A vigor state of Rengers
航海日誌 05
特別任務
2005/12/11 UP

その晩、私は艦長に呼び出された。

そして、一つの密書を受け取った。

それには、ケルベン・ケイノスに到着した後、護衛艦”イージス”の艦長に任命すると言う事だ。

その”イージス”と言うのが、先日見たあの傷ひとつ無い新造艦のことであった。

私は驚いたが、護衛艦の艦長に任命したのはトライデル将軍のようだあった。

そして、任務とはスペルジャマー・キャンセラーを手に入れると言う事だが、はたしてそれがどこにあるのか?

「バスターレイン艦長!」 厳しい女性の口調だったその艦長と言う、まだ聞きなれない称号に少し途惑い

振り返るとそこにはバシルーラ中尉が立っていた。

「バシルーラ中尉・・・?」

「このたび、護衛艦イージスに副長として配属になりましたナタル・バシルーラです。よろしくお願いします」

その紫の瞳でまっすぐ見つめる彼女・・・襟のホックもしかり止っているし、軍帽もちゃんとかぶっている・・・

妥協の許されない性格・・・

「こちらこそよろしくね」

着任の挨拶を済ますと彼女はプライベート的な話もまったくなく去って行った・・・

こうして私は新しいメンバーと共にケルベン・ケイノスにイージスで布陣して・・・・

新しいメンバーと言う所に不安を隠せない・・・

「あああ・・・ため息ばかりね・・・最近は・・・」


つづく・・・

戻る