| 日録●太田代志朗●2026年 |
| 8月10日(月) 晴天。 王国は陥落した。 仇敵も去った。 青春も過ぎた。 まだ終わるな。 幻野を奔馬が駆ける。 夏の緑、燃える日々に。 8月8日(土) 猛暑、残暑、立秋。 二十四節気は立秋、暦の上では残暑だが、暑い。 ちょっと小庭の水遣りや小枝を剪っているだけで、暑くボーとなる。 部屋はエアコンをきかせ、水、黒酢を飲み、そして好物の西瓜。 それにしても机の周辺が混乱、いつしか足の踏み場もなっくなったか。 インフレ増税ニッポン、お盆休み旅行で新幹線や飛行機が賑わっている。 「波瀾」30首、第1稿できる。 風蘭から、奔馬、氷見の痩男へ。そして泪の幻野、夢一夜の血痕、グラダナの陥落と。 8月7日(金) 猛暑37℃。 小庵・夢幻庵で松風の会。茶箱点前。ちょっとした手伝い。 暑く小庭の水遣りも気がきでない。 手術まであと2週間、あれこれ落ち着かずにいる。 励ましの一筆:病院の優れた医療チームが、万全の体制で支えてくれますので、どうぞ安心してすべてを委ねてくだい。手術までの2週間は、美味しいものを食べて体力を蓄え、心穏やかにお過ごしください。応援しております。 8月6日(木) 広島原爆の日。 猛暑。微風に木々が揺れている。 亡娘の通っていた高校に寄り、女子バスケットの練習を少し見てくる。 その俊敏、その力強い動きに目をみはる。 汗いっぱいの皆さんが声をかけてくれる。 ・その白きシューズに弾む青春の明日に笑みてわれは駆けゆく ・一切有為法如夢幻泡影 明日香微笑の花の曼荼羅 8月4日(火) 安静にとよ。 晴れ。家人が茶稽古にでかけ、小庭の水やり。新しくオフィスチェアを買ったので、これまでのものを朝のゴミ出しで処分してくれ助かる。老体ウォーキングに自信なく、家に籠る。あやふやかかえ安静にとよ。 熊本地震から1週間、厳しい暑さと断水の継続が被災地に追い打ちをかけている。 8月2日(日) 35 ℃。猛暑。 朝早く目覚め、あれこれしていた。 昼前、ガソリンスタンドでAQUA(走行距離4万Km)に給油。そして図書館に本を返してから、小公園の木蔭にくると、桜の落葉がいっぱい散乱している。蝉しぐれに、夏がすぎてゆく。 Chat GPTのいうわが「ボロ車の青春ーー未完の精神史」。 文章生成AIが、即妙の回答文を出力してくれる。当方が希望もしていない細かな章立て、そして2首、3首。「書かねばならぬ老いの1冊」として糺す。いや、お節介にも老学の極私的回想などどうでもいいことではないかよ。 ・わが齢(よはい)になほうたはざるか怒涛に吟(あそ)びし未完 の精神史よ 8月1日(土) 猛暑。「風蘭」30首。 連日の猛暑にはや葉月になった。 時のたつのが、こんなにも早いものかと暗澹となる。 天の川、芙蓉、鱧、盆の月、鮎るめ、灯籠。 福島泰樹氏から電話あり、「月光」作品につき急ぎ「風蘭」30首収める。 昨夜からちょっと根を詰めたが、何とかできあがった。 波瀾の歌稿がしぶき、くねり、においたっていった。 夜の風蘭が妖しみの風韻に老残を解体してゆく。 |
日録サイト:2002年7月~2026年8月 WEBサイト「花月流伝」は2002年7月より開信。 掌篇、短歌、高橋和巳研究、書評、エッセイ、著書目録など随時編纂・発信。 しかるに、多くのデータが遺憾ながら消失されている。 鋭意検討中だが、その大半は老学無才にて手に負えないでいる。 さあれ、ネットワーク時代をひめやかに思索、迷走、 わが意識の天頂をいろどる暗黒の形而上学。 文学終焉の荒野に、「ロマンと鎮魂」の黙示録をたどる。 * 清かなる夜叉にしあらば醒めゆきて花幾千の夢にまぎれよ ▲TOP▲ |