日録●太田代志朗●2023年 

1月28日(土) 晴れ。寒気凛冽。
朝風呂、朝粥。執筆三時間。
昼過ぎに公園ウォーキング60分。川風が身を切るように冷たい。
日本付近は強い冬型の気圧配置が続き、日本海側では大雪や吹雪になるという。
天沢退二郎氏(89歳)、鈴木邦男氏(79歳)が逝去。


1月26 日(木) 晴れ。公園ウォーキング。
晴れ。小庭の大甕にはった厚い氷をたたき割る。
寒風をついて公園ウォーキング60分。
北日本は今季一番の冷え込みで、大雪で交通渋滞がおこっている。

家人が茶事ででかけ、昼にカステラをつまむ。
BSに映画「太陽がいっぱい」をついつい見ている。

1月24日(火) 寒波襲来と。
日本海付近には10年に1度の強烈な寒波が襲来の見込み。
大雪や路面の凍結による交通障害、暴風雪、高波に警戒と。
当地は風なく昼前に晴れ、公園ウォーキング60分。
なぜかきょうは体調が思わしくなく、ベンチで少し休んだりしている。
ー-夕方より雲行きが重たくなり、夜、寒風が轟々と吹きあれる。

資料にあたり、また60~70年代風景に、自己体験を重ねる。
「ああでもない、こうでもなかった」センチメンタル・ジャーニーなりや。


1月20日(金) 晴れ。大寒。
青天。夕べもよく眠り、気持ちよくめざめた。
大寒だが、関東特有の明るい風景がひろがり、ウォーキング50分。

電子全集・最終巻は「対談、座談、インタビュー」である。
このうちの主要作品を選ぶべく、「解題」といったって老学非才のやることで、小学館編集部からの細やかな資料もだされており、最終回の仕事になる。

1月18日(水)  加賀乙彦さん逝去、ご冥福をお祈りします。
加賀さんはいつも静かな方だった。93歳、老衰。
小説「フランドルの冬」、「宣告」、「帰らざる夏」。加えて、その癲癇患者のドストエフスキー論にいろいろ考えさせられた。鎌倉の集まりに行ったことはないが、数年前、東京・丸の内での集まりが最期になった。 ご冥福を謹んでお祈りします。


1月16日(月) 冬の雨。
昨日から冷たい雨がきょうも降っている。
昼前のS総合病院は人でごったかえし、循環器科で3カ月毎の定期診察。
診察は1時間待ちで、また薬をもらうのに小時間で疲れきる。

「高橋和巳電子全集」(小学館)の中国文学研究篇ⅠⅡ巻の解説は小南一郎氏(京大名誉教授)で、年賀状の氏の添え書きに「名誉回復になれば」とあり、編集も順調にすすんでいる。ご協力いただき有難い。何も老輩浅学がさかしらにやるのでなく、これが自然のかたちであり、泉下の井波律子さんも納得されているだろう。
最終巻の「年譜」50枚はすでに入稿済みになっている。


1月11日(水) 好天気。
青天つづきで、当地は20日余り雨がなく乾燥気味になっている。
体調すこぶるよく、朝風呂に入り爽快。60分ウォーキング。
年賀状50通整理ー-居眠りてわれに隠れん冬ごもり(蕪村)

第8波コロナ感染が急増。
知人のK氏(S大名誉教授)は昨年末自宅で転倒。ところがコロナでベッドがうずまり検査入院できず、自宅で動けない身体を家族が介護をしている。ご夫人が草月流師範で愚妻の花仲間であるが、たいへんな状況で、重傷者リスクのある高齢者が投げだされている。


1月9日(月) 成人の日。
青天で風なく、ぽかぽか陽気に心がうく。
ゆったり60分ウォーキング。いつもの公園から雑木林へ、川沿の道をぶらぶらしてくる。霜枯れの野がひろがり、景色からは色が消えているが、たちすくむ樹々がさまざまな表情を見せる。

ー-冬籠りの日々を楽しむ。
お軸に「希望の春」(亡娘の書)。生け花に水仙、寒椿、蝋梅。


1月6日(金) 小寒。
年末年始と関東は穏やかな晴れの日がつづく。
倅一家とおせちに雑煮。真理子は愈々受験、身長は伸び1cm越された。
正月三が日はどこへ行くこともなく、あっというまにすぎた。
4日から仕事始めだが、さてと、急ぐ締め切りもなくだらだらしている。
小寒で日に日に冷えこむが、コロナ感染が急拡大。

京都の中西省吾君が昨年3月に逝去の由。友人のK君からTELあり。絶句、合掌。
君は京都・静原の旧家の出で、60年立命大安保闘争の理論行動家。のちに学園新聞のキャップになる。心からご冥福をお祈りします。


1月1日(日)  元日。

2023年頌春。
明けましておめでとうございます。
諸賢のご健勝をお祈りいたします。

旧年中はなにかとお世話になり、ありがとうございました。
一日一日を大切に、心ゆたかに過ごしてまいりたく思います。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。


 
日録2010年1月~2023年1月
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