沢田ひろふみ

9.12生まれ 乙女座A型 青森県出身

趣味/ギターで雑音を出す事 ハードロックに酔いしれる事 飲み廻り

好きなバンド/オジーオズボーン レーサー]って言うかポールギルバート ラプソディ ドリームシアター アングラ etc

好きな漫画/ぼくんち 子連れ狼 首斬り朝 バガボンド 鳥頭紀行 etc

くそっ勝てねえ、と思う漫画家/星野之宣 井上雄彦 西原理恵子沙村広明 その他大勢

ありがたい現レギュラーアシスタント/中村幸司 мs 菊池孝行

ひとこと/漫画家なんてなまけもの。

   

○作品紹介○

遮那王1〜6巻好評発売中なのだ!!

  

山賊王1〜3巻好評発売中さ!!

     

     

 

遮那王4巻解説

   

 あとがきに書き切れなかった4巻の解説をしたいと思います。

まだ4巻を読んでない方はネタバレするので、4巻を読んだ後にこれを読むことをお勧めします。

  

まず十一話、十二話での吉兆丸の話ですが、この回は最初から吉兆丸を描こうとしたのではなく

何を描こうかと言う取っ掛かりで、鞍馬山での日常を見たいと思いました。

他の子供たちも居る事や、遮那(この時はまだ牛若と呼ばれてますが)が文字の読み書きがまだ出来ない事を

描こうと思い、合同勉強会を開く事にしました。(史実には残っていないですが、子供が多く居たからには

きっとそんな会があったはずなので)

それで、子供が集まればイジメもあるだろう、よし吉兆をいじめてしまえ!、、となった訳です(笑)

その設定に、ドラマを入れなきゃいけないので、火事での救出作戦を起こしました。

 宗蓮への最後の対応は2つのパターンを考えて、担当の編集者と打ち合わせをしたら

「吉兆が許してやるアイデアの方が良い」と言う事になり、そっちになりました。

もう一つあったアイデアは・・・・忘れてしましました(笑)

 そしてようやく、タイトルにある遮那王という名前が付きます。

史実では、遮那王は東光坊の弟子なので、本当は東光坊が付けたと思われますが

いつも一緒に居る覚日につけて貰いたいなあ、、と思い

覚日が考えた名前を東光坊も同じ考えだったので了承し、遮那王と付けたとしました。

    

十三話、十四話は弁慶との出会いです。

p48、p49で鬼若が現れます。担当に

「鬼若が大きすぎないか?漂太の3〜4倍もあるぞ」と言われましたが

「これは実大じゃなくて、漂太に見えてる大きさなんだ」と反論した記憶があります。

弁慶との出会いは、史実では皆が知ってるように、五条の大橋での戦いからなのですが

一説によると牛若が21歳の時の話なので

「先の話過ぎる もっと早く出したい」

と思い、担当の「早すぎるよ」との言葉をねじ伏せて(笑)、鞍馬に来させました。

弁慶の登場姿は、あとがきにも書いたように、前から考えていました。

しかし最初に考えていたのは「手に包帯を巻いてる」だったのですが

「この時代に包帯なんてあるのか?」と思い直し、「縄だ!荒縄にしよう その方が封印っぽい!」

と変更しました。

弁慶の幼名「鬼若丸」と言うのは資料にあるのですが

たぶん「牛若丸」に対して後世の人が付けた創作の名前だろうと思います。

しかし、この時から既に弁慶と名のるのもおかしいな・・・と思い、迷った結果

幼名はひねらずに鬼若で行こうと決めました。

 おにぎりをくれるシーンは担当が考えたアイデアです。流石です。泣かせます。

食い物の恩は尊いと言う事で使いました。

その後「鬼若と別れる時も何か食い物を持たせてやろう」と言っていましたが、それは却下しました(笑)

そのp76のおにぎりの絵ですが、ちょっと手間がかかりました。

中村(がびちょん)幸四郎に描いてもらったのですが、

「くずれた、いびつなおにぎり」

と指定すると、崩れすぎて握ってないおにぎりになり

「もう少し形整えて」

と言うと綺麗なおにぎりになり

「子供が握ったちょっとだけ崩れたおにぎりだよ!」

と言うと

「子供のおにぎりなんてこんなもんスよ」

と、また崩れすぎたおにぎりを描いてくる。

「くそー お前わざとだろ!」と言うと

「んー 人のイメージはむずかしいなァ ひゃひゃひゃ」と笑う。

結局崩れたおにぎりを私がなんとか直したのであった。ヤローめ!!

絵的には、弁慶の表情をもっといつも怯えてる感じにするつもりだったのですが

画力不足でイマイチ思ったようにいきませんでした。

しかも、誰かに似てるなァと思って描いていて、p75の2コマ目を描いた時

「おわっ 武蔵丸だ!!」と発見までしてしました。なんか似てるでしょ?

弁慶はあまり史実に詳しくは残っていません。

「義経記(ぎけいき)」には私も描いたような出生からの事が描かれていますが

作り話が多く、事実とは思えません。

信用できる資料に弁慶が描かれてるのは、義経の従者として1〜2度名前が出てくるだけなのです。

・・・・・つまり、ある程度好きに動かせれる!

弁慶はこの作品の中で、描きたい人物3人の内の一人なので

気合を入れてこの後も描いて行きたいと思っています。


十五話
徳子です。歴史を知ってる人は、何者かすぐ分かるでしょうが

一応次の回まで正体は隠してありますので、バラさないように!(笑)

この回は、あとがきにも、ここの日記にも書いたように、とにかく徳子の絵に苦戦しました。

どうも可愛くならない・・・11歳と言う半端な歳の女のコ・・・むずかしい・・

誰かモデルになるコとかいないかなあ・・・と思ってると

「これ見なきゃ ダメですよ」と、うちのモー娘。担当からビデオを渡されました。

・・・・と言う事で、徳子の‘加護’化計画に入りました。黒目がち作戦です。

p143、p148、p156(2コマ目)などはそれが顕著で、ほとんど白目が無い(笑)

そしてなんとか徳子の回を描いて、本に載った少し後

加護が「ミニモニひな祭り」で同じような服着て踊ってるのを見て、笑いました!

お話的には、徳子が鞍馬に来るのはいいとして、何をやらせようか・・・と言う事になり

「スタンドバイミー」かな・・・と言う訳で、死体探しならぬ天狗探しにしました。

     

と言う事で、これが4巻作製の話です。

何の為にもならない話ですが、一応自分が忘れないようにって事ですので、大目に見てやって下さい。


  

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