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冷蔵庫や洗濯機などの家電四品目はメーカーが引き取りリサイクルを始めたが、家具に至ってはその大半は自治体が処理しているのが現状だ。例えば東京二十三区では破砕した後、木くずなどを焼却処分している。焼却は地球温暖化の原因である二酸化炭素（CO2）の排出にもつながる。
木製家具類を粗大ごみとせず、おまけに余計なC02の排出も抑えてしまおうと取り組んでいるのが木材会社のヤマゲン（東京。江東）。リサイクル保証付きの家具製品「FReG（フレッグ）」シリーズを、インターネットを通じて販売している。
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シリーズは机やワゴンなど四種類。不要となったときには国内三十カ所にある同社指定の資源化工場に送るだけで（送料実費）、再び製品の原料に役立てる仕組みだ。すべての製品にリサイクル保証番号がついたシールを張り付けるだけでなく、リサイクルに回すことによるC02削減効果を記した保証書もつけている。
後々リサイクルしやすいように組み立て式のシンプルな設計となっている。価格は机で一万九千八百円から。幅や高さなど要望に応じて調節してくれる。円滑なリサイクルのために同社では売り上げに応じた積み立てを実施しており、再生処理用に充てている。
製品自体も木造住宅などの解体時に出される廃木材を再利用しており、循環型社会を地で行く再生システムと言える。家具を介して繰り返し木材の命をつなぐこの仕組みの定着を期待したい。ホームページアドレスはhttp://www.yomagen-e.co.jp/shop/
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