南風のたよりNo21


    南の島の話し・・・ドゥマゲッティーの旧車 


    ドゥマゲッティーで見かける車は日本車がほとんどです。その次に多いのは韓国のKIAが多いかな、と思いますが、日本車との比率は100対1以上かもしれません。圧倒的に日本車です。車種で言えば、わが愛車もそうですが「スズキキャリー」が断トツだと思います。ベンツ、BMW、ワーゲンなどもあります。終戦直後の物では?と思わせる程、相当に古いベンツが数台と、新し目の560かなんかが1台あります。BMWは318のひとつ前の型が走っています。
    フィリピンの自動車もここ3〜4年で急速に入れ代わっています。昔の日本からのポンコツの輸入車は減って来ています。旧車マニアの方はいまが最後のチャンスかも知れません。新車は車種にもよりますが、関税がかかる為に日本の2倍位だと聞きました。パジェロなんかも結構走っていますから、7〜800万で買っているのでしようか?。カローラはノックダウン製産品だと言う事です。カローラの他にトヨタの「TAMALAO」と言うミニバンタイプが現地製産されているそうです。これは日本では見た事のない車で、1800ccのガソリンエンジンが乗っています。マニラ空港のタクシーやダイビングサービスなどでも多く使われています。
    フィリピンの車はほとんどミッション車でオートマはまず見られません。長ーく乗るので複雑なオートマよりミッション車の方が良いのでしょうね。
    ドゥマゲッティーは車がどんどん新しくなって行ってはいますが、それでもまだまだ珍車・旧車があります。我が家で30年前に廃車にした三菱ギャランが現役です。しかし、私の大好きだった旧車2台が先月(2003年2月)ついに引退して姿を見られなくなってしまいました。写真を撮っておいたのですが、実車の走る姿を見られなくなったのは寂しい限りです。
    「いすゞの消防車」「ダイハツのオート三輪の消防車」の2台が見られなくなり、その代わりに梯子車が一台増えていました。
    ダイハツの三輪車をオート三輪と呼んではいけないのかも知れません。オート三輪はマツダ(東洋工業)だけかも知れませんが、わたしはこの車をずっとマツだのオート三輪だとばかり思って信じ込んでいました。この南風・・・を書く為に型式と少しの説明を加えたいと思って調べた所、マツダでは無い事が分かり驚きました。いすゞの方はまだ調べている最中ですが、いすゞの資料は手に入りにくいようで分からずに終わるかも知れません。
    ダイハツの車は昭和30年に発売された「CM10T」と言う車だそうです。ダイハツの三輪はミゼットと言う軽トラタイプの三輪しか頭にありませんでした。これを機会にフィリピンの旧車、珍車の写真も撮ってみようか、などと思いはじめていますが、さて、そんなに沢山ネタは有るのでしょうか。


    では、また。

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