泉谷お屋敷まつり
私の住んでいる地区では、毎年春の彼岸の中日に悪疫退散、害虫追放、部落安全の祈祷を行い、
生活改善センターから下の川までの道路を、地区の住職を先導で地区の住民が随行します。
わら人形をつくりこれを持って、竹やりを立て、読経しつつ行進、下の川原で焼き捨てる祭りです。
第二次世界大戦の頃から昭和54年まで中断していましたが、地区の方の献身的な努力により、
昭和55年に復活しました。
当日地区の住民はお寺に集まり、お不動さまの前で祈祷をし、焼香をします。
その後、地区のお明神様に参拝し住職の祈祷がなされます。
行列は、かみしもを着けた人々が先頭で、わらびの指小旗、わら人形、竹やりと続きます。
引き続き、樽みこしが続きます。小学校4年生から6年生の役目です。
続いて、小学校3年生以下の稚児行列です。
正装をしたお母さんもいっしょです
川の土手に着いたところです。
再度、地区の住職に祈祷してもらいます。
子供たちは、対岸から見守っています。
わら人形に火が放たれたところです。
行列が終わると地区の生活改善センターで直会(なおらい)が行われ、地区民のコミュニケーションが深まります。
この祭りが終わると農家は春の農作業が本格的に始まります。
(以上 文章は泉谷の歴史 わらび より抜粋)