バコロドへ向かって、出発
一度、ネグロス島をひと回りしてみたいと思っていました。
今回ちょっと時間が空いたので・・・いや、そうです、いつも暇なのですが、季節もお日柄も良くと言う事で、ネグロス島一周1泊2日の旅に出てみました。
ネグロス島はけっこう大きな島です。フィリピンでは4番目に大きな島で、13328Iの面積が有ります。四国の面積が約18000Iですから、ひと回り小さい感じです。海岸線に沿って一周すると800H以上と言われましたが、私は途中からショートカットしてマビナイと言う景色の良い山間部を抜けて来ました。
初日の目的地、折り返し地点とでも言うべきバコロドを見てみたいと言うのが一番の目的でありました。
バコロドはネグロス島最大の都市で、古いガイドブックのデーターですが人口30万人以上で、ドゥマゲッティーの3倍の人口が有る大都市と言う事になっています。それを観ずしてネグロスを語るなかれ、とは誰も言ってはいないのですが、知ったかぶりを基本、旨とする私BONBEEオヤジは観ておかねばならぬと言う使命感に燃えていたのでありました。
本当は、うちのスタッフのジェフリーが、バコロドは美人の産地と言い張るのを検証したいと言う絶大なる目的が密かに隠されていたのでありましたが・・・。
我々一行は総勢7名でありまして、大人の男7人が軽トラに、ごろごろと荷物のように積まれて一周およそ700キロを旅するわけでございます。荷台には大きなクーラーボックスにビールが50本、水とコーラの1リットルが10本も積まれ、まさにスタッフの遠足状態でドゥマゲッティーの街を東に向かって出発したのでした。
荷台では、はしゃぐジェフリーの歌声が楽しく響いたいたのでありました。
セブラン〜サンノゼ
ドゥマゲッティーを出て一番最初のとなり街は「セブラン」になりますが、ここはほとんど街続きでシティーリミットの看板を見逃せばここいらもドゥマゲッティーだろうと思ってしまう街です。
ドゥマゲッティーは学園都市と言われ、クリーンなイメージの強い都市なのでお色気産業は禁止されているのであります。具体的に言うとフィリピンでちょっとした都市なら必ず有る「ゴーゴーバー」または「ビキニバー」なるものが無いのです。そのためにその手のお店は、禁止されていないセブランに集中しています。しかも客はドゥマゲッティーから来るのですから市の境目、ドゥマゲッティーに近い程良いわけで、シティーリミット付近に集中しているのです。
もう一つセブランの特徴は、セブ島への渡し船のキーステーションとなる港、桟橋がある街として栄えています。
次の目立った街は「サンノゼ」であります。フィリピンと言う国は意外に人口密度が高く、街から街まで人家の無い場所と言うのは皆無と言っても過言では有りません。ウッヒャーと思うような山奥でも、アレマァーと思うような小さな島でも人が住んでいるのであります。厳しい条件には慣れっこで、水が無くても、電気が無くても平気で暮らせる忍耐強い国民性ではないかと思うのであります。ですからセブランからサンノゼへの道もだらだらと、ぽつりぽつりと民家が点在して、どこが境目かいなぁ−と言う感じで、気がつくとサンノゼの街中なのであります。
サンノゼの街の名物、ランドマークはまったく役に立たない信号機ではないかと思います。誰が何の目的で設置した物やら。たぶん、教育的効果を期待して作ってみたかったのでしよう。と、思うのでありますが、停電の多いこの辺では電気仕掛けの信号を思いつく事自体が無謀ではないかと思うのであります。
まだまた続きます。
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