■菊宵連句会

第7回歌仙
『夢通り』の巻
■2008年03月29日 起首(川越・路花亭)
■2008年06月06日 満尾

■連衆

太田壽雪 野村路花 永杉杉太 伊庭九遠


表(オ)
発句 春爛漫 大正浪漫夢通り  壽雪 
 獨活を刻んで連衆を待つ 路花
3 鳥曇り街中の声はなやぎて 杉太
4  週のはじめは乱高下する 九遠
月の定座 車窓から見る満月の大きこと 路花 月・秋
折端  さやけき野には家々の灯り 杉太
裏(ウ)
折立 世阿弥忌に謡へば義父(ちゝ)のソフト帽 壽雪
2  友情こめて長いお別れ 九遠
3 ノルウエイの森を駆けゆく艶姿(あですがた) 壽雪
4  この息切れはときめきのせい    路花
5 癒し系待つてゝくれそな旅の空 杉太
6   お茶漬の味 比奴は知らぬ 壽雪
7 父と娘(こ)の垣根まがれば夏の月  九遠
8  去年の病葉はや土の下 杉太
9 記憶とふこの曲者め失せるとは 路花
10  絶景絶景五右衛門の傘 九遠
11 世も末よ煙管片手に花の宴  壽雪 春・花
12  陽炎揺れて先が見へない 路花
名残の表(ナオ)
折立 文豪を電子本にて昭和の日 杉太
2  満寿屋の用紙に細身を削る 九遠
3 引越に柳行李がぜひ欲しい 路花
4  ”あねさんろつかく”ぶらり着流し  壽雪 自他
5 柊の香を活けに来よへその石 九遠
6  時雨るゝ宿に客人まばら 杉太
7 盃のふちに残した紅のいろ 路花
8  ほろ酔ひ乱れ昨夜のセレブ 壽雪
9 泣やみて直ぐに笑へる子は一歳(ひとつ) 杉太
10  イノセントこそ希少のお宝.    九遠
11 数寄者の黒楽茶碗 秋月夜 壽雪 秋・月 自他
12  蟋蟀鳴ひて急かさるゝ帰路 路花
名残の裏(ナウ)
折立 長き夜の捜査会議も迷宮か 九遠
2  まづひ珈琲無くても困る 杉太 自他
3 不揃ひのカップそれぞれ訳があり 路花
4  激安情報デパ地下巡り 壽雪
5 有職のひちぎり菓子ぞ花の国 九遠
6  めでたき報せ風光る頃 杉太





補注:発句(挨拶句)の”夢通り”は一座張行の路花亭前の川越・連雀町”大正浪漫夢通り”のことをいふ。

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