ここに掲載した記事は、日本革命的共産主義者同盟の機関紙『かけはし』5/12号から転載した。一部に文体がおかしいと思えるところがあるが、そのままにした。(編)


フジモリによるMRTA全員虐殺を許さない

ペルー大使館に緊急抗議行動

4.28

四月二二日にフジモリ政権が強行した「日本大使公邸占拠事件」の武力解決は、投降したMRTAメンバーまで虐殺するという残忍さで、世界に衝撃を与えた。四月二八日、この暴挙に抗議する行動が東京・渋谷のペルー大使館に対して取り組まれた。

ペルーの日本大使公邸占拠事件は、帝国主義による搾取・収奪と、IMF・世界銀行が第三世界に押しつける「新自由主義」という名の野放図な多国籍企業支配が作り出した貧困、そしてそうした帝国主義支配秩序と貧困を民衆に押しつけるフジモリの独裁支配が生み出したものだ。

こうした帝国主義と独裁への異議申し立てを「国家テロリズム」によって圧殺しようとするフジモリの暴挙は、絶対に許されない。しかし日本では、国会からマスコミ全体で、フジモリによる虐殺を賛美する大合唱が響きわたっている。

四月二八日の緊急行動は、こうしたフジモリ賛美の大合唱に抗して、ラテンアメリカ連帯運動や日本の経済侵略に反対する運動を進めてきた諸個人、諸団体によって急きょ、呼びかけられた4・22委員会によるもので、四十人の仲間がペルー大使館前で抗議した。

ペルー大使館前に登場した仲間たちは、MRTAメンバー14人と人質1人、突入部隊2人の命を奪ったフジモリ政権の暴挙を糾弾する横断幕、プラカードをかかげ、代表者が中に入った大使館員に申し入れを行った。

国会では、欠席した新社会党を除いて、日本共産党も含む「全会一致」でフジモリの暴挙に「感謝」する決議が採択されるという状況で、大使館側はこうした抗議を予想さえしていなかったのだろう。大使館内に入った仲間を大あわてで押し出し、「抗議は受け付けない。抗議文も受け取れない。抗議文を渡したければ郵送しろ」と繰り返す。

渋谷署から警備の応援部隊がかけつけ、警官隊が大使館員に代わって玄関のシャッターを下ろし、仲間たちを大使館前から押し出そうとする。

しかし仲間たちは、こうした弾圧をはねのけ、フジモリ政権の「国家テロリズム」に強く抗議した。ラテンアメリカ研究者の太田昌国さんが、4・22委員会の抗議文を読み上げ、全体でシュプレヒコールを繰り返した。(I)


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