まいのりてぃりぽーと 05年春期番組評&冬番組総評

途中、ハードディスククラッシュにより、肝心の中盤を見逃してしまいまして、冬の話はちょちょっと走り書き程度に。

 

スターシップオペレーターズ
原作を斜め読みした限りでは、アニメではアイドルっぽい活動が削減されたり、途中から人死にが出て雰囲気が変わってきました。監督のネームバリューといい、ニュータイプの記事といい、角川書店の60周年記念事業として期待されたのは、いわゆる萌えアニメだと思われるのに、明らかに違う方向に突っ走っていきました。それこそ『新現実』あたりで特集されるかもしれない方向性で。それとも『コミック新現実Vol.4』で論評されるのか!? 渡部監督は何か語るのか? 

機動戦士ガンダムSEED DESTINY(土曜18:00〜TBS系)
相変わらず、視聴者を楽しませるということにおいて、ミツオちゃんの仕事は信用できます。古オタクの小言なんざ、予想した上で堂々と『ザクとは違うんだよ!』とタカノリにしゃべらせるあたりはやっぱりとは思います。ただ、今回のシリーズにおいてハイネを出す必要は那辺にあったのかなー?

あとは記録にも残ってません。

もはやタイトルぐぐれば放送時間さえ検索できるし、詳しい番組紹介は見られるのでまともな評価はそっちを見てくださいなー。どーせこちとらレフティだし。ネタでもない限り敬称略。

交響詩篇エウレカセブン……日曜の朝っぱらからこのようなアニメが見られるなんて幸せ者だ! 主人公が誰で、状況がこうで、当面の目的が何と、はっきりしてるなんて! ただこれだけのことがなんて素晴らしいんだろう! 別に誰に頼むわけではありませんが、もう少しまっとうなものを記事にして取り上げてくださいよ! アニメといったら萌え萌え書くしか能のない一般誌の皆さん!!!

バジリスク〜甲賀忍法帖……アニメファンドということで放送前に話題になりましたが、果たしてどれだけ面白くなるのかと思っていました。日経エンタテイメントが言うほど、GONZOの仕事は評価していないので、期待してはいなかったのですが、面白いです。夜叉丸VS風待将監、甲賀弾正VS伊賀のお幻、いずれも期待できるだけのものは見せていただきました。冒頭から改めて見て、この物語の核は『ロミオとジュリエット』なんだなぁ……。そうしみじみと思った次第。

アイシールド21……放送前にヒル魔の声がロンブーの淳ということで、非難GOGOGOだったわけですが、熱心なファンでない身としては、それほど悪くは思いませんでした。むしろ2年も間が開いた割には大して進歩したように思えない、ガンダムSEEDDESTINYのハイネ君に比べたら、よっぽどがんばっているほうかと。やはり「じゃりんこチエ」で大量キャスティングしてきた実績なのか、それとも洋画吹き替えの需要も見越してるのか、吉本興業はやはり侮れない

英国恋物語エマ……はっきりいって現在進行中、しかも5巻しか出ていない月刊漫画をアニメ化するって、心配材料しかないんですが……。おそらくケリー先生がお亡くなりになるところまでで、今回のアニメは終わるんじゃないのかなぁ……。

 

創聖のアクエリオン……放送前から、問題のキャッチコピー「わたしと合体してください」が話題になり、一部広告には及川奈央にコメントを書かせたりしていたようですが、お寒い限りですな。メカの合体シーンでいちいち「気持ちいいっっ!」とか言わすのは必要なんでしょうかね? あまりにも瑣末なことに気を取られているという向きもあるかと思いますが、本題が見えないほど気になる末節もいかがなものかと思いますぜ。
スピードグラファー……なにやら公式HPには「コンセプトは大人の童話」「30・40代の潜在アニメファンを掘り起こす」とかほざいているようですが、何か勘違いしてやしませんかね? 見るに耐えないエロ描写といい、ただやってみただけの暴力表現といい、Vシネマっぽいことをやればいいと思ってるんでしょうか? そんなん見たければ一般の客ならVシネマ見ますし、オタクなら黒いパッケージのエロゲやアダルトアニメ見ますから。第2話の局所だけあげつらっていえば、いくらわたしが女教師(メガネ装備)が好きだっていっても、それだけ見て萌え〜とか叫びやしませんよ。
極上生徒会……黒田洋介が脚本ということでチェックしてみましたが、EDまで見続けることはできませんでした。申し訳ありません。コメディは好きですが、どこが面白いのかわかりません。