南風のたよりNo85


    ドゥマゲッティー便り


       小さな、話題


     ドゥマゲッティー便り・だよ

       たまにはドゥマゲッティーの街中便りみたいなものも書いてみようかと思ってコンパクトデジカメを持ち出してみました。しかし、私には見慣れてしまった風景ばかりで何を撮れば良いやら、何を書けば面白いのか分らずであります。と、言う事で、とりあえず、どこか適当に写真でも撮って、いんちき紹介文でも書いてみるか・・・へへへ、インチキですぞ。BR> 場所は日曜日のチャンゲ(市場)周辺でした。日曜日は、山や近郷の村から収穫した作物を売りに来る人が路地に店を広げているのでとても賑やかです。売っている物はさまざまで、イモ・バナナ・野菜・花・竹カゴ・刃物・・・毎週水曜日のマラタパイの市とほとんど同じような物です。しかしドゥマゲッティーでは日曜雑貨は他に沢山売っている店が有るので、それらは見られません。そして、魚もチャンゲの魚市場が優勢なので出て来ません。もっぱら山の人の手作り野菜や竹や籐製品などが商品になっています。


      野菜売りです


     良くよく見て歩くと本当に色々なものを売っています。鍛冶屋は手作りの山刀や鋤き鍬を売っているし、焼き物屋は素焼きの赤土色の植木鉢や七輪の親戚のようなコンロを売っています。拾い集めたビニール袋やプラスティック容器を洗って売っている人も居ました。筑波のガマの脂売りのようなインチキ薬の口上売りもいます。この口上売りは毎週日曜日はドゥマゲッティーのチャンゲの角に立ち、水曜日にはマラタパイに居ます。色付きの粉とベビーオイルにハーブとメントールを入れた物なので害にはならないと思いますが、何かに効く事も無いと思います。それでも毎週口上売りの周りには黒山の人だかりができるのは何故なのでしよう。


      タイヤで作った植木鉢です


     ついでにチャンゲの中も撮ってみました。チャンゲは中がうす暗くて中々上手に撮れません。フラッシュを焚くとマンゴーなんかは光って飛んでしまいます。
    さて、今はバナナとマンゴーとパイナップルなどのいつでもある果物しか見当たりません。ジャックフルーツが少し見られましたが未だ少し時期が早いようでした。バナナとマンゴーは一年中有るし、いつ食べても相当に美味いのですが、完熟で最高に美味いのはやはり3月ごろから4月頃の夏場に限ります。
    昨年の今頃、1キロ35ペソ〜40ペソだったマンゴーは50〜60ペソになりました(1キロで中くらいのが4個)。最近は天候が不順で夜中に豪雨が振ります。もっとも雨季ですから降っても良いのですが、その降り方凄まじい物で、マンゴーの身を落としてしまうようです。値上がりの理由は品薄とガソリンだと言う事です。


      チャンゲの果物と野菜の棟です・・・中央の赤い服の女性の隣の大きな篭はバナナの運搬用です。


    チャンゲは二つの大きな建物で構成されていて、野菜や果物の棟と肉と魚の棟に分かれています。肉の売り場でとり肉は売っていますが、卵はどう言う訳か野菜と果物の方に有ります。日本で卵は物価の優等生などと呼ばれて、値上がりしない物の代表のように言われていますが、ドゥマゲッティーでも卵の値段は安定していて、鶏肉が3割り以上も値上がりしているのに、ほとんど値上がりしていません。
    野菜と果物の棟には、良く見ないと分らない隅っこにトイレや洗面所が有って、この一角では泊まり込みの人が生活しているのが伺えます。そして、このスペースの一番奥はチャンゲで働く人達の食堂が列んでいます。
    MDSの弁当のおかずは自分達でも蝶理しますが、数が少ない時には作るよりも買った方が安いのでここに買いに来ます。


      チャンゲの果物屋兼たまご屋・・・手前のグリーンのフルーツはマンゴーです。


     マンゴーの袋掛け

     マングナオの私の家の真ん前には大きなマンゴーの木が有ります。私がここに住んでからこの木から実が取れた事が有りません。花は咲くのですが落花や落果で収穫出来たためしが有りませんでした。今年は花が咲いた時期に雨も風も無く無事に実を着けました。それでは今年こそはと言う事で、早々に袋掛けをして実を守る事にしました。袋掛けは実を虫から守ったり傷の無いきれいな実を取ったりする為には絶対必要な儀式なのだそうです。
    そうでした、袋掛けの前には業者を呼んで害虫駆除の消毒もしたのでした。袋掛けも専門業者がいるらしく、お金を払ってやってもらったようです。マンゴー一個を収穫するのにもなかなか手間が掛っているのです。このマンゴー、無事に収穫出来た場合、私も少しは食べられると思うのですが、ほとんど売りに出してしまうそうです。そう言う予定で手間とお金を掛けている訳です。


      マンゴーの袋です


     タマゴの中身

     三時〜四時頃になるとおやつ時になります。ダイビングに出ていた日は機材洗いをしながら4時過ぎに何か軽くつまみます。大抵はパンを買って来たり、夕方庭先に現れるおばちゃんから、バナナキューやカモティキューとルンピアを買って食べたりします。
    ドゥマゲッティーではパンはとても安く、しかも種類がたくさんあります。ケーキのようなパンから堅いフランスパンのような物まで様々有ります。不思議な事に日本では大流行りの調理パンの類いは全く見られません。たぶん気候と温度の関係で直ぐに痛んでしまうからだろうと思います。
    私にはパンを焼く技術が無いのが残念です。もしも出来るならばすぐにでもカレーパンを作って売り出すのにといつも思っています。やれば、大成功間違い無しです。カレーパンとラーメンライスはドゥマゲッティーで絶対に流行ると確信しています。ダイビングで喰えなくなったらやってみます。
    この日は鶏の卵がおやつに出ました。有精卵で他の卵は孵化したのですがこの二つは孵らなかったので直ぐに茹でてバロットになりました。もう孵化してもおかしく無い卵でしたから中身はもう既にヒヨコです。今まではなんとも無く食べていたバロットでしたがこれは見ただけで拒否反応が出てしまいました。しかし、原住民は羽をぺっぺっと出しながら、美味いと言って食べていました。


      卵の中身です・・・日本人で食べられる人、いるのかなぁ?


       臨時休業・・・?・・・早期復帰?

     臨時休業のお知らせを前回出しましたが、まったく無用の心配でありまして、予定通り予約は無しであります。
    仕事復帰は、予定通り7月15日から、間違い無く戻ります・・・夏休みの予約はご心配無く、宜しくお願い致します。
    不在の間、お馴染みのお客様で私が嫌いな方や、現地スタッフだけで良いと言われるお客様はどうぞ御出で下さい。
    より一層、超駑級熱烈大歓迎させて頂きます。
    特に、私BOMBEEなど居ても居なくても一緒じゃねぇかょ、と言われるお客様はこの機会をお見逃しなく・・・ダダとJ-POYが待っています。



    ではまた。


    問い合わせ、質問のメールはこちらです ow807360@mars.dti.ne.jp


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