まいのりてぃりぽぉと  「04年春期ちょー番組評5月
&
映画『キューティーハニー』のこと」



カレイドスター……今更なんですが、録りだめて手をつけていなかった第3クールを一気に鑑賞。
コレだけ面白いのに、何で話題にならなかったのだろう……(T_T)
つーか
苗木野そらのひたむきさに感服
ただ、鑑賞後に
「すごい」という単語に過剰反応してしまうことに。
ex.……健康記事見て「にがりの『すごい』薬効」とか、
「『すごい』」
を耳にすることで心拍数の上昇が過剰に。

忘却の旋律……正直、まったくチェックしていなかったのですが、
榎戸脚本と小林美術さえ堪能できるだけで十分で御座います。
ただボッカの色指定だけ見てると、
純真な鳳暁生みたいで笑えるんですが。
細かいところで、
演出がえろーすな雰囲気をかもしてます。
もうちょっと流行れば、「ビバ! モンスターユニオン!」で世界を埋め尽くしたいくらい。
最後に「鳴り響け、僕のメロス!」と聞いて、こいつ
を思い浮かべてしまうんですよねぇ……



MADLAX……なんか正直面白いンかいなぁ……。
あんまり黒田洋介の脚本という気がしないんですが。
ついついOPは買ってしまいましたが、こんな調子では
NOIRと同じように『なんなんだこれは』という感想しか残らないことに……

鉄人28号……困った。フォ……じゃないフランケン博士の最期のくだりは、
もはや泣くしかない展開。
しかも、鉄人奪回作戦では村雨兄弟の約束が心にしみるったら、ありゃしない。

ケロロ軍曹……下らなさ(ホメ言葉)では安定してるなぁ……。
などと思っていたら、29日分では623侵入時のBGMが「第九・歓喜の歌」だったり、
「ジンセイガニドアレバ・ガン」の効果音とケロロの演習時教官(仮面)の声のために、
特別出演:小山茉美
なんてことをやらかしてくれるわ、

 

恋風……毎回見てて、こんなに心臓に悪いアニメっつうのは、そうないと思います(笑)
いや、けなしてるんじゃなくて、いつ「あっち側」に踏み込んでしまうのかという、
イケナイ期待感でそりゃぁもう大変なことに。

 

その2「映画『キューティーハニー』見て来たの記in銀座」

わざわざ銀座くんだりまで行って見てきたのは、
ソニービルで
「リブリエ」を見たかったからで、他意はないです。
公開3日目の平日昼間だから空いてはいたのだが、
こんな時間になぜ小学生がいるんだろうと少々疑問におもう。
もっとも、明らかにサボリっぽいリーマンには少々殺意を覚えたりするが。
予告編のデビルマンでは「ああ、あのシーンもやっちゃうのかぁ……」と、
ややしょんぼり気味に。

冒頭から快調にえっちぃ画面で快調にすっ飛ばしてくれる。
つーか、入浴シーンから下着
に都推奨ゴミ袋だけのサトエリというのは凄いよ……
中学生が見たら、今晩布団の中でモンスターが大変なことに。
その後、海ほたるを舞台に大捕り物。
あそこまでばかばかしい捕り物録られたら、笑うしかないよねぇ。

笑える画面の中にも、きちんとハニーの孤立っぷりとか、
夏子の口癖から伺える心の壁とか、生きた伏線がきちんと張ってある。
普段なら気にもしないんだけど、
ここ半月ばかり読んでいたオタク向えろ新書が、
泥縄のように伏線をこしらえていたことにムカついていたので、
伏線とテーマにかかわる細部には気になっていた次第。
ちゃんと最後にはきちんとオチがついてるし。
まさか上映中2回も泣くとは思わなかった。

ネタは随所にちりばめられてるので、どれだけ突っ込めるかで、
おたくの錬度がわかると思います。
あ、雑誌では名札まで作ったけど安野モヨコが出演できなかった話が載ってましたが、
それ以外にはイロイロとんでもない人が出てるので、
探したってください。

蛇足ながら、TOP画像の「獺祭」は半年前に買ったもの。
ナッちゃんの部屋にずらずら並んでたときには、
何か啓示を受けたようでしたよ。
ファミマのおにぎりも並べようかと思いましたが、
パッケージのデザインが変わってたのでやめました。

じつは佐藤江梨子には、我輩少々「インネン」がある。
さかのぼること2000年の夏コミ。企業スペースにて、
コスプレトレカの宣伝でイエローキャブの面子がビッグサイトに来ると言う記事が、
スポーツ紙の芸能面をにぎわせていた。
正直、「中身の伴わない、見てくれだけのコスプレ」が席巻し始め、
パンピーがずかずかと会場に入り込みはじめた時期だけに、
苛立っていた私は下のようなTOP画像をUpしていたのである。

当時某エロゲのオフ会で、「ファーザーさん、大人気ないですよう(笑)」と、
言われたくらいだから、よほど怒っていたのだろう。実際今でも腹が立つ。
だから、ナンボ庵野監督で映画化といわれても、
心中「ケッ! またおたく利用かよ!」と毒づいていたのだが、
ハニメーションの撮影をみて、ちょいと考えを改めた。
また、キャシャーンと比べて、おたく雑誌の映画評でもおおむね好評だったので、
わざわざ足を運んで見に行ったわけである。