日録●太田代志朗●2021年 

3月30日(火) 散り桜。3月尽。
薄曇り。夢の中に幼い頃からの思い出が駆けめぐる。
満開の花が散り、地面が眩しいカーペットになっている。
3月尽ーー原稿にメドがつき、静かな気分で春のこの時を過ごしている。

3月28日(日) 春の雨。
小雨のパラつく早朝ウォーキング。
雨で花が散っていくのだろう。
家に帰ると、玄関回りが風で流れてきた花ビラでいっぱい。
くれないの雨降るこころ春の雨。
山中智恵子さんにいただいた色紙は居室に飾ってある。


3月26日(金) 晴れ。桜花爛漫。
早朝起床、ひと仕事。書き流しができなく遅々たる状況なり。
気晴らしに、小庭の雨ざらしで痛んだ枝折度にオイルペンキ塗る。
枝折戸は10余年前、庭師に頼み京都から取り寄せの逸品で、修繕しつつようもっている。
午後、城址公園にいくと桜花爛漫。薄色の花ビラが舞っている。
満開の桜、切なくもその咲こうとする花の力強さ。
ーー感染が全国的に増加、第4波への警戒高まる。


3月24日(水) 晴れ。花の日々。
朝の花の城址公園を散歩してくる。
淡い紅が陽ざしの中に揺れている。
武州古城下に40年余、時が巡り、思いが巡る。

五輪強行か。その開催につき有森裕子氏。
「選手やスポーツを思うのは止めて欲しいんです。(開催云々より)社会ファーストじゃないですか。
社会がちゃんとしていないとスポーツができない。社会があって、その下に人間が健全に生きていく為のスポーツがあり、文化がある。オリンピックはそのひとつに過ぎない」



3月22日(月) 緊急事態宣言(2カ月半)解除初日。
昨日の雨があがり、晴れたり曇ったり。
城址公園のソメイヨシノやシダレザクラが5分咲きになっている。
風がでてきて、桜の森が轟轟と鳴っている。

メガネ紛失し3日、4日ーーどこを探しても見当たらぬ。
確か車AQUAの中でサングラスと交互にかけたりしていたのだが、どうなったのか分からない。あれこれアクシデント頻発。不注意、また物忘れもひどくなっている。
よってT眼鏡店で遠近両用のメガネをあつらえる。とんだ失費となる。


3月19日(金) 晴れ。菜の花、鶯の声。
野田パブリックひばりコース(5.852Y)、INを9時20分スタート。
河川敷の18ホール。菜の花が咲き乱れ、鶯がしきりに啼いている。
お互い元気で何より、校友たちとの来し方の話も弾む。
パートナーに恵まれスコア93(47:46)、楽しい1日となった。


3月17日(水) 彼岸入り、鶯の声。
早朝、玄関口の新聞受けにでると小庭の向こうから鶯の啼き声が聞こえる。澄んだホーホケキョーでなく、愛らしいさえずりが長くつづく。
晴れ、彼岸入り。散歩で花々に巡りあってくる。
「図書新聞」編集Mさんからメール。

緊急事態宣言解除の動きーー歓送迎会、お花見、五輪突入。
疑惑の総武省会食の文書砲、またも新たに放たれている。
TVに連夜の藤沢周平作・山田洋次監督の映画『隠し剣 鹿の爪』『たそがれ清兵衛』。


3月15日(月) 晴れ。変異ウィルス急増。
公園にコブシ、モモ、ユキヤナギ、タンポポ、スイセン。
ウォーキング50分。風がまだ冷たいが、日増しに春めいてくる。
何とか一日も早く仕上げねばならぬに暗澹茫々。


3月12日(金) 変異ウィルス、全国にひろがる。
薄曇り、ひと仕事してから公園ウォーキング50分。
木々にシジュウガラが飛び交っている。
竹藪の脇の小祠の境内にいくと、早咲きの繚乱の花が風にはらはら舞っている。

『舞台をまわす、舞台がまわるーー山崎正和オーラルヒストリー』(中央公論新社)再読。
山崎正和は梅原猛に迫られ、今にも殴られるかと思ったという。
しかり、その時の話題が演劇論でなかったにせよ、戯曲「世阿弥」に比べスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」の劇作的幼稚さはいわずもがなであろうからね。


3月10日(水) 晴天、北風。
晴れ。北風にあおられながらウォーキング50分。
公園の芝生が緑に萌えはじめ、レンギョウが咲いている。

終日、書庫。春の陽が翳り夕暮れになっていく。
なるほど、SNSの普及などで言葉は単純化され、罵倒がとびかう。現実にググり、コピペし、ハッシュタグするだけで、思想なき現状発信であるか。


3月8日(月) 春の雨。
朝からの春の雨が昼前に止む。
小庭の蹲にしきりに小鳥たちがきている。

孫娘が県立女子高校に合格。
ケーキや苺を届けたりして激励するしかなかったが、夜遅くまで塾通いし念のためにと私立も受験、何かと大変だったようで何より。
コロナ禍で中学校筝曲部の活動もなく過ぎ、卒業式も簡素になるよう。


3月6日(土) 時々曇り、気温があがり春の温かさ。
暖かく春の陽気になった公園を歩いてくる。
川向こうへコースをとると、彼岸桜が咲いている。
艶やかな薄紅の花々が鮮やかでこぼれおちるよう。
ことしも花に巡りあうことの喜びをかみしめる。

1都3県に緊急事態宣言、再延長で21日までになる。
各地に変異ウィルス発生、自粛がつづく。


3月4日(木) 晴。
夕べはぐっすり眠り、起床7時。朝粥に鯵の開き、梅干し。
一日ごとの気温の変化で春の兆しを感じている。
大樋焼の茶碗で一服。愚老当春は春帖を出し候ーー蕪村。

昨日は晴天、自粛の中、エヴァンタイエゴルフクラブにいってきた。
OUT8:50スタート。コースは狭くなかなか体力が入り、OB連発。
お昼のステーキ食べ放題はいいが、バックナインも乱れスコア110(57:53)。そろそろの限界(?!)だろうが、お互いにいいたい放題の楽しい一日だった。


3月2日(火)  春の嵐。
朝の陽が陰り、風が吹きあれる。雨になるようだ。
人形の町は静かで、「まちかど雛まつり」の賑わいもなくなっている。

近くのドコモショップにいってくる。
スマホはGalaxyで、電話連絡月15、6回くらいしか使っていないのに月額6.000~4.000円請求で吃驚。小さな画面を見ていると頭が痛くなり、何もしなくなっている。よう分からぬがオプション廃止など整理してもらいギガライトは最低の1GB、2.980円になる。これを機にプラン変更で、DTI Withドコモ光=7.539円になる。ーーそしてまたも文春でNTTの総務省官僚接待の砲。


3月1日(月) 弥生3月。
晴れ。はやくも3月になった。
まだ空気はひんやりするが、弥生の透明な光がおどっている。
早朝に原稿25枚、小学館にWORD添付送信。ひと仕事終える。

秀和総合病院(循環器内科)定期診療。
生体検査はK(カリウム)が5.8Hと異常で、1カ月後に再検査になる。
混雑しており、待たされ生検・診察、そして薬をもらうまで3時間余りかかった。
とんかつが食べたく、テイクアウトのロースかつ弁当を家に帰って食べる。

日録2010年1月~2021年3月
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