菊宵連句会

柳橋の巻
鈴木環奈捌き


座   ■菊宵連句会

連衆

■鈴木環奈、太田壽雪、野村路花、永杉杉太、金原蘭子、伊庭九遠
於   ■柳橋倶楽部 2006年06月09日 発句〜脇
    ■ネット     2006年06月10日 3句〜2006年10月19日



発句

   三下り梅雨の音する柳橋

仲夏 場

鈴木環奈
    縮みの浴衣蛇の目傘ゆく 三夏 他 太田壽雪
第三    ブルーサムライ金髪ピアスの選手(ひと)もゐて 雑 他 野村路花 
4     ライ麦パンに 添へる味噌椀 雑 自 永杉杉太
5    香草を干し忘れたる月の庭 三秋 金原蘭子 
6     わが隠れ家は雁行の道 晩秋 自 伊庭九遠
1    膝抱けばへの字の山の秋の暮 晩秋 場 壽雪
2     遥けき乳のかたち恋ふとぞ 雑 自他 環奈
3    一言も謂はずかの人夢の中 雑 自他 杉太
4    ムックリといふ笛を吹きたし    雑 自 路花
5    極彩のおとぎの国の儀仗兵 雑 場 九遠
6    白息を濃くする王の牝馬は 三冬 場 蘭子
7   カリギュラよ冬三日月にそっと告げ 三冬 自 壽雪
8    長い手紙を書いて燃やして 雑 自 環奈 
9   もしかしてもしかしたらの昭和メモ 雑 場 路花
10     行きて果つるも御心のまま 雑 他 杉太 
11    花の影いびきほのかに黄蝶立つ 晩春 他 九遠
12     春茜射すプアゾンの瓶 三春 場 蘭子
ウナ
1    手鏡の奥に琴爪小町の忌 晩春 場 環奈
2     松醪一酔(しようろういつすい)獅子狂ひゆく  雑 他 壽雪
3   嵐過ぎひとり琥珀を弄ぶ 雑 自 路花
4     無言(しじま)楽しも賎が屋の日日 雑 自 杉太
5    葛切のあはあはとあり江戸切子 三夏 場 蘭子
6     悪戯パック夏の夜の夢  三夏 場 九遠
7    妖精の森駆け抜けて海に出る          雑 自 壽雪
8     魚の音符を掬ひあげよう   雑 自 環奈
9    居さうらふ記憶の底の艶黒子 雑 他 杉太 
10     フジタの肌の柔らかきこと 雑 場 九遠
11    蟷螂が夜のスタバの止り木に     三秋 場 蘭子
12     月の客なら選り好みせず 仲秋 自他 路花
ナウ    
1    旅人の急げ山寺露時雨                                   晩秋 他 壽雪
2     破れ笠にはよろず屋とあり 雑 場 環奈
3    口八丁包丁研ぎの摩訶不思議 雑 自他 九遠
4     陽にかざし見る瞬間が好き 雑 自 路花
5    貴人の忍ぶ石室(いはや)に花の降る 晩春 他 杉太
6     空中庭園色鳥の唄  三春 場 蘭子
2006年06月09日起首
2006年10月19日満尾

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