「エコロジーグッズが欲しいのだが、どんなものが、どこで売られているのかわからない」----。こう実感する消費者は多いだろう。実際、メーカーのエコグッズの開発は進んではいるものの、目下の販路は自治体や企業が中心。一般の小売店ではあまりみかけない。
こうしたなかで、、環境に配慮した商品を扱う店の情報を、インターネットで提供するサイトが登場した。その名も
「エコどこナビ
(http://machi.goo.ne.jp/eco/)」。環境を考えた商品購入の普及を推進する全国組織「グリーン購入ネットワーク(GPN)」が企画した。
エコ文具やOA機器を扱うもの、家具や寝具のリフォームを行なうところ、空き容器を持参すると割引で中味を詰替えてくれるコーヒーショップや美容室など約2百の店が登録されている。店によってはオリジナルエコクーポンを発行し、エコグッズが10%割引になるなど、お得な買い物ができるようにもなっている。
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GPN事務局長の佐藤博之さんは「このサイトは都道府県や商品・店舗別ジャンルなどでの検索でき、店までの地図も引き出せるなど、だれもが身近な店でエコグッズが買えるように配慮している。年内には1千店以上の登録を見込んでいる」と話す。
消費者のグリーン購入普及のカギは小売店が握っている。このサイトではアイデアいっぱいの店に思いがけなく出合うことができる。これまで口コミで広がってきたエコショップ情報。環境コミュニケーションの発展で、この動きがさらに加速しようとしている。
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