寒いくらいのカンラオンシティー・・・
カンラオンシティーの近くまで登ってくるとだいぶ涼しくなります。斜面に建つ家はいよいよ本当にへばりついていると言う状態で、雨で崩れたりはしないのだろうかと心配になる程です。
せまい土地を耕して高冷地野菜を栽培していると聞いていたのですが、私の目に入って来るのは相変わらずのサトウキビと芋類、バナナ、葉たばこなどの畑でした。もっとも走る車から見える範囲の事ですから確かな事は分かりませんが。
上り詰めるとカンラオン山の裾野に広がる高台の盆地にでます。けっこう広々した風景で、そこにカンラオンシティーがあります。
樹木や花の違いは有っても、雰囲気としては日本の山裾の高原と良く似ています。
シティーと言っても目立った建物はシティホールだけで、その中に役所と病院、警察等の行政機関が納まっていて、裏手に小学校が有りました。田舎町のギホルナンやバイスでも見られたスーパーマーケットのような物も無く、昔ながらの市場と雑貨屋が有るだけのようでした。
バスターミナルにはセレスのバスも有り、サンカルロス経由バコロド行きや、ギホルナン経由ドゥマゲッティー行きが出ていました。
カンラオンシティーからはバコロドに出ればたいがいの用事は済んでしまうが、ミンダナオやシキホール、ボホールへの交通の便を考えるとドゥマゲッティーへ行くバスも必要なのだとBOBOが教えてくれました。
セレスのターミナルとは別の場所で発車を待つジプニ−が停まっていました。ジブニーには屋根まで人が乗っています。この状態であの坂道を下って行けば、私なら間違い無く振り落とされてしまうと思います。
カンラオン山は活火山でいつ噴火してもおかしく無いらしく、写真左半分の火口はそれほど古い噴火では無いとのことでした。
私達はここで引き返したので、この先の道路がどうなっているのかは分かりませんが、BOBOの話ではカンラオンのすぐふもとまで平坦な直線で、そこからはまた転がり落ちるように下るのだそうです。
まだまだ続きます。
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