『打ち合わせ〜設計士さん登場!』


11月3日「文化の日」、いよいよ私たちの家を担当して下さる設計士さんとの打ち合わせ。三井ホームの事務所で待ち合わせし、初の顔合わせ。 『O先生』(以下Oさ
ん)という大柄ながらいつもニコニコした表情の「優しそうな熊」といった感じの設計事務所の先生である。 勿論、担当のKさんも同席して頂き終始和やかなムードで話が
進んだ。 驚いたことに、このOさんは既に私たちがグアムに購入した土地の下見(現地調査)にも足を運んで下さっていたそうで、細かい面で土地に合った細かいアドバイ
スを頂きながら、図面を修正していく。

ビックリしたのは、平面図ではなかなか読み取れない立体的な構造をテーブルの反対側(私たちと向かい合って座っているので)が私たちから見易いように手書きでスパ
ッ!スパッ!と鉛筆で書きながらわかりやすく説明してくれる。 立体的な絵は正面から書くのも難しいのにどうしてあんなことができるのか夫婦揃って唖然として見ていた。

無駄なスペースと隠れたスペースを組み合わせながら、私好みの(?)「影に隠れたPCコーナー」もできた! 窓の大きさ・タイプを部屋内から見た印象と外観から見た印
象を織り交ぜて詳細に説明して頂き、その都度都度で営業担当のKさんがコスト面のアドバイスをしてくれる。 この日は5時間程の打合せで1Fの間取りがほぼ確定し
た。

その後毎週土日の何れかの半日は設計のOさん、営業のKさん、そして私たち夫婦で「2F間取り」、「内装・造作物」、「照明スイッチ・コンセント位置」、「外観・外壁」
の打合せをこなしていく(本当に「こなしていく」という言葉がピッタリ。打ち合わせ自体は結構ハードです)。

中でも困難を極めたのが外壁と屋根の色。 自分達が建てようとしている家の平面的な感じは理解できても、「実際に色がついたらどんな風に見えるのか」意外にイメー
ジできないものである。 そこでOさんに無理を言って、着色していない外観図を作成してもらい(とても手間がかかったようです)、メールで送ってもらった。 それにフォトショ
ップで色を付け…そんな作業を何度も何度も深夜(早朝)まで繰り返したのである(子供達は「お父さんPCで塗り絵なんかしてどうしたの〜?」とかなり冷やかし気
味・・・)

    

こんな感じのものを50パターン程作って、夜な夜なPCでスライドショーをして私たちは思いっきり悩むのであった。 『三井ホームの家って黄色っぽい家が多いような気がする
し、実例集にも一杯出てるから、黄色はやめようね。 だって、ウチは「貧乏バージョンの三井」だから「金持ちバージョンの三井」の人から笑われそうだから全然違う色にし
ようね!』と言っていたのに、散々悩んだ挙句やっぱり無難に(?)『やっぱ、黄色にしようか?』ってことになりました。

でも、その「黄色」も結構大変なんです。 だって何種類もの黄色があるから・・・。 それにサンプルが50センチ四方位の大きさなのだが、それが壁一面の大きさに広がっ
た場合の色感が想像できない!・・・設計のOさんも営業のKさんも口を合わせるように「そのサンプルでは暗い感じに見えますが、日光が当たって壁一面の状態だと、か
なり明るい感じになります。」・・・と言われても全然わからない! もうエネルギーが尽きて「この色にします!」と言って指を指したのが「フィオーレ・イエロー」という黄色。 こ
の時の心境はまるで無実の人間がウソの自白を強制され、楽になりたい一心でウソの自白する時のよう・・・OさんもKさんも「ゆっくり考えて下さっていいですよ。」と優しく
言ってくれるのが逆にプレッシャーに感じるのでした。

でも、家に帰って、やっぱり気になって、「ウソの自白をしたこと」を後悔するのでした。 「フィオーレ・イエローはやっぱり明るすぎる」ということになって、翌日「色についてもう一
度打合せをさせて欲しい」とTELを入れることになったのです。

こんな風に、一旦は「決めた!」と思ったことが、暫く時間が経つと「ちょっと待てよ。 あれでよかったのかな?」という感じになり、再打合せとなった項目がかなり多くなりまし
た。 OさんとKさんには本当にお手数をおかけしました。