南風のたよりNo104


    ドゥマゲッティーから、の便り


     流行り目・・・結膜炎、か?

       マングナオとドゥマゲッティーの一部で、結膜炎の様なものが大流行している。
    地元原住民一族が感染しても、少し目が赤くなり、涙目になったり、多少痒いなんて言う事で簡単に済んでしまうようだ。
    が、しかし、大和民族がこれに感染すると、結構大変な事になる・・・まあ、私だけなのかも知れないが。
    始まりは左目ひとつだったのだが、やがて右目が巻き込まれ、そして、徐々に全身の粘膜が病原菌に侵され、そして蝕まれるのであった。
    地元、ドゥマゲッティーやセブには抗菌目薬は売っていない・・・なんて事を別な所に書いたのだが、セブで買い求めたAlconと言う目薬は立派な抗菌剤だった。 しかし、インターネットで成分などを調べてみると、一番最初に農薬なんかでヒットするのである・・・うーん、強烈に効きそうな気がする反面、ちょっとばっかしムムムムッと言う気がしないでも無いが。 まあ、放っておいても治るらしいし、特別な特効薬は無い、と、これもインターネットから情報を得たので、大人しくしておきます。

     ドゥマゲッティー〜セブ

     この度、ドゥマゲッティーからセブに行くのは、ファーストクラフトとセレスバスの接続が一番である、との結論に達した。
    朝の始発がセブランを5時で、それから1時間おきに1本の割合で出発して、リロアン側で待っているセレスのエアコンバスに接続している。
    セブランまでどうやって行くか、その問題さえクリアーできれば、この方法が一番早くて楽だと思う・・・MDSのお客さんならセブランまでお届けしますよ。
    かつてお勧めしていたドゥマゲッティーのセレスターミナル発、セブ・サウスターミナル直行便は、うまく時間帯を選ばないと、多くのバスがモアルボアル〜バリリ経由となり遅いので注意が必要だ・・・それともう一つ、割合マメに調べているつもりでいるけれども、何分にもここはフィリピンでありますし、調べてる人がいい加減ですし、予告も無く突然の廃止や変更なんて言うのはいつもの事ですから、すべては参考程度にして下さい。
    もっとも、時間に余裕があって、急ぐ旅ではない人には、セブ島の裏側の鄙びた街や村を見る事が出来て、バリリ経由も悪く無いとも思うけれど・・・。
     セブからドゥマゲッティーに向かう時も、サウスターミナルを丁度の時間・・・7時とか8時とかで、こちらも1時間おきに出ているオスロブ経由のバト行きのエアコンバスに乗るのが良いと思う。
    これはハイウエーから廻り込んで、リロアンのスーパークラフトターミナルに立ち寄るのでとても便利だ。
    しかも、セレスの到着とスーパークラフトは有る程度の余裕をみて接続しているので、上手い事に、早くても遅くても長時の接続間待ち、と言うのが無い。
    料金的には、パムボートとブィハイヤーが最安値で、時間的にもセレスより早いかも知れないが、快適度はセレスにかなわない、と思う。
     そして、もしも成田空港や関空から朝出発のマニラ便に乗れる人なら、その後、セブに4時半頃に到着する国内線に乗ってくれば、6時半出発のドゥマゲッティー直行便のバスに楽々間に合う。
    この便で来て当日の夜、11時頃にドゥマゲッティーに到着してチェックインするお客さんの感想では、大して疲れる行程でもない、との事でした。

     調べても居ないのだが、聞いた話では、しばらく前からセブパシフィックエアーがセブとドゥマゲッティー間に飛んでいるのだそうだ・・・たぶん、2時頃に飛んで来るアレ、かな?・・・だとすると、あまり有用ではない様な・・・。

      おっさんの自慢ばなし

       おっさん・・・とは誰なのか?けっしてMDSのbombeeではない、謎の日本のおっさんである。
    見た目も、雰囲気も良く似ているな、と、bombeeおやじを知っている人は思っているかも知れないが、ここに登場するのは、謎の日本人のおっさんである。
     おっさんは、魚とりに凝っていて、スピアガンを振り回しては人様に迷惑をかける程に狂ったおっさんである。
    一説によると、おっさんは結構潜り込んでいるダイバーで、既に窒素で脳味噌がウニ状態だとか・・・もう一説ではただの酔っぱらいだとも。
    さて、そんなおっさんなのだが、彼はとても下手くそなスピアフィッシャーマンであった・・・過去形のところに要注意、だ。
     ある日、おっさんはいつものシキホール、ドンディスコへ出向いたそうな・・・もちろん、スピアガンを背負って、お伴のノノイもいっしょにさ。
    おっさんは、ノノイとトーピンとリチャードにバカにされ「ニモー・・・カ?」なんて言われながらも、この日は予感めいたものが有ったのだとか。
    結局、おっさんは一緒に潜ったノノイが足元にも寄れない程の大差をつけて魚を捕って来た。
    喰ったら最高に美味いと言われるアザハタを2尾と、これも美味いスジアラと、雑魚とも言えるアオブダイなども撃って来た・・・型も申し分無かった。
    まあ、おっさんはダイビングはもともと下手ではないので、慣れればこんなものか、と言う感じはしていたのだが、これほど急速にノノイを凌駕するとはちょっと驚きでは有る・・・いやいや、3連続おっさんの勝ちなのでマグレではないだろう、と思うが。


      謎の日本人のおっさんと獲物

      フィリピンには釜は無い?

     ダーウィンのフェスタがあって、マッツの家に呼ばれて行った。
    マッツの奥さんのジーマはとても料理がうまくて、呼ばれて行くのはいつも楽しみだ。
    この日はダイビングが早く終わったので、さっさとシャワーを浴びてトーピンとノノイとお客さんも一緒にダーウィンへ向かった。
    到着すると既にマッツや息子のマタンやその友人達がビールを飲んでいた。
    当然我々もその中に加わって、フィリピン流駆けつけ3杯をやっつけて、素早くほろ酔い状態に突入する。
    と、料理も出そろって、ビールを止めてラム酒に移った頃に、入り口から「美女」が3名入って来た・・・暗がり分を割り引いても、まあ、ムフフフ、であった。
    何よりもスタイルがとても良い・・・うーん、マタンの大学の友人にしては少し年齢が、そして、おやじの勘が、何となく違和感を感じていた。
    そのとおーり・・・ゲストはオカマさん達、だとケビンが教えてくれた。
    そして、masayaはレディーボーイ(LB)が好きなのか?・・・俺が紹介するからと言って私の手を引いた。
    LBたちは少し暗がりに腰掛けて、酒は飲まずにコーラで静かに食事をしていた。
      私はケビンに紹介されて、LBの隣に座り、話し込んだ。
    ミンダナオのゼネラルサントスから遊びに来ていて、仕事は不動産屋のオフィス勤務だと言った。
    そのうちの一人が、ボーイフレンドを探しているんだけど、お前はどうだ、と訊いて来た・・・おっと、来ましたよ、と。
    三人のうちの一人が、私はマタンの恋人なのだと言い、しかも、ジーマもマッツも公認だと言い出した。
    私はケツからロケット噴射して飛び上がりそうな程に驚いた、が、真偽の程は確かめなかった。
    何となく嘘っぽいなぁ、と思うし、何より、ゼネラルサントスとマタンの接点が理解出来なかった。
    しかし、ナニであります・・・こんなダーウィンの田舎にも普通にオカマが存在して、ノーマルなパーティーに華を添えていると言うのが、なんともフィリピンであるなぁ、と思ったのでありました。


      真ん中は真偽不明でありますが・・・どうですか?

      ではまた。


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