日録●太田代志朗2022年 

1月30日(日) 全国の感染者8万4000人超
どんより曇り、寒気ひしひしと、雪でも降りそうな気配の1日。
「高橋和巳年譜」の第一稿ができる。新たな項目をかなり追補した。
電子全集(小学館)「憂鬱なる党派」につづく「我が心は石にあらず」は2月配信。

埋火(うづみび)もわが名をかくすよすがかなーー蕪村


1月29日(土) 82歳、誕生日。
自分ながらようやってきたと思う。
静岡~大阪~京都~東京と暮らしの日々で、どうやら武州古城下が終の棲家になった。お陰さまで元気ーー血圧、喘息の薬を飲み、あとは整体マッサージ(週1)。よく食べ、よく眠り、ウォーキング&執筆&昼寝。心身機能は低下するばかりだが、気ままにあれこれやっている。

夕食に家人がお取り寄せしてくれたふぐ鍋。
賀寿のひれ酒にいささか酔う。


1月26日(水) 3回目接種は2月3日に。
晴れ。風もなく穏やかな冬晴れ。
感染は過去最大ーー当方3回目の接種はきまったが、濃厚接触、自宅療養、高齢者波及。
はてとこのワクチンって治験中、遺伝子組み換えなの?

昨夜はNHK:BSプレミアム「あしたのジョー 時代と生きたヒーロー」が面白かった。
主人公矢吹丈は漫画の世界を飛び出し、学生運動の若者たちの背中を押すなど、多くの若者の心を動かした。時代を越え生き続けるヒーローの魅力に迫る”アナザーヒストリー。

ところで、矢吹丈に敵対する力石徹のモデルといわれる山崎照朝さんは名うての日本の武道家・空手家・キックボクサー・ジャーナリストである。東京新聞ショッパーに1時おられ、同紙の連載コラムを1年間依頼されたことがある。その山崎さんに2度会い、御馳走になり、帰りは車で家の近くまで送ってもらった。


1月24日(月) オミクロン株の市中感染。
夕べひと雨あったようだが、関東は晴れて寒さも和らぐ。
植木の手入れに余念のない家人が、小庭の蹲を洗っている。
「きれいな水になると、すぐ小鳥たちがきて水浴びしていくのよ」という。

29日は不肖の誕生日、開き直り勝手気ままも承知でようやってきた。
1968年3月上京、銀座7丁目のビルが事務所で仕事は忙しく連日の徹夜だった。
思い出深い東京銀座、かねて南蛮銀圓亭or胡椒亭と思っていた。
それが東京都で本日新たに8.503人感染。自宅療養者 過去最多に 2万6000人超。
老いて怖くて、これではどこへも行けないことになった。
やはり誕生祝いは近場で魚庄の鰻重か。武州暮らしの吹き曝しにもなれたからね。


1月21日(金) 
寒風。全国で4万9800人余、過去最多。

晴れ。寒くて朝の起床が億劫になる。
昼前に寒風が吹きすさむ公園を40分ウォーキング。

3回目のワクチン接種の予約ができた。
2月3日(岩槻駅前ワッツ東館2階:ファイザー)で、後遺症ないように臨む。
ーーだらだらPCに向かい3時間。昨日からなぜか片頭痛がしている。


1月19日(水) 
明日は大寒。

晴れ。明日は大寒だが、昼前は温かくほっこらした気分になる。
冬の青空がまぶしく、公園を60分ウォーキング。

新型コロナウィルス感染急増。1都12県への蔓延防止等重点措置の追加適用。
今週予定だった隅田川巡りや河川敷1Rも止めて自々粛々。
さて「新資本主義」の芽にデジタル、グリーン、人口知能、量子、バイオ、宇宙という。
当方、デジタル難民で未だスマホも通話のみで、別にあれこれ対応する気力もない。


1月17日(月) 
冬日和。

晴れ。関東平野は寒がゆるみ、日中は10 ℃。
首都圏1都3県が危なくなった。重点措置が適用されるよう。

小庭の侘介椿が咲いている。
快眠、快食にて体調もよく、ウォーキング60分。
「曠野」主宰の飛高敬氏の歌碑が菩提寺の密蔵寺(久喜市)につくられる。
その原稿「向日紅繚乱」ができたので、早目におさめる。


1月13日(木)
 全国で感染18.000人余。

朝は4℃の冷気にピリっとするが、風もなく穏やかな一日。
北日本や北陸は大雪、新幹線も一時ストップと。
ついに感染爆発。またも応対後手で各地最多更新。全国で18.000人余。
3回目のワクチン接種クーポン券が届くが、まだ予約できないでいる。

自動車運転免許更新で岩槻警察署にいく。
これが最後の手続きかと感慨深く、とまれ慎重に安全に運転。


1月11日(火)
 雨。

夕べからの雨が降りつづき、凍てつく寒さしんしん。
松の内も過ぎ、成人式の3連休が終わる。
冬ごもり心の奥のよしの山ーー蕪村

感染急拡大、TVニュースで街の人混みを見ていると何とも怖くなる。
一部オミクロン株は軽傷とのことだが、年寄りがチョロチョロ外出することはない。
T君と約束の永代橋~浅草ウォーキングは1カ月延期。



1月7日(金)
 雪の城址公園ウォーキング。

晴れ。早朝の雪の城址公園を60分ウォーキング。
いつもの公園が雪化粧で、すっかり別の風景になっている。
木の枝の雪が溶け、時々粉のようになって落ちてくる。
雪の降るまち、思い出だけ通リ過ぎていく・・・。

全国コロナ感染者6.000人超、すさまじい数で増加。
またも緊急事態か、老輩は人混みにでないと戒める。
きょうは七草粥。ーー奴がれの戯れせんとや寒椿。


1月6日(木) 雪。
朝から厳しい寒さで、午後から雪になる。
首都圏が大雪で交通事故・渋滞で大変なことになっている。

銀座、赤坂時代にお世話になったIさんから電話。
鎌倉の事務所にまだ行っているようであれこれの積もる話。
わが70~80年代、極私的クリエーティビティと実施制作力が問われた時代。



1月5日(水)
 小寒。
晴れ。小寒で4 ℃、武州の冬空が冷たく澄み切っている。
城址公園の池の水が氷り、ウォーキング50分。
赤い橋を渡り、黒門や曲輪を過ぎ、人形塚の脇をいく。
気がつけば、愛犬たち(スバル、安寿)といつもきていたコースである。
すっかり葉を落とした冬木が空に向かって凜と枝を張っている。

喘息の咳も治まったようで快調ペース。
仕事始め(昨日)にて、何とか今年もやってゆこうと思っている。
しかるに、この年明けに感染急拡大、弾道ミサイルが日本海に落下着弾。
ーー終日、門巷閉ざし家にいる。夜、寒月、煌々。



1月2日(日)
 列島に寒波。
晴れ。朝の寒気がピリピリ身にしみる。
冬型の気圧配置で、北日本や北陸エリアは大雪、猛吹雪。
寅年、「猛寅一聲山月高」だが、いつもながらののんびりしたお正月。
年賀終いだと思っているが、60通ほどいただき改めて書く。

元日は 倅一家がきてお屠蘇を祝った。
お取り寄せのお節料理に、お雑煮は餅を2コ。
真理子がお琴を弾いてくれる。
ーー日が暮れ、夕食は皆んなですき焼きとなった。



1月1日 元旦
あけましておめでとうございます。
諸賢のご多幸、ご健康をお祈り申し上げます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

ーー今年はどんな年になるのだろう。
コロナ禍の落ち着かない状況で、ままよ武州の風が流れていく。
もうムリができない身であるが、「老いて花をかざし、自ら羞じず」(蘇軾)や。
 


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