上がってきます。そうなれば医師は降圧剤を処方し患者は服用を始めます。しかし中には、からだにとって必要で血圧を上げていることもあります。 実際に降圧剤の服用を半分にもしくは中止してもらうと、以前の調子が戻ってきたと言われる方もいるのです。こうった例は、その患者さんにとって必要以上に血圧を下げてしまったため、全身への血流量が減ってしまったのではないかと、考えられます。 病院で血圧を測るとき、デリケートな方であれば医師の白衣を見ただけで血圧が上がってしまう、あるいは、家で測るとき、測定するたびに高い値を示すため意識の無い緊張で本来の血圧が測れないことがあります。 |
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