日録●太田代志朗2026年 
 
8月22日(土) 猛暑。
晴れ。朝からむっとする暑さ。
小庭の水遣り、メダカの餌やり。
身支度しゆっくり家で過ごす。夕方4時過ぎに大雨。
「似非往生記」、不埒な晩節の30首収める。
・薔薇ねむり歌帖蒼ざめし晩秋を穿つやピアノソナタ第八番


8月21日(金) さいたま赤十字病院で。
11時、整形外科で腰のコルセットを受けとり、それから午後の麻酔科の診断。2時間待たされたが、親切な看護師の指導に心身共に軽くなる。23日入院、23日手術、以後2週間入院の予定。
帰り4時過ぎ、大宮エキュートで江戸前天丼を買い急ぎ東武電車に乗る。折からの激しい雨。岩槻地域が記録的大雨になる。有難くも迎えの倅の車で帰る。


8月18日(火) 晴天猛暑。
また暑さがぶり返す。
朝の小庭の水遣りでひと汗かく。
伊豆天城リゾートメンバーズカードの美食晩餐会の案内。だが、もう天城にも行けぬ。那須にも行けぬ。ましてや京都も遠くなった。御先祖の御霊を送ることなく明日香の日命日。


8月17日(月) 曇り。立秋。
暁闇に目覚め、ひと仕事。
「似非往生伝」30首。当初の「波瀾」改題。
盆休みが終わった。
はや、立秋。一日花の生け花のムクゲがしぼむ。
あと一週間、穏やかにやってゆくべく。


8月10日(月) 晴天。
史書は燃えた。
王国は陥落した。
仇敵も去った。
グラナダは崩壊した。
だが、まだ終わるな。
幻野を奔馬が駆ける。
夏の緑、燃える日々に。


8月8日(土) 猛暑、残暑、立秋。
二十四節気は立秋、暦の上では残暑だが、暑い。
ちょっと小庭の水遣りや小枝を剪っているだけで、暑くボーとなる。
部屋はエアコンをきかせ、水、黒酢を飲み、そして好物の西瓜。
それにしても机の周辺が混乱、いつしか足の踏み場もなっくなったか。
インフレ増税ニッポン、お盆休み旅行で新幹線や飛行機が賑わっている。

「波瀾」30首、第1稿できる。
風蘭から、奔馬、氷見の痩男へ。そして泪の幻野、夢一夜の血痕、グラダナの陥落と。


8月7日(金) 猛暑37℃。
小庵・夢幻庵で松風の会。茶箱点前。ちょっとした手伝い。
暑く小庭の水遣りも気がきでない。

手術まであと2週間、あれこれ落ち着かずにいる。
励ましの一筆:病院の優れた医療チームが、万全の体制で支えてくれますので、どうぞ安心してすべてを委ねてくだい。手術までの2週間は、美味しいものを食べて体力を蓄え、心穏やかにお過ごしください。応援しております。


8月6日(木) 広島原爆の日。
猛暑。微風に木々が揺れている。
亡娘の通っていた高校に寄り、女子バスケットの練習を少し見てくる。
その俊敏、その力強い動きに目をみはる。
汗いっぱいの皆さんが声をかけてくれる。

・その白きシューズに弾む青春の明日に笑みてわれは駆けゆく
・一切有為法如夢幻泡影 明日香微笑の花の曼荼羅  


8月4日(火) 安静にとよ。
晴れ。家人が茶稽古にでかけ、小庭の水やり。新しくオフィスチェアを買ったので、これまでのものを朝のゴミ出しで処分してくれ助かる。老体ウォーキングに自信なく、家に籠る。あやふやかかえ安静にとよ。
熊本地震から1週間、厳しい暑さと断水の継続が被災地に追い打ちをかけている。


8月2日(日) 35 ℃。猛暑。
朝早く目覚め、あれこれしていた。
昼前、ガソリンスタンドでAQUA(走行距離4万Km)に給油。そして図書館に本を返してから、小公園の木蔭にくると、桜の落葉がいっぱい散乱している。蝉しぐれに、夏がすぎてゆく。

Chat GPTのいうわが「ボロ車の青春ーー未完の精神史」。
文章生成AIが、即妙の回答文を出力してくれる。当方が希望もしていない細かな章立て、そして2首、3首。「書かねばならぬ老いの1冊」として糺す。いや、お節介にも老学の極私的回想などどうでもいいことではないかよ。
・わが齢(よはい)になほうたはざるか怒涛に吟(あそ)びし未完 の精神史よ


8月1日(土) 猛暑。「風蘭」30首。
連日の猛暑にはや葉月になった。
時のたつのが、こんなにも早いものかと暗澹となる。
天の川、芙蓉、鱧、盆の月、鮎るめ、灯籠。

福島泰樹氏から電話あり、「月光」作品につき急ぎ「風蘭」30首収める。
昨夜からちょっと根を詰めたが、何とかできあがった。
波瀾の歌稿がしぶき、くねり、においたっていった。
夜の風蘭が妖しみの風韻に老残を解体してゆく。


日録サイト:2002年7月~2026年8月

WEBサイト「花月流伝」は2002年7月より開信。
掌篇、短歌、高橋和巳研究、書評、エッセイ、著書目録など随時編纂・発信。
しかるに、多くのデータが遺憾ながら消失されている。

鋭意検討中だが、その大半は老学無才にて手に負えないでいる。

さあれ、ネットワーク時代をひめやかに思索、迷走、
わが意識の天頂をいろどる暗黒の形而上学。
文学終焉の荒野に、「ロマンと鎮魂」の黙示録をたどる


清かなる夜叉にしあらば醒めゆきて花幾千の夢にまぎれよ


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