手順などを残すため、写真を取った。なんせ、同じ作業をするのは
一年後なので、一度位やっても忘れてしまう。農地や山の境界もおおよそ
はわかるが、飛び地もありわかりづらい。
追記:2005年度より新潟県内の農協から買うコシヒカリの苗が全てコシヒカリBL
というものに変わった。これは、いもち病に強いという形式的理由よりも、市場で
出回る偽魚沼コシヒカリ対策のためのDNA同定をしやすくするためという向きが強い
ようである。(財界新潟5月号参照)
「百姓とは何か」についてhttp://www.taihiya.com/kiso/syusan.htmに興味深い
記述がある。
2006 春 夏 秋 冬
2007 春 夏 秋 冬
2008 春 夏 秋 冬
============= 米作り ============= 田の面積を測る単位は、主に「反と町」を使う。1町=10反である。10a=1反、100a=1ha=100X100平方メートル(100m四方)。つまり、1反は約30m四方。 俺んちは1町2反、などという。天候やその他の状況により、この1反で8−9表取れる。1表は60Kgで昔ひとり平均一年間に食べる米の量(?実質成人はその2倍くらいか)の目安であった。 しかし、多くの兼業農家は第二種兼業農家(農業収入以外の収入のほうが多い農家のこと)でも、田植え機、コンバイン、乾燥機、軽トラなどを買い揃え、農作業場なども保有するゆえ、所得を得る手段というよりも趣味と実益を兼ねた副収入源になっている。米でやっていくには3−4町はないとだめだろう。実際、1町の耕作面積をまかなうものと同じ設備があれば、3−4町耕作することも可能である。 (単位) 1畝=1アール=100m^2=10m X 10m 1反=10アール=33m X 33m=50m X 20m 1兆=10反=100アール=10000m^2=100m X 100m 田植 4条植えとか6条植えの田植え機が主流。8条が最大か? うちは3日間位で終わる。子供のころは手植えだったため、「ころ」をつかって升目をつけてから植えていた。近所総出で行ったものだ。機械でも、苗の移動や肥料供給や植え直しで最低2人必要になる。一反当たり苗箱で(20+2)枚、肥料20Kg必要になる。苗1枚700円(箱を洗って返すと50円backされる。伏せ直し文が2枚)。 全部でコシヒカリ(65+70)、 コシイブキ(50+45)枚の苗をつかう。しかし、年に2−3日しか使わない300万円の田植え機(半額は補助)を所有することはなんと非効率なことか。 稲刈 約3−4日間で終わる。慣れるまでは、角刈り部分や正方形でない田んぼはコンバインの操作がしずらい。基本的には一人でも作業が可能である。 コンバイン==>軽トラ==>乾燥機(もしくは農協)==>精米==>出荷 稲架掛け 昔、俺んちも手刈りで、稲架掛けをして乾燥していた。一人が下から束ねた稲を投げ上げて、もう一人が稲架の上で受け取り掛ける。中学、高校くらいまでは一人暮らしの祖母の稲刈りの手伝いで稲架掛けもやっていた。 現在は、ガードレールやスキーリフトを利用しての乾燥も行われている。百姓の知恵としたたかさ、まさに「自由の民」である。 米本位制 江戸時代は米本位制であった。つまり主なエネルギー源の米の量により給料や年収を測っていたわけだ。人間も基本は食べて生活をするわけだから、私は今でもこの米(もしくは食料)による価値の測り方に合理性を感じる。どんな感じであったかメモしておこう。 よく時代劇で出てくるのは「30俵2人扶持」の同心だ。「30俵」の部分は年3回にわけて「現金」で支給されたもの。「2人扶持」は職務手当として毎月現物で支給された米(玄米)2人分(本人+家来)だ。この30俵だと、30x6x3000円つまり年収60-70万円になり、一家3−4人なんとか慎ましく暮らすところであろう。 また、加賀百万石とか50石の家禄とか言う言葉で、旗本や大名の家の大きさを現わしている。50石とすれば、6公4民として、実質30石になる。1石=1合×100=150sなので、今の「10s3000円」の米とした場合、30x15x3000円つまり年収約150万円ということになる。実際これくらいにの年収で暮らせる状況ならば日本の伝統的農業(中規模、小規模米農家)も生活できる。 ============= 畑と野菜 ============= 自分の家で食べる野菜はほぼ自給自足できる。減反で余った土地で、いろいろな野菜や果物まで作るようになってきた。また、裏山などで山菜は簡単に取れる。自分の(食)生活を観て一句「人生は、米、豆、葉っぱで生かされる」 春夏 ぜんまい、わらび、竹の子、アブラナ、春キャベツ、椎茸、きゅうり、トマト、ピーマン、にんじん、たまねぎ、いちご、メロン、スイカ、山椒、ユウガオ、かぼちゃ、など 夏秋 なす、オクラ、生姜、サトイモ、サツマイモ、ねぎ、キャベツ、ほうれん草、白菜、チンゲン菜、大根、柿、栗、キウイフルーツ、イチジク、落花生、大豆、小豆、椎茸、なめこ、レンコン、など 冬春 山菜・野草 春山菜 ふきのとう、ふき、ゼンマイ、わらび、たんぽぽ、アザミ、よもぎ、いたどり、筍、山ごぼう、うど、たらの芽、なめこ、ひらたけ、針槐、ミズ菜、つくし、桑イチゴ、下がりイチゴ、熊いちご、あけび、栗、など ============== 実家と農作業 ============== 実家 裏山 農作業場 実家2 ============= その他 ============= 散歩道 散歩道2 近所の友 7.13水害 10.23中越地震 波・滝 柿 柿の渋(リポート) キーウイ 夕日 秋 平18豪雪 U字工作業 ============= |
This page last updated 10 Jun 2007.