A recommended point 


    アポ島ココナッツ 

    ココナッツは飛ぶようなドリフトを体験できる場所として有名です。マムサポイントと比較されてどちらが流れるかと聞かれますが、甲乙つけ難く、どちらも凄い流れです、としか答えられません。
    ただし流れる条件はほとんど決まっていて、流れが止まっているばあいもたまに有ります。
    エントリーしてすぐの浅場は、サンゴとソフトコーラルの回りに、フィリピンでは当たり前に見られる、ハナゴイやキンギョハナダイの群れを見て深度を下げて行きます。流れが程よい時には快適です。
    流れの無い場合はギンガメアジの群れは浅場に固まっている事が多く、深く行かずに表層に注意しながら進みます。エントリーして10〜15分くらいで砂地が見え始める辺りで、ギンガメの群れに出会う事が多いようです。数にして1000は優に越すと思います。
    この砂地は水深20メートル位からなだらかに下がって行きますが、良く見ると、ダルマガレイの類いやハゼの類いの宝庫でもあります。ハナギンチャクを見つけたら是非覗いて下さい。マルガザミなど、何かが隠れています。
    途中のドロップオフでは、ムレハタタテとカスミチョウチョウウオとアカモンガラが壁のように群れています。
    その少し沖目には、タカサゴやウメイロモドキが見られ、良く見ているとそのまた沖側に、カイワリやツムブリ、スマなどが走っている事があります。
    ココナツの流れを物語っているものとしてツボカイメンが挙げられます。ココナッツのツボカイメンは口をヘの字に曲げています。流れが激しい為丸くなる事が出来ないのでしよう。とてもひょうきんな顔をしています。
    ドロップオフでもギンガメの群れに出会う事が有ります。流れていれば深めに出ますし、止まっていればやはり浅場に居ます。浅場にいる場合は回って玉になっています。この中に突っ込んでも魚は散りません。人を軸にして回り出します。仮に散ってもすぐに集まりますから、後続のパーティーに気兼ねして遠巻きに写真を撮るなどと言う遠慮はいりません。がんがんまん中に突っ込んで撮るのが良いと思います。
    深場でギンガメが泳ぎ回っていてまとまっていない場合は、ロウニンアジが回ってくる可能性が高いです。1メートルを越す大物が音をたてて流れを遡る様は圧巻です。潮が止まっていても少し深めの大きな岩の回りを丁寧に見て行けば、ロウニンアジを発見できます。ギンガメVSロウニンアジは季節限定で、4月半ばまでが良いようです。
    ダイビングの後半は水深10メートル位の砂地を安全停止方々ゆっくり進みます。この砂地でもジョーフィッシュ他の砂地の住人で退屈する事はありません。

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