菊宵連句会

第4回歌仙
鬼ころしの巻
鈴木環奈捌き

座  ■菊宵連句会
連衆 ■鈴木環奈、野村路花、永杉杉太、太田寿雪、井庭九遠、金原蘭子
於  ■浦和亭 【2007年02月03日 起首】
    ■       【2007年04月10日満尾】

【初折表】
発句 節分や浦和の宿の鬼ころし 太田寿雪 晩冬 場
 女竹の弾く垣の粉雪 鈴木環奈 晩冬 場
3 新しきパソコンソフトに背を向けて 井庭九遠 雑 他
4  今夜もはまる数独の穴 野村路花 雑 他
5 酸っぱいと月にもの言ふ山葡萄 鈴木環奈 初秋 自
6  秋の蝶にも何か聞きたし 永杉杉太 三秋 自
【初折裏】
1 扇措く背中さみしき片帆舟 寿雪 三秋 他
2  綴れ錦に爪を目立てる 九遠 雑 自他
3 解く瞬間(とき)もかく鳴って欲し帯の音 路花 雑 自他
4  嵐が去れば神々の笑み 環奈 雑 場
5 往時より野の道ここで分かれをり 杉太 雑 自
6  絵本取り出しうたふ童謡(わざうた) 壽雪 雑 他
7 甘藍の断面海馬らしきもの 蘭子 初夏 場
8  月光一閃白きページに 路花 雑 場
9 志ん朝去って火焔太鼓鳴り止まず 九遠 雑 他
10  悪党(わる)も吹き出すあの頓珍漢  杉太 雑 他
11 花吹雪地獄の森のワルキューレ 壽雪 雑 他
12  筋目正して雛の七段 九遠 晩春 自
【名残表】
1 荒ら髪を隠す今宵の春帽子 路花 三春 自
2  中也好みのサーカスの幟(はた) 環奈 雑 他
3 メトロ出て馴染みのカフェにちょっと寄り 杉太 雑 自他
4  指先ほどの夢を売る街角(つじ) 壽雪 雑 自他
5 四十まで短編風の恋をして 九遠 雑 他
6  「寒かったのよ」があいつとの理由(わけ)   路花  三冬 自他
7 蝋梅は両性具有とよ他言すな 蘭子 晩冬 自他
8  鈍感力に阿呆の相乗り 杉太 雑 他
9 隠れ家にアルファロメオを横付けし 壽雪 雑 他
10  星を抱いて仮枕する 九遠 雑 自
11 初孫の産声を待つ望の月  杉太 仲秋 自
12  蓑蟲ゆれて風を聞くかや 環奈 三秋 場
【名残裏】
1 投壷とふ遊びせんとて秋袷 路花 三秋 自他
2  褌を乾し昼寄席(ひるせき)に行く   寿雪 雑 他
3 長短の繰り言包む小ふろしき 環奈 雑 場
4  結びに凝りて中身忘れる 杉太  雑 自
5 いくつもの川を越えきて花の雲 九遠
晩春 場
6  今宵の締めは四月の魚  路花 晩春 場 

       
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