日録●太田代志朗●2022年 |
9月29日(木) 晴れ。ウォーキング60分。 身体がだるくてしようがないが、そうもいっておられずウォーキング。 1本ゲラが届き、校正。デジタル全集解題もいよいよの大詰め。 今どきのネット言語などかかわり知らずの文章に暗澹、悲嘆。 ひと仕事終え、ゴロ寝。ウツラウツラしている。 ・逐はれしをペルソナ・ノン・グラータと老いたる身なれ雪ふりしきる 9月28日(水) 秋晴れ。 F院で右膝・右指の電気治療&リハビリ受けてから、城址公園をぶらり散歩。 秋空が澄み、金木犀が甘ずっぱく匂っている。 安部氏国葬のバカ騒ぎが終わった。 国の鎮めー-今より後の世をいかにせむ、てへへ。 9月23日(日) 晴れ。秋、青空。 晴れて、久しぶりの青空が広がる。 昨夜の雨中に咲ききった月下美人が2輪、ベランダにしおれている。 台風15号は静岡浜松・掛川などに大きな被害をもたらした。 雨に閉ざされ、このところ気ぶせな日々であった。 昼前の公園散歩。蝉が啼き、曼殊沙華、秋桜、木犀。 陽光いっぱい浴び深呼吸ー-まだ力が湧かないのだが。 ・弾道ミサイル発射の朝も髭剃りそして梅干しと卵かけ飯 ・夢にまた散る花あれば老いてしも思ひこそやれ秋風ぞふく ・曼殊沙華揺れてなにせむ血に翳り祭太鼓が遠くにひゞく ・ながらへし深草の里弔へば月下にゆくを歌帖焼き捨て ・町をぬけ木犀匂ふ夕べにはまた謡ひゆくうつゝなるかな 9月22日(木) 晴れ。 秋の風にやっと過ごしやすくなったが、また台風15号発生。 公園ウォーク50分。葛の花が咲き、そのツルがいっぱい回りついている。 皆川博子コレクション読む。 短編「木蓮寺」は北国の荒寺の後戸、魔多羅神をあつかった妖艶な世界。 9月20日(火) 台風14号、宮崎から列島縦断、東北へ。 大型台風は多くの被害をもたらし、厳重警戒で東北へ向かっている。 当地は朝から雨が降ったり止んだり、風で家の前は落葉でいっぱい。 ここのところ咳がでて体調が思わしくないまま過ごしている。 ー-昨日は英国エリザベス女王の国葬TVに魅入っていた。 9月17日(土) 秋晴れ後曇り。台風14号。 武州古城下は風もない静かな秋ー-公園に葛の花、澤胡桃。 社会福祉協議会より長寿祝いの赤飯(榮太郎本舗)いただく。 後期高齢医療負担2割アップの通知。さてさて。 ・若ければ「勝手にしやがれ」嘯きて「気狂いピエロ」に思ひしらなむ 9月15日(木) 晴れ。荘厳な英国女王弔問。 KADOKAWA会長逮捕。自殺幇助でなくなったゴダール監督。 公園散歩。日中はまだ暑いが、だいぶ過ごしやすくなった。 ・少年は月下の村を焼き放つ憎しみのため口笛ふきて ・磔刑の夜もわれらあらざるかこの遊星(ほし)になほ唄ひつゝ ・亡命の冬の荒野に語りしやかのトロツキーは義眼を探し ・すぎゆく人はつらしな花すゝきカサブランカの霧の彼方に ・分厚きエドガー・アラン・ポーの原書窓辺に美酒あほりたり 9月13日(火) 晴れ。残暑厳しく30℃。 小庭の水やり、甕のメダカが1匹死んでいる。 真夏に咲いた絢爛の月下美人が、また5つ蕾を持っている。 スーパーへ家人と1週間分の買い物。今晩はお刺身。 公園を自転車でつっきり、F院で手足のリハビリをうけてくる。 ・パリを去りその後いづくに行きしかな見染めしナジャの萩の上風 ・夕霧の森駆けくればぬばたまの手術台に蝙蝠死せり ・よしやまた断頭台に雪降りて奏でられたる幻想交響曲 9月10日(土) 十五夜。 晴れ。日中の陽ざしは強く暑いが、時鳥草、吾亦紅、風船葛。 落葉が舞い、秋の風情がしのびよっている。 ・十五夜の夢より夢に華やぐを手帖から消したる舞踏会 ・またいはん風よ死ののちうつくしき月の瞼に伝へありたれ ・いかなれば月下に告げむ伝説の王は病みふせ姫は血を吐く ・みずうみに姉を弔うゆふべには不義のパラソル炎やしておりぬ ・狂帝は薔薇愛するがゆゑ黄昏に妃の乳房えぐり眠れる ・異邦人は朝の髭剃り母あやめそれから海へ言葉忘れて 朝早くは小雨が降ったり止んだり。 9:20、OUTスタート。6.200Y、P72。 霧雨に靄がかかり、フェアウェイがかすむ。 バックナインになり、陽がさし晴れ上がる。 10番(360Y、P4)で、ひっかけOB3発。 あれよあれよ、いかようもなし。 疲れがどっとでる。はてさてクラブが重たくなった。 いつもの諸賢、元気溌剌の校友会メンバー。 しかるに18ホールにフーフー。不肖老輩の右手・右膝が痛みだし、スタディもアグレッシブも何もあったものでない。スコアは100をこえ乱れに乱れる。ー-レジェンド引退の秋なれや。 9月8日(木) 小雨が降ったり止んだり。 早朝に起きる。6時、風呂にはいってすっきりする よく多食べ運動不足にて体重が2Kg増えた。嗚呼。 最終の解題原稿を収め、ひとまずほっとしている。 いくらか追悼モードになったが、ご容赦いただきたく。 円安や資源高でニッポン売りすすむ? 国葬、五輪、統一教会、何やってんだ右顧左眄の岸田政権支持率急落。 山本ひろ子著『摩多羅神』(春秋社)よむ。 その異貌の霊威、来歴不明の謎の神。 ”遠い神話の国から地鳴りのようにひびく中世の声”に惹かれる。 9月6日(火) 晴れ。台風11号は日本海を北上。 残暑厳しく30℃、S歯科院で歯槽膿漏の治療。 きょうは自転車をこいで家から満水の元荒川をわたってゆく。 知らぬ間に通りには瀟洒な家々が新たに建っている。 昨日は栃木県下野市役所にて、家人と所有の土地面積&図面確認。 安全運転の4号線およびバイパス4号線で往路120Km、少し疲れた。 9月2日(金) 強い台風11号、沖縄に接近。 朝からの雨が降ったり止んだり。浜松・馬込川氾濫、1部緊急非難。 武州小城下に逼塞ー-このところの気圧の影響で体調も思わしくなくなる。 連日F院で右掌、右膝のリハビリ。何とか早く治したい。 Twitterはやらない。このHPでこそ、生活と仕事の延長としての発語行為。 浅学の「花月流伝」のアクセス数は減ったが、静かにつづける。 「図書新聞」の米田綱路氏よりメール。次回書評の件。 魔多羅神、後戸、猿楽、内陣、宿神、禁忌・・・・。 夜、BSフジのプライムニュースは浅田彰:先崎彰容氏。 9月1日(木) 夕方、突然の強風、大雨、雷鳴。 曇り、はや9月になった。よく眠り、ご飯はしっかり食べている。 ゆうべの夢ー-誰もいない街の路地、海鳴りのする夕暮れ、母のパラソル。 そして、見知らぬ人、見知らぬ風景が重たくひろがる。 昼過ぎ、晴らしに城址公園の池回りをぶらぶら一周。 蝉がしきりに啼いて、沢胡桃や栃の実を拾う。 夕方5時ころ、突然に強風、豪雨にあわてて戸締りする。 ゴルバチョフ氏が亡くなった。冷戦終結の立役者。 旧統一教会、国葬、コロナ、原発、五輪汚染、内閣不信、増税ー-迷走ニッポン。 |
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