●ソーセージ
手作りソーセージは…結構手抜きの方法もお教えします。
手抜きの方法を知りたい方はこちら









<材料>
新鮮な豚のひき肉 500g
氷水 80cc
7g
スパイス※1 7g
羊腸(細め)※2 3mくらい
<用具>
絞り袋 専用のもの、あるいは非常に厚手のビニール袋
口金 専用のもの。お菓子の絞り金具では無理です
温度計 100℃まで測れるもの
ボウル 肉を混ぜるためのもの。金属製がよい。

※1 スパイスは、ホワイトペッパーを中心にお好みのものを。
我が家では、ホワイトペパー3g、セージ2g、ナツメグ1g、シナモン1gでやりました。ソーセージといえば
セージを使うのが正式らしいですが、癖があるので気になる人は使わなくていいでしょう。にんにく、生姜、
浅葱などを入れたほうが、わかりやすい味になると思います。(ソーセージっぽくないけど。)


※2 ここでは、東急ハンズで売っている塩漬けの羊腸のうち、細いほうを使っています。
なお、羊腸はすっごくくさいです。マトンを凝縮したようなにおいがし、あらっても取れにくいです。羊のにおい
がどうしてもだめ、という人は、(かなり太くなりますが、)豚の腸を使う方がいいかもしれません。

<作り方>

1. 肉とボウルはよく冷やしておく。羊腸は塩から出し、途中何度か水を替えながら、2〜3時間塩抜きをしてもどしておく。
2. 羊腸を1m程度の長さに切り(※1)ホースのように水道の蛇口にはめて水を流し、中をきれいにする。絡んだり、結び目ができたりしない状態にして、水の中に入れておく。
3. 肉を混ぜる。冷やしたボウルに冷やした肉を入れ、氷水と塩を入れる。使い捨ての手袋、あるいはビニール袋をはめた手(※2)ですばやくしっかり混ぜる。途中でスパイスを加え、一まとまりになったら冷蔵庫に戻して再び冷やす。途中でも、温度が上がりそうになったら冷やす。
4. 腸に肉を詰める。2の腸の中から水をよく出す。絞り出し袋につけた専用の口金に、羊腸をルーズソックスのように手繰り上げていく。腸のおしまいがきたら、一重結びにしておく。
絞り出し袋に肉を入れ、肉が温まらないように冷やした手を使って絞り出していく。絞り込むというより、絞るのと腸を繰り出すのを同時にやる感じで。ぎゅうぎゅうに絞るのではなく、少なめに絞るほうがよい。腸の端を10cmくらい残して絞り終える。
5. 1mのままのソーセージを食べたいという人以外は、ソーセージを適当な長さになるようにねじっていく。まず、全体の真中をねじり、そこから適当な長さの所を持って、2本いっぺんにねじる。肉をパンパンに詰めているとこのとき破裂するので注意。ねじってできた穴に、ソーセージの端を通す。(これで結び目ができる)この作業を繰り返して端までいく。これで生ソーセージの完成
6. 70〜75℃の湯に5を入れ、20〜30分ゆでる。

※1 たいていのレシピでは、3mの羊腸を使ってソーセージを作る際に3mのままで作っています。が、普通の
家庭のキッチンで作業を行う場合、3mのソーセージを1人で衛生的に(シンクなどに落とさずに)作るのは至難の
技です。端が多くなり無駄が増えますが、適当な長さに切って作業をすることをお勧めします。

※2 ひき肉は肉の表面積が大きいため、不衛生になりやすい食品です。雑菌の繁殖を抑えるためにも、素手での
作業は避けたほうがいいと思われます。