日録●太田代志朗●2002年 

8月31日(水) 晴れ、30℃。
晴れでまた暑い1日。8月尽、夏が終わった。
右脚に留意して、公園ウォーキング30分。
ともかくメドがつき、お三時に梨(幸水)
台風11号が猛烈な勢力で沖縄から東上している。


8月29日(月) 晴れ。
からっと晴れあがり、爽やかな秋を感じる。
公園の枯葉がいっぱいの小道を少し歩いてくる。
歯槽膿漏の治療、右手リハビリー-加えて整体マッサージ。

安倍国葬、旧統一教会汚染、五輪汚職、コロナ感染、物価高、原発再稼働。
PCの動きがすすまぬまま最後の追い込み。
石原慎太郎の自伝「『私』という男の生涯」(幻冬舎)が出版されるという。


8月26日(金) 時々晴れ。
朝の小庭に水やりをしていると、湿度がたかくやりきれなくなる。
そのまま不調で、なにも手がつけられない。
ままよと西瓜をほほばる。ー-そして、日暮れがはやくなった。


8月23日(火) 処暑の候。
曇後晴。早朝からPCの前に座っている。
昨日は蕎麦が食べたく老舗の店にはいったが、まったくうまくなかった。
コロナ死者343人(過去最大)。また物価高、戦争、旧統一教会問題と世事鬱々。
午後、F院整形外科で右手・右膝の診察&リハビリ。

小学館の担当Aさんにメール。
「解題」もいよい最後で、最終まとめにはいっております。
解体・終焉の項で、いろいろどっと想起されてきまして、老骨の手脚もボロボロに痛みだし、やりきれなくなっております。最終稿はちょっとトーンが違うようになる(?)かもしれないが、またよろしくご高示を


8月22日(日) 晴れ。
家人の茶稽古で来客あり。若いY夫人はVW GOLFの新車できている。
ひと走りして中食に丸亀製麺できつねうどん。いつもは小だが大にしたら腹いっぱい。好物のうどん、そして箱寿司に鯖寿司。青空に白い雲ー-公園に寄ると蝉が啼きしきっている。

今すすめている執筆がなかなかはかどらない。
そしてあと4~5本、いつ何が起きるかわからぬラストコーナー。
おうよ朝の高原に、森に、夕べの海に、木陰にー-最後の散歩、最後の旅に。


8月18日(木) 午後から晴れ。
朝の雨が上がり、昼ころから強い陽ざしになる。
午後3時、秀和総合病院(呼吸器科)定期診察。
これまでのH国立病院機構のように1・5時間待ちでなく、当院の診察は予約通りで誠に有難い。きょうは薬局で薬をもらうのに手間どった。

吉田直久第一歌集『縄文の歌人』(現代短歌社)421首。
「国民文学」の新リーダーなる君の確かな風韻に感動。
縄文、呪言、神言の深奥のフレーズがこめられている。
「縄文回帰の知の眼光」で、ますますのご活躍を。


8月16日(火) 酷暑、熱中症警戒。
晴れ。よく眠り朝早く起きる。たちまち34℃、熱中症警戒。
昼前、家人とスーパーへ買い物。蒸し厚く空気がよどんでいる。

令和5年版「短歌年鑑」5首自選でき。
・またわれは宇宙(そら)の眠りに詩篇(うた)しづめゆめのあはひにうたはづながれ
・日にとける死海にあそぶ一日は掌(て)に燃えつきる紅きパラソル
・いそがづもほぐれさびしくかくあれば老いざらめやも遊星(ほし)に祷るも
・書きのこすことなどもなくゆふぐれてそこはかとなきわが桜雲記
・あらざらむゆらぎいそぎてむらさきのさやぐひかりにあなたを愛し

8月14日(日) 台風8号は三陸沖へ。
台風一過で湿度が高く蒸し暑くなる。
朝食後、枯葉が散乱した家の回りを清掃。

日中32℃の公園ウォーキング30分ー-青空、白い雲。
きょうは足首に2KGウェイト&スクワット30回。
このところの雨で家におり、運動不足で身体が硬直している。
風なく蝉声、柿の実が赤く実りはじめている。


8月11日(木) 山の日。快晴、酷暑。
お盆の帰省や旅行ラッシュ、新型コロナ流行の「第7波」が続く。
東北(秋田、青森)で大雨、洪水。

武州古城下の盛夏ー-冷えたスイカ、生け花に桔梗、撫子。
それにしても、別にPCキーボードの打ちすぎではない。クラブの振りすぎでもあるまい?
1カ月前から右手中指や手首が痛み、H院整形外科の診察でヘバーデン結節(軟骨のすり減り)、手首のほうはドルケバン病(手の腱鞘炎の一つ)とわかる。その炎症抑えの薬、また電気治療にあたっているが、老体にしていろいろ起こる。

午後、BSに映画「ひまわり」(伊:1970)を見る。
地獄のソ連戦線に送られた夫。その足跡を追う女。
広大なひまわり畑の果てに見た世界。 映像の一つ一つが重たく美しい。


8月8日(月) 酷暑。37℃。
朝早く起きPCに向かい、ひと風呂あびる。
生ゴミを出して、小庭に水撒きしてから朝食。
S歯科院で治療。午後は整体マッサージ。

「山田稔散文選」(みすず書房)を読む。
ギッシング著『ヘンリ・ライクロフトの私記』のことを、「老いの先取り」として書いている。
実際のギッシングは悲残な暮らしの作家だったが、ここでは田園での四季の情緒豊かな悠々自適の生活が描かれている。同書は中学時代に夢中に読んだもので懐かしい。思わず書庫から取り寄せる。わが愛蔵の「ギッシング著・藤野滋譯、大正13年春秋社・発行」なり。


8月5日(金) 野田パブリック・ひばりコースで。
夜来の雨があがり、曇ったり晴れたり。
連日の猛暑とうってかわって、25℃前後でしのぎやすい。
涼しく快適に8時30分、OUTスタート。18H、6100Y。
1カ月ぶりのコース、まともに練習もしていないが、果敢に飛ばしていく・・・・?

ノースルーの気軽なコース、緑のフェアウェイがまぶしい。カート乗り入れで楽々プレーだが、なるべく歩くようにする。真夏、曇り空、微風、槿の花に鶯の声。1時前にあがる。河本、前田、太田の3サムでスコア109(52:57)なり。


8月3日(水)  37℃の強烈な暑さ。
早起きして白粥がおいしい。梅干し、鯵の開き、納豆。
猛暑の中をウォーキング40分。日傘をさしゆっくり歩いてくる。
茶室の軸に、井上康史書「夏山多奇峰、雨後蝉声一面響」。
ー-夜、山形や新潟で大雨、河川氾濫。


8月2日(火) 焼跡世代の文学。
話題の黒古一夫著『焼跡世代の文学』(アーツアンドクラフツ発行)
高橋和巳、小田実、真継伸彦、開高健ら戦後文学の闇を説く熱い論考。
アジア・太平洋、ベトナム・湾岸、イラク戦争はじめ原発・核・フクシマ論、全共闘文学論は著者の年来のテーマで「戦争はまだ終わっていない」、貴重な一書なり。

その書評「時代を刻印し情況を超えようとして」が「図書新聞」(8月6日号)に掲載される。
当初は大部の原稿になったが、削り削り、それでも指定オーバーの2300字になる。黒古さんのマグマを感じさせられながら、まとめあげた。(書評紙がコンビニのマルチコピー機で購入できるという)。
ー-きょうも暑い。熱中症警戒にて、うだる。


8月1日(月) 猛暑。危険な暑さ。
8月が危険な暑さの中でスタートした。
朝食を終えて9時頃、近所の郵便局に寄ってから、公園をひと回りしてくる。
野球場で少年たちが元気に試合をしている。
太平洋高気圧がせまり、列島は猛暑40℃近くなっている。

コロナは1日あたりの感染者数が20万人を超える。
そして元総理の国葬、統一教会の底知れぬ政界汚染、東京五輪疑惑。
いや、なぜか1兆4000億円オリンピック決算書のチェックなきや。
ー-老体はアイスキャンディをなめ、部屋でゴロゴロしている。



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