南風のたよりNo105


    ドゥマゲッティーから、の便り


       雨・・・

     雨の多い日が続いている・・・九月末から、ずっーと、晴れたかと思うとすぐに天気が崩れると言う日を繰り返している。
    そのせいだと思うのだが、海の透明度も今一の日が続いている。
    とくに、流れ込む雨水、川水の多いネグロス島側は透明度が落ちている。
    そして、真水の冷たさを感じさせるサーモクラインに出会す事も多い。
    雨が多いと総てが困る・・・農作物やフルーツだって降りすぎる雨には困っているようで、マンゴーなんかバカ高い値段になっている。
    ガソリンの値上がりが追い討ちをかけているとは言え、今、ドゥマゲッティーのマンゴーは1キロ70〜80ペソもする。
    大きなものだと三個で1キロ位だから、日本円で1個70円程度になっている訳だ。
    一昨年、ガソリンの狂乱と天候不順が始まる以前は、1個30円だったのだが・・・。
    総ての値上がりの元凶はガソリンなのだが、今月は43,7ペソになっている。
    そして、ペソに対して値を下げている日本円が追い討ちをかけているので、1リットル日本円換算で118円になる。
    このガソリンの値段はフィリピン人の懐には強烈な打撃になっているようだ。
    今週・・・10月20日頃からドゥマゲッティーの学校は試験休みで、一週間から十日間、学校が休みだ。
    そのせいで車やバイクが少ないのも一つの理由だが、登下校に関係ない時間帯でもハイウェイの交通量は確実に減っている。
    不要不急の用事・・・いわゆるスロイ・スーロイ(散歩)でバイクや車に乗らなくなったのだ。
    いやいや、乗らなくなったのではなくて、乗れなくなったと言う方が正しいのか?
    ガソリンが押し上げている物価に、末端の人達ばかりではなく、今まで普通に生活出来ていた人たちが息切れし始めている。
    私も、日本円のパワーダウンと物価高と、参った人達が寄ってたかって申し込んで来る借金に息も絶え絶えで、いつまで持ちこたえられるのか?と言う日々が続いている・・・これ、冗談ではない。

       火事・・・

     ええっ?また火事の話しかよ、と思われるかも知れませんが、火事が本当に多いのです。
    パッケージ旅行以外でドゥマゲッティーにお出でになった方は、特に男性なら「日本人経営」と言われたカラオケバー「グローベル」をご存知だと思いますが・・・燃えました。
    綺麗に燃えて、更地になって、新しいビルが建つのを待っています・・・噂ですが、本当でしょう。
    と、言う事で、火事はとても計画的で、上手に燃やすのです、安全にねっ。
    だから、風が強くて類焼がひどくなりそうな日なんかはやらない、と言う事のようです。
    ここは、先月燃えたガソリンスタンドの同じ並びの通りに当たります。
    ドゥマゲッティーはベルタワー・カテドラルチャーチの辺り、今のチャンゲ(市場)から街が発達したので、この界隈はとても旧い建物が残っています。
    これらを片付けるのには燃やしてしまうのが一番ですから、これからもこの界隈では火事が多いだろうと思います。
    グローベルが火事になった時に、道路を挟んだ向かい側の一部も綺麗に燃えました。
    まるで、ここからここまで燃やすから、と事前協議がなされていたような消火活動であったと、もっぱらの噂ですが、真偽の程は・・・多分本当でしょう。
    そう言えば、数年前、消防署の隣の古い木造の建物が燃え落ちて「消防署の火事」としてフィリピン中の笑い者になった事がありましたが、今にして思えばあれも、コレが目的だったのでしょう、ねっ・・・ああ、フィリピンですねぇ。

     マッサージ・・・

     ドゥマゲッティーにタイ式マッサージの店ができたのはもう4〜5年前になるのかと思う。
    1号店はドゥマゲッティーで一番両替レートの良いオプティマス両替屋の向い側だったと思う。
    手探り状態で始めたようで、その技は幼稚なもので、私としては満足出来るものではなかった。
    まあ、それでもマクタン辺りで看板だけ立派でバカ高い料金の日本人観光客専門のマッサージ屋よりは増しだったが。
    その後、タイ・ボランとか、ボラン・タイとか、今年に入ってはオリエンタルとか、△□○※だとか・・・随分出来た。
    しかも、タイ式に負けじと「指圧」の看板やら「スゥエーディッシュ」なんて謳う店も出て来て、マッサージファンの私としては、なんだかとっても嬉しいのです。
    料金は・・・ドゥマゲッティーでは「人手」はタダに等しい、が基本ですから、マッサージも例外ではなく、とても安いのです。
    タイ式マッサージ1時間で150ぺそです(295円)・・・足から始まって頭のてっぺんまでたっぷり正味1時間で150ペソは格安でしょう。
    本場のタイでも、安い所で150バーツですから(580円)ほぼ半額と言えます。
    しかも、三千円の半額ではなく、500〜600円の話しですから、なんとも気の毒な程に安くて、申し訳なくなります。
    なんて殊勝な事を言いつつ、私個人は「お客さん五人連れて来たら俺は100Pだろう?」なぁーんて事を言ったりするのですが。
    MDSではお客様が一定の年齢から上の人が多いので、夕食後のマッサージは定番化しつつあります。
    以前はひたすら酒ばかり飲んで夜を過ごしていたので、最近は相当に健康的だと、ダイバー向けだな、と・・・。
    しかし、これがなかなか行き先がまとまらないのが頭痛の種なのです。
    Aさんは、タイ・ボランの怪力男が良いと言い、Bさんはボラン・タイのチャーミングなあの娘が良いと言い、それぞれのお気に入りが出来てしまうからです。
    結局はリクエスト通りにそれぞれの処に降ろして、また頃合いを見て回収に廻る訳ですが・・・。
    そんな流行のマッサージ屋の中で、オリエンタルは何故かお客さんにもスタッフにも評判がイマイチなのです。
    理由は良く分かりませんが、オリエンタルに行くと私BOMBEEの決りの娘がいるのです・・・この娘が、これまたとてもキュートな訳です。しかし、この娘は選択肢に入らないので、なんとなく、お客さん方は気分を害するようです。
    ドゥマゲッティーでマッサージに行かれる方は、是非オリエンタルに行って「キュート」を指名して上げて下さい。
    彼女らは歩合制なので喜ぶと思います・・・名前が「キュート」ですから。

     こんな物・・・

     わざわざ書く程の事でもないのだけれど・・・じゃあ書くな、と?
    でも面白いし実用的なので紹介します。
    写真の通り、とてもチープな充電器なのですが、私はこれを携帯電話の充電器に使っています。
    220ボルト専用となっていますが、日本の100ボルトでも使えます・・・私は使えています。
    12ボルト〜3ボルトまで6段階の切り替えと、50/60hzの切り替えと、5種類の接続端子を有して、値段は130円でした。
    600mAと言うのが、どうなのか、良く分からないくせに使っていますので、万が一何か在っても知りませんので、お土産に買う時にはそれなりに覚悟して下さい。
    余談ですが・・・どうして日本の電気製品のチャージャーって、どれもこれも全部違う形状にするのでしょうねぇ?


      便利なチャージャー

       ではまた。


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