南風のたよりNo46


    南の島の話し・・2004年 第11号 遠足・No8 バコロドを後に


      BY BY バコロド・・・です

    昨夜は自制心が邪魔をして、どうしても羽目を外す事ができなかった品行方正な私と致しましては、早々と就寝の後、スッキリした目覚めの元、みんなに寄ってたかって叩き起こされた次第であります。
    朝食をマクドナルドでとったのでありますが、またもや金満市民の溢れる様にびっくり仰天であります。
    私達一行の足下は通称スリッパーと言う、ビーチサンダルでありますが、マクドナルドのお客のほとんどはナイキやアディダスのランニング、ジョギングシューズであります。
    お客の出で立ちは、軽快なスポーツシャツにジョギングパンツやトレーニングウェアーであります。みなさんジョギングやウォーキングで一汗かいて、その後マクドナルドで朝食なのでありましょう。ここはニューヨークか、六本木か・・・どっちも朝の風景なんて知りませんが。
    なんともフィリピン離れしたバコロドの風景には私の尻も座りが悪く、早く立ち去りたい思いでいっぱいでした。
    まあしかし、やはりここはフィリピン。セットメニューに御飯物を見つけて、少しはほっとしたのであります。

    バコロドからドゥマゲッティーに帰る一周コースは今度は南へ向かいます。南に向かってしばらくは海岸線と平行に走ります。途中の景色は今まで見たものと大して代わり映えのしないものなのですが、塩田はネグロスでは初めて見た物でした。ここはそれほど雨の少ない地域では無かったはずで、しかも今はまだ乾期にはなっていないし、天然乾燥の塩田が成り立っているのが不思議でした。


    塩田の風景

    遠目には田んぼに見えます


    海岸線を走って行くとすぐ間近にパナイ島が見えました。パナイの前にギラマス島と言う大きな島が有って、その島がパナイと重なって見える為とても近く感じます。パナイ島の首都イロイロまではフェリーやバンカーや飛行機と色々な交通手段があります。次回は是非足を伸ばしてみたいと思いますが今回は時間の都合で断念しました。
    ネグロスオキシデンタルはオリエンタル州に比べると平野部が開けていて、川が多いように感じました。中小の川がいくつも有ってその川は生活に密着した川であることが伺えます。


    漁船の係留

    中国の川口の雰囲気に似ていました


    BOGOと言う街(市)では大きな川が流れていて、川には水上の家があり家の周りには魚捕りの為の「フィッシュトラップ」が沢山見られました。たぶんこの川は干満の差が大きくて引き潮の時の流れが早いのだと思います。上げ潮で登った魚が下げ潮の時にトラップに入るように竹の魚道が造られていました


    BOGOの水上ハウス

    竹の囲いは生け簀のようでした



    アジアのどこでも見られる風景

    奥の方に逆ハの字に見えるのがフィッシュトラップです


    昨日ドラバーのBOBOにもう少しだけゆっくり走ってくれるようにお願いしたのですがあまり効果は無く、今日もBOBOは660CCを唸らせながら目一杯とばしてくれます。お陰で撮りたい風景のほとんどをやり過ごしてしまう結果になり、消化不良になって来ました。水中でもそうですが団体行動では写真は撮れませんね。

          ですが・・・まだしつこく続きます。

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