日録●太田代志朗●2023年 |
4月29日(土) 昭和の日。コロナ後のGW。 晴れ。明るい初夏の陽気。 GWはじまる。別に遠出する予定もなく、安穏第一の日々。 5月富士霊園詣でだが、恐らくもう行くことはないだろう。 風に吹かれ、混雑する街にでる。 浦和で開催中の古本宿で4.5冊買ってくる。 伊勢丹地下で福砂屋のカステラ。美味い駅前の立ち喰い天ぷらそば。 ーーまたぞろ新刊600ページ余の三島由紀夫論。テキスト読み、その思想を説くと。 否(ノン)、そこもとゴドーを待ちながら年をとり、日が暮れたのよ。 4月27日(木) 晴れ。 晴れ。昨日の雨で空気がしっとり澄んでいる。 小家のヤマモミジの枝や葉が枝折戸をおおうように伸びた。 剪定はせず、風の揺れる風情のままにしてある。 S総合病院(循環器内科)で3カ月検診。 喘息の大量の薬(7.100円也)。また咳と痰がでている。 4月24日(月) 野田パブリック・ひばりコースで。 2、3日前の夏の陽気から、打って変わった寒さだった。 8時25分、OUTスタート。クラブを一気に振り下ろしていった。 時々曇り、鶯がしきりに啼き、気温もあがっていった。 年寄りの足腰は弱って、距離はのぞめない。OB1発。 あとどれくらいゴルフ人生を送ることができるだろう。 気軽なノースルー、フェアウェイを楽しくすすんだ。 同伴のK氏のプロギア(PRGR)ドライバーが快音を放っている。 いつもの気のおけぬメンバーとのダジャレに笑いあった。 100切れず、昼過ぎ2時前にあがる。 ポイントを使い本日のプレー費1.100円也。 4月23日(日) 快晴。 快晴。初夏の陽気で明るく爽やかな一日。 緑林に風が流れ、小鳥たちがさえずっている。 鎌倉にいるIさんから赤坂の事務所での会合案内をもらう。 I氏は私が東京へでてきたきっかけをつくってくれた恩人である。多くの出版物の企画・編集・制作から広告エージェント業務など先導してくれた保障人でもある。 あのモーレツからビューティフルの時代、寝食を忘れはたらいた。結婚し、子どもができ、小さな家をもったのだった。だが、世も人もうごき、大きく変節していった。武州住まいのクサレはどうしてもその赤坂へ行く気がしないでいる。 4月20日(木) 穀雨。初夏の陽気。 晴れ、初夏の陽気に公園ウォーキング60分。 美味い蕎麦を食べたいが叶わず、昨日は練習に400発。 小庭にサンザシ、シラン、チョウジソウ。 ・川沿いのホテルにくれば華やかに時過ぎゆくも姿(なり)のさみしく ・かくありて日々にあやうくたゝづめばわが晩年のいづこにありや ・黄昏の酒場にひとり飲みおりて誰と遊ばんきみは還らず ・ウォーキング60分7000歩このはつなつの羞(やさ)しき風よ ・「鈍感ニ鈍感ニナレ」濁り酒われにつぎてし丈夫はいふも 4月18日(火) 清かなる四百十八首 ・4月18日明日香よ花しぐれわが清かなる四百十八首 ・老いざらめ謡ひゆきたる日も昏れてかなしくなびくきみが黒髪 ・赦せざる生きながらへてこゝにあるうすくれなゐのゆふべの風よ 4月17日(月) 晴れ。風あり。 朝粥に納豆、鯵の焼き魚、梅干し、納豆。 昼過ぎの公園にゆくと風あり。 新緑が目に染みるようにかぐわしい。 ウォーキンギ60分。早目に歩く。 所蔵の大鎧(源山作)をかざる。 書斎は古陶磁やら雑器逸品でごちゃごちゃしてある。 4月14日(金) 晴れ。 初夏の陽気に公園ウォーキング60分。 元荒川の水暈が増え、この時期になると鯉や鮒があがる それをねらった釣人たちで川辺が賑わっている。 さて、小説・エッセイ・短歌とまだ仕残し、書きたいことがある。 書きたいことがあるが老学の胸突き八丁は終わり、日に日に酔眼朦朧。 折しも、Chat GPTが大きな話題になっている。 是非におよばず、この対話型AIによる自然言語処理が「名文」を作成するというのだな。 4月12日(水) 野田パブリック:ひばりコースで。 芝生も緑づき、いつもの河川敷の6200Y、P72。 老身をしなやかにしてショットをはなつ。 それがしだいに風が強くなり、フェアウェイキープも難しく、ボールは右に左に転がってゆく。 ゴルフの面白さ、奥の深さなど知ったことか。 いや、気心知れた仲間との悪戦苦闘がいい。 ーー本日も意気軒高なり。18番を無事にホールアウト(午後2時20分)。 4月10日(月) 新緑にヤマブキ、サツキ。 早朝のTVにマスターズ2023、J・ラームが優勝。 オーガスタの眩しい至上のコース。 S歯科院で治療を終え、昼下がりの公園をぶらぶらしてくる。 新緑にヤマブキ、ハナミズキ、モッコウバラ、フジ、サツキ。 4月6日(木) 風あり、八重が満開。 晴れ、八重桜が満開になる。 公園ウォーキング50分。風で雑木林が轟々と鳴っている。 ーーBSシネマに映画『武器よさらば』を見る。 4月4日(火) 八重桜が咲きはじめる。 ![]() 樹々の緑がふきだし、八重桜が咲きはじめる 「高橋和巳デジタル全集」(小学館)最終巻の校正終える。 第23巻の座談・インタビュー解題にコンをつめた。 年譜については多彩な事項を精緻に調査検討し纏めた。 この6月をもって全巻完了ーー長い道のりだった。 4月2日(日) 花曇り。 落花の候。昼過ぎまで寝転んでいる。 ふと書庫の棚から落ちた『無常といふ事』(角川文庫)を手にとる。 「平家物語」「徒然草」「西行」「実朝」。 ・春風の花をちらすと見る夢は覚めても胸のさわぐなりけり 4月1日(土) 春。 新年度ーー就職、新生活の4月になった。 家の前に花びらがいっぱい落ちている。 桜まつりの城址公園が人々で賑わっている。 花の下を1時間ほどぶらぶらしてくる。 黄泉比良坂に幾世かぎりの歌がながれる。 春は苦しいが耐えてゆかねばならない。 ことしも床の間の掛け軸に、 ・清かなる夜叉にしあらば醒めゆきて花幾千のゆめにまぎれよ (書・清田由井子) |
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