『2期工事〜そのA』

こんなに色んな不具合が続いてくると徐々に「もうどうにでもしてくれ〜!」という気持ちになってきます。 そんな中、三井ホームのS課長からTELがあり『交換部品等準備
が出来つつありますので、出来るものから順次作業をさせて下さい』とのこと。 よく考えてみると、私たちが最終的に三井ホームを選んだそもそものきっかけは営業のKさん
のお人柄と最初の頃(だけ?)の行動力。 その後現場を一生懸命こなしてくれた工事課のYさんは完成引渡しの後直ぐに横浜へと転勤されました。 その後、気持ちの
問題が一番大きいのですが、続々と発生するトラブルについての私たちのクレームを正面から受けて頂いているのが工事課のS課長です。 現場代理人を務めてくれたY
さんの上司の方なので拙宅工事とは無関係の人ではないのですが、営業のKさんは逃げの一手(…? そもそもエリアが違いますし仕方ないのでしょうが…)で引渡し後
はやっぱりというかこちらから連絡しない限り何の音沙汰もありませんし、そもそも引渡し後3ヶ月を経過したのに家の状況がこの有様なので、カスタムサービスへの引継ぎも
されておらず、S課長が一手に私たちの家の面倒を見てくれています。 


[7月18日]
私の誕生日です! 遥々アメリカから贈りものが届きました。 待ちに待った「赤いドア」です。 このドアで3枚目! ご存知の方もいらっしゃると思いますが、このドア(サー
マトゥルー)は間もなく三井ホームのラインアップから消えてしまうそうです。 結構稀少品なのに拙宅で3枚も使ってしまったのですね…感無量(?)です…(苦笑)。





                           交換完了…最終チェック中!


ドア交換作業中にも室内では吹抜け部の窓の網戸の交換が。 特注品の「スペシャル網戸」です。 「スペシャル」とは言っても、サッシとの間に隙間が出来ないようにな
ったもので、当然そうなっていなくちゃならなかった当たり前の網戸です。。


          こんな高い所に開閉式(フリッパー式)を選択したこと自体が??。 掃除等の手入れはどうやって?


一方でキッチンでは、カラカラと異音が出ていた換気扇のファンモーターの交換作業。

  
                       僅か3ヶ月でのトラブル。 原因は一体?


続きましてサッシの化粧枠の交換でございます。 このダブルハングのサッシ使い勝手はとてもgoodです。 上下どちらにでもスライドできますし(網戸ももちろん上下します)
開口も大きくデザインも好きです。 けど、飾り枠には取り付け部を考慮した「寸法的な遊び」があるのですが材質が樹脂で柔らかい為、ビス留めすると部分的に波打って
しまっています。 今回は新品の飾り枠を準備し、サッシのケーシング部を若干削る等の処置をして貰って…。



                このサッシを数多く採用したので結構な時間がかかりました…(妻談)

この日の作業監督は勿論S課長。 総勢…結構な人数でした。



[7月23日]

天候待ちだった「外壁塗装(部分的なやり直し)」。 ムラが目立つ東面と南面の一部の吹き付け塗装です。





          スゴイ機材! 晴天…というより猛暑のグアム・モードの天候の下、作業が続けられました。
          ご近所の方々から「一体何事なの?」との声が多く聞かれました。。


壁面の塗装と並行し、玄関側では、外構工事で作ってもらった「ブロック壁」にも塗装をしてもらいました。 実は、モルタルを塗った後もそのまま放ったらかしの状態にしてい
た為モルタルにヒビが入ってしまっていました(これはもちろん施主側の責任です)。 S課長から『ついでに塗りましょう』と言って下さったのでお言葉に甘えさせてもらいました
(「ついで」で出来るものではないことは十分承知しています)。



          外壁の色とは違い、ベージュを白っぽくして石のような模様が入ったブツブツの塗装です(変な
          説明ですが)。 モルタルと比べると段違いのクオリティです。

7月18日と23日の手直し工事は平日だった為私が立ち会うことができなかったこともあって、工事の結果や今後のスケジュール…そして一連の不具合についての三井ホー
ムとしての見解がまとまったとのことで、7月24日夜9時にS課長の訪問を受け、話合いの場を持ちました。


                          三井ホームからの見解書です

書類の内容は「Rコンに関する報告書」、「一連の不具合内容とその原因及び対処内容」、「拙宅工事期間中に於ける工事記録書抜粋」です。

「Rコン」については、OSBやEPSのメーカー名、成分、使用されている化学薬品や接着剤について詳細な説明がされています。 但し、これらの成分と異臭の因果関
係は現時点でははっきりせず、三井ホーム社内でも同様の件で「正式に会社として対応した事例」は全国で1件のみだそうです。

「拙宅のRコン問題」の今後の方向性としては、近日中に三井ホームによるVOC測定をして頂くことになりました。 但し、VOC測定は国土交通省所管の(財)住宅リフ
ォーム・紛争処理支援センターにもお願いしていますのでダブルでの測定となります。 又、異臭の原因が天井面や屋根裏部の温度の上昇との因果関係も考慮されるこ
とから屋根裏部に換気設備を設置する方向で検討して頂くことになりました。 併せて天井部の断熱施工も検討中です。 三井ホームでは今後DSP(旧Rコン)が「標
準装備」になるそうで(初耳でした!)屋根裏換気の必要性を現在社内で最終検討中のようです。 従って、拙宅での対処内容は当面、トライ&エラー的な内容になる
可能性もありますが『住み心地の良いマイホーム造り』の実現に向け期待したい…と思います。 尚、現在もDSPの接着に使用されている接着剤「Do-All-Ply」は今
後、国産品に切り替わる様です。

この「Rコンの問題」について、『三井ホームとしては前例が殆ど無い』という回答がでしたが、私たちがこの問題をこのHPで公開した直後から『我家でも同じ指摘をしたの
に「しばらく様子を見てくれ」挙句の果ては「家具類などが新たに置かれているので原因はわからない」などと言われて泣き寝入りの状態です』というメールを何通か頂きま
した。 恐らく同じ様な事例は他にもあるのだと思いますが、現場サイドで話が止まってしまっているのではないか? こういう状況を会社としても真摯に受け止めて欲しい
旨S課長へ要望しました。

「拙宅工事期間中に於ける工事記録書」については、これは私自身の気分の問題かも知れません。 些細なことではあったけれどウソの報告が連続したことで『この家の
工事は会社として本当に監理されていたのだろうか?』…との怒りに満ちた思いで三井ホームに要求しました。 今回S課長が準備下さった書類は一見して「施主が見る
べきものではなく、見なければ良かった」と思える程の内容で工事期間中の数回の社内検査でアチコチの不具合が指摘されていたようです(勿論、完成時には全て修復
されている訳ですから何も問題はありませんが)。

S課長との話し合いは深夜にまで及び気が付けば午前様に…。 拙宅の不具合とは関係ない話題…断熱・気密について等…理論とは別に実際問題として夫々の地
域に合った家の建て方を体験談から色々とお聞きしました。 最初の打ち合わせ段階でこういう話が聞けていたら、拙宅ももっと違った仕様になっていたでしょう。。 営業
さんや設計士さんとの打ち合わせでは、間取りとか後付部材の確認だけ(それでも大変でしたけど)で断熱や換気について質問すると『標準で十分ですよ。 それに特殊
な仕様にすると\が大幅にUPしますよ!』と言われてそれっきり。 実際はそんなことなかったんですね〜…後悔! 




徐々に『明るい兆し』が感じられるようになってきました…そう思うようにしようと一生懸命なのです。 …週末の27日気分良く『さぁ〜お出掛けしよう!』と・・・・





「新品のドア」のノブに手をかけ・・・・



ドアを押しました・・・・



目に飛び込んで来たのは真夏の日差し・・・・



耳にも飛び込んで来ました・・・・?






バキバキッ! ミシミシ〜バキッ!






(次回UPにつづく。  一体どうなってしまうのかぁ〜!)