日録●太田代志朗●2021年 |
12月30日(木) 本年、ありがとうございました。 本年もあと2日、2021年が暮れる。 年末寒波が日本に襲来 今夜以降は大雪や吹雪に警戒という。 コロナ禍がゆるみ、帰省ラッシュで新幹線、航空など混雑している。 松飾りをし、ちょっとした拭き掃除をしていたら、注文のお節が届けられる。 ことしも人にあわず、ウォーキングをし、健康保持につとめた。 (思えば外出は、東京へ2回(神田、隅田川)&ゴルフ月例会だった)。 持病の喘息および高血圧の薬は常用し、食事はおいしく、睡眠もよくとっている。 感染で落ち着かぬ暮れ、老いぼれがやられたらひとたまりもあるまい。 そんななか、家人ともどもつつがなく1年が終る。 ーーありがとうございました。 12月28日(火) 晴れ。冬型の気圧配置。 当地は朝から青空が澄みわたり、風もなく穏やかだ。 武州古城下、変わらぬ人形のまちの暮れである。 午後、孫娘真理子の筝曲の演奏会。 女子校のクラブの生田流で「花は咲く」、「無限流」の2曲。 日ごろの練習は週4日とのことで、部員12名の熱演。 コロナ禍で観客は当初、父兄だけに限られたが、その家族にひろげられ、お陰さまで本年の締めくくりに素敵な筝曲を聞くことができた。 ーーそして、女子校生たちの打ち上げは焼肉屋でとのこと。おい、おい(?!)。 帰り倅夫婦と珈琲にケ-キの洒落た店でお喋りの1時間。歳末、日が暮れる。 12月25日(土) 東北、北陸が大雪。 2021年も残すところわずかになった。 夕べの雨が昼前にあがり、寒波襲来というが当地は穏やかな1日。 人形のまちには破魔弓や羽子板の幟がゆらめいている。 今年も家人に手伝って漬けた山東菜やなますもいい味に仕上がるだろう。 昨日は窓ふきをしていて、うっかりし右手の薬指を痛めてしまった。 オミクロン株が各地に発症し、年末の帰省や旅行の自粛が呼びかけられている。 Xマスだが別段のことなく、このところ白ワインが口にあう。 近くに棲む倅も孫娘も寄りつかないが、元気でやってくれていればいい。 ーーこの1年もコロナに明けてコロナに暮れる。 12月22日(水) 冬至、葛湯。 昼前になってやっと腰をあげる。背筋をはって30分ウォーキング。 記憶力は衰え、体力も低下。脳と体の可動域がどんどん狭まっている。 いや、それでもあとの遺りの仕事を果さねばならぬ。 そして18ホール敢闘&隅田川べり散策、温泉湯治行。 夕刻、葛湯に入る。今年も庭師のSさんより葛をたくさんいただいた。 瀬戸内寂聴さんの本葬が京都・妙法院でいとなまれた。 大阪でオミクロン株陽性者が確認、国内初感染。さて年末年始拡大か。 12月20日(月) 晴れ。ウォーキング60分。 穏やかな一日。霜、鴨、寒月、冬景色が深まっていく。 PC打ち込み進まず、炬燵にはいって以下読む。 ・高澤秀次著『評伝 西部邁』(毎日新聞社) ・片山 修著『山崎正和の遺言』(東洋経済新報社) 12月17日(金) 雨後の雑木林。夜、風が轟々。 昼前になって雨が上り、青空がのぞき冬陽がまぶしい。 雨でしっとり濡れた雑木林の中を歩いてくる。 家人が茶室で、お正月の軸のことでいろいろやっている。 炬燵に入って本をで読んでいると、気持ちよく眠っている。 北陸は強い寒気が流れ、大雪になっているようだ。 夜遅くになり、武州は風が轟々と吹き荒れる。 12月14日(火) 雨が昼過ぎにあがる。 朝は4℃、ゴミ出しにでるとピーンと外気が冷たい。 雨が午後にはあがり、青空がのぞき陽が射す。 定期(週1回)のマッサージで身体もほぐれる。隅田川ウオーキングで足腰がひきつっていた。 OMRONの歩数計が届く(オンラインショップで、浜松から何と1日で届けらる)。 盆栽村の 清香園(盆栽教室)でもとめた梅の古木の紅白の小さな花芽が愛らしい。 ーー晩御飯にスーパーでかってきた博多味噌もつ鍋。 12月11日(土) 向島、隅田川・言問橋~永代橋。 牛嶋神社、三囲神社を詣で、言問団子による。 そして隅田川沿いをゆっくり歩く。 「墨堤のむかし今更のやうになつかしく思返されたり」は、 荷風「断腸亭日乗」昭和14年11月4日の条なり。 河畔の穏やかな陽ざしが温かく、セーターを脱ぐ。 水上バスが行き来し、コガモが波間に揺れている。 言問橋より吾妻、厩、両国、清州橋、永代橋へ。 永代橋よりバスで3時に東京駅北口。 友人T君同道にて23.000歩約15Km。有難くも体調がゆるされ、快く疲れている。 12月9日(木) 晴天。 昨日は冷たい雨の1日だったが、きょうは天気回復。 朝から空が澄みわたり、穏やかな日和となる。 喘息の咳で身体がだるく、薬はいっぱいもらっているが、喉の痛みに飴をなめている。 気晴らしにエイと思い、雑木林の中を、ウォーキング50分。 紅葉がそろそろ終わり、冬枯れの木々に小鳥たちが啼いている。 12月7日(火) 終日蟄居。 寒くてどんより雲り冬型の気圧配置。今夜は雨になるようだ。 恒例の顔見世興行の始まった街で、ゆらりと雪駄ばきで蒸寿司でもを食べたいのだが。 「高橋和巳電子全集」(小学館)第15,17巻・エッセイの内容、目次確認。 担当Aさんに、再度の資料につきまたいろいろわずらわせてしまう。 それにしても、この博識豊かなボリュームには改めて圧倒される。 12月5日(日) 晴天。久保田万太郎の俳句。 晴れて風なく穏やかな一日。 スポーツ公園は少年たちのサッカーやテニス試合で賑わっている。 元荒川の流れがなく、浅瀬に5、6羽のシラサギが佇んでいる。 ウォーキング60分。枯葉の小道をカサカサと音を立てながら歩いてくる。 新刊の岩波文庫に、恩田侑布子編『久保田万太郎俳句集』読む。 まさに「やまとことばの色、つや、テリ、匂いかけての902句」。 ・寒燈にすぎゆく”時”の足音や ・熱燗や手酌いかしき一二杯 ・墓ぬらす雨のふるなり年の暮れ 12月3日(金) 野田パブリック・ひばりコースで。 朝の光にフェアウェイが刻々とめざめていくようだった。 7時35分、OUTスタート。6.280Y、18H、P72。 1番(170Y、P3)は2オン2パットで、ボギー発進。 師走、明るい陽ざしの穏やかな1日。 クラブを選び、ボールを打つことの歓びを噛みしめる。 老いとの闘いもあるが、たあいもなく児戯のようにはしゃぐ。 昼近くなると気温がぐっとあがり、汗ばむ。 気ごころ知れあった校友会有志、気軽なノースロー。 いつものおにぎりを頬ばり、100切れずも気持ちよくプレーできた。 12月1日(水) 師走。 夕べの激しい雨が昼前に上がる。 公園散歩。落葉の小道を歩き、大きく深呼吸してみる。 やっと「捨子物語」解題13枚にメドがつき、最後の仕上げ。 体調リズムが乱れるまま、1カ月ほどあれこれ過ごしてしまった。 いや、この物語のモノノケに憑かてしまっていたのかもしれない。 中村吉右衛門さん逝去。歌舞伎立役者、77歳、 大星由良之助、松王丸、俊寛、弁慶の当たり役。 |
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