日録●太田代志朗●2025年 |
6月30日(月) 6月尽。猛暑。 朝から強い日が照りつける。 あっというまに、1年の半分が過ぎてしまった。 冷蔵庫にある食材がいたんできており、生ゴミに出す。 H院でリハビリ1時間を終え、スーパー温泉でほっこらしてくる。 だがまさに熱暑、日中の灼熱に当たるとふらふらしてしまう。 6月28日(土) 暑い、日中34℃。 起床6時。昨今寝入りが自信ないときは、マイスリー4分の1を飲んでいる。 朝食のご飯(ゆめぴかり)を炊き、おいしくいただく。 午後2時、病院。下着など持参。家人は点滴が終わり重湯になる。 帰りに駅前のマルエツで野菜、果物、海苔、味噌、牛乳など買い物。 座骨神経痛のムリしないストレッチを動画で励行。 ーー京都岡崎真如堂前町、2階建て5LDK中古物件1.680万円と。 6月27日(金) 酷暑。 きょうも33℃と暑い。七十二候は「菖蒲華」 (あやめ はなさく)。 昼前にリハビリ。依然として痛みがはしる。 天城高原の別荘地300坪。 その東急不動産が日本テーマパーク開発KKに譲渡。よって説明会を東京・九段会館でとう案内。 バブル期の争乱に乗せられ、手を出してしまったのである。伊豆高原や天城の夢はとうに潰え、別荘地も売れぬまま運営管理費を支払いつづけ、今日に至っている。 天城東急リゾートの事業主が変わり資産価値がどんどん減っていき、哀れな老人は”不の遺産”をかかえあわあわやっている。ーー愚痴無智のあま酒つくる松が岡(蕪村) 6月26日(木) 真夏日復活。 朝から強烈な陽ざし。ベランダのクンシラン(この春先に植え替え)が3輪大きく咲く。 朝食も簡単にすませ、10時より運動スクール。筋トレや脳トレを行い、元気な体を保つーーいや、トレーニングはほどほどに、皆さんと楽しく運動。確実に固まってきている老体。 ーー家事・雑事にフーフー。銀行&郵便局振込、洗剤の購入、ダイソー、ヤマダ電気、AQUAガソリン満タン。 6月25日(水) 雨。 雨が時に激しく降る。これから警報級の雨になるよう。 食事も適度につくっているが、リビングが一挙混乱。 病院見舞いは週2回ときめられ、リハビリをすませて家にいる。 6月24日(火) 雨、曇り。 雨が時々降り、梅雨の雲が重くひろがる。 家人が虚血性大腸炎で、M総合病院の緊急検査で即入院、4日目。 激しい腹部の痛み、吐き気、下痢、血便で苦しんだが、最善の医療体制で点滴がつづく。いち時どうなるかと思ったが、病院の丁寧迅速な対応にありがたく感謝している。 その病院との交渉、入院手続きなど愚息に一部手伝ってもらう。 家人任せに気ままにやってきたので、食事、洗濯、掃除、ゴミ出し、病院、スーパー&薬局への買い物など老残のひとり身になっての生活ペースに慌てふためく。 ーー昼前にリハビリ。西瓜を買ってきたが甘みなし。 6月20日(金) 暑い。リハビリ&ブロック注射。 朝風呂、白粥、めざし、梅干し。 朝から気温が高く、34℃の強い日差しが照りつける。 昼前、H整形外科でリハビリ&ブロック注射。 武州岩槻にて家の近くのシャトレーゼが改装中にて美味しいアイスが手に入らない。 賑わう大宮にでむけばそごうの老舗で水無月(和菓子)、ゐざさ茶屋に柿の葉寿司がある。 この時期には鮎の塩焼きがいいが、コメ騒動下、美味しい銘柄米をわが家はありがたくいただく。 ーーさるにしても、小賢しい文学理論の研究などもうご免だ。 満ちたりた思い出がこの余生を彩る。時の流れに記憶と予感が光に溶ける。 さて、京都”密語庵”はどうなっているのだろうか。 6月19日(木) 猛暑。 晴れ。きょうも暑い。昨日のラウンドはひとり楽した分、疲れもない。 小庭の盆栽や鉢物はこの異常な暑さですぐ乾き、水撒きは1日3、4回やっている。 2階書室のエアコンがきかなくなった。ドアホン共ども買い替えねばならぬ。 家人がM総合病院で胃カメラ検査、病院は混雑し、診察は1週間後との由。 暑くてぼんやりーー転寝、うつらうつら夏河こえしかば夕暮れ。 6月18日(水) 野田パブリック・ひばりコースで。 炎熱の河川敷ノースローの濃緑のフェアウェイが眩しい 危険な暑さの日々だが、それがコ-スには何とも爽やかな風が流れ、時々、高原でプレーしているような気分になる。 ひたすらにひとりカートにしがみつき運転、進行。 左足をかばって打つボールは力なく転がっていく。ショットが乱れ、気力がなくなれば、そのホールはギブアップで了解してもらう。いいじゃないか。好きなようにやってくれ、と仲間が笑う。 水をがぶがぶ飲み、塩飴をなめる。 バックナインになりお互いが疲れ、14ホールであがることになる。 ムキになることもなく、スコアもつけず、この酷暑のシニアプレアーたちの顛末。 帰路の16号線、車中歓談ーー期待の月例ゴルフ、ア・ビアント。 *ようやった。カートに乗っているのに万歩計7.000歩なり。写真はM君が撮ってくれた。 6月17日(火) きょうも暑い。 朝風呂、白粥、納豆、鯵の開き。梅干し。 危険な暑さ。熱中症のリスクが高まり、安静時でも危険な状態だという。 所用をこなして水を飲み、疲れ、シャワー浴び、お三時に舟和の久寿もち。 畏友Kよりメールあり。 「1960年の樺美智子さんを偲び、国会議事堂南門入り口前で一人黙とうをしました。各門のあたりには2-3人の制服警官はいましたが、黙とうなんかする通行人は、私だけでした・・・」。 さなりーー6/15争乱。いうなかれ、ひとりあわあわと夢ゆれつづく残生。 1960年6月、あの狭い広小路キャンパスの光芒、 そこから流連荒亡の歳月だったか。 6月16日(月) 真夏日、猛暑。 各地に真夏日、湿度たかく、熱中症注意。 早朝に目覚め風呂に入り、デスクに向かいパソコン、資料など。 S歯科院で治療(2.910円)。H整形外科でリハビリ(220円)。 TVニョースを見ていると、この猛暑下、元気な高齢者たちが出歩いている。 生死事大ーー愚老は昼にソーメン、部屋を除湿にし静かに過ごす。 6月14日(土) 雨。 雲が重くも時々陽がさしたが、午後から雨になる。夜、大雨予報。 小庭の水甕のメダカたち、その卵から孵り微塵のような小メダカがすばしこく泳いでいる。 図書館に寄ってから、スーパーにまわりお米と安曇野の天然水1箱&みたらし団子。 ーーしつこい頭痛が少しよく(?)、手当たりしだいに読む黒川博行、與那覇潤、車谷長吉、江戸雪、小川糸・・・。そして、こんな日はぶらりと小路の暖簾をくぐり1杯、鯖きずし、牛すじ煮、たこブツ。 6月11日(木) 梅雨の中休み。 城址公園にいくと、靄がかかっている。 紫陽花に陽がさして、その花々が麗しい。 運動スクールで90分。 きょうは動きは控えめに、トレーニング自重。 頭痛が収まったようで、何カ月ぶりかですっきりする感じ。 *ニコンのCOOLPIX7100で撮った写真は、メモリーカードでPCに転送できた。 6月10日(水) 雨。 雨の公園に車を停め、少し散策。紫陽花が咲き乱れている。 小雨にけむる小径、緑の樹々の匂い、深呼吸。 昨日はF整形外科の診察でうつ伏せに寝かされ、仙骨部膜外ブロックの注射(局所麻酔薬)。痛みが少しなくなる。快癒をねがう。 6月10日(火) 雨。梅雨入り。 関東甲信越が梅雨入りになる。雨に紫陽花、菖蒲、花菖蒲。 雨音とともにラッキョウ漬けは、わが家の梅干し作りと一緒の長年の行事だった。 だが、今や老夫婦はそのモチベーションなく気息奄々。 ーー田中陽三自選シナリオ集『ゆきてかえらぬ』(図書刊行会)読む。 そう、チゴイネルワイゼンでも聞きながら、最後の旅にでてみるか。荒れた怒涛の海。血に染めあげられた断崖。母よ、少年がかかえしあらぬ酷愛の韻々と。 6月9日(月) 夏椿。 わが家の夏椿が咲き、一夜で空しく散っていく。儚くも可憐な花である。その白い花びらが一面に落ちている。 昼前にリハビリ。腰部の痛みがつづく。 岩佐ウォッチ万歩計を重宝している。 それが小庭の水やりでびしょぬれになり、使えなくなる。よってネット検索、楽天市場で注文、セブンレブン支払い5.564円で、早々に届く。 初期設定し、またきょうから腕にする。夢の5.000~8.000歩!? 6月8日(日) 住宅地の草取り。 曇り。じっとり蒸し暑くなっていく。 朝9時集合、住宅地(400世帯)の草取り。 腰痛でどうなるかと思ったが、自重しながら何とか参加。 皆さん、お元気に19班で道路沿いの清掃(雑草、剪定)。 この武州の地に縁あって43年ーー思えばイベントや祭り、サークル・防犯活動などを通じ多様な交流で地域社会との関わりをもってきた時期もあった。だが、昨今はそうしたこともなく、老いが深まる。 TVに日本ゴルフツアー選手権森ビルカップ(宍戸ヒルズCC西コース)観戦。 懐かしい宍戸ヒルズ(東コース)ーー M君、また機会あればよろしく? 6月6日(金) 晴れ。スーパー温泉。 きょうも気温があがり暑い。 家人のひらく茶会”松風の会”、社中の皆さんも1人、2人と病欠。それでも気長に、侘び寂びのお道具をつかい、綺麗な和菓子と美味しい抹茶。その準備の手伝い(家の掃除整頓など)を終え、スーパー温泉でゆったりしてくる。 夕方、風に吹かれてきた落葉がいっぱい家の前に散らばっている。 6月5日(木) 真夏日。 運動スクールで1時間半、きょうは身体が重くいかようもない。 準備体操、バイタル測定、口腔機能向上、マシン機能トレーニング。 夏が一気にやってきた。夕方、小庭の水やり。 ーーやどり木の目をさましたる若葉かな(蕪村) 6月4日(水) 梅干しつくり断念? 晴れ。朝から青空がひろがっている。 F整形でリハビリ(マサージ、電気、牽引)し、城址公園の散策。 噴水、蓮の華、菖蒲、白鷺。 さて、日々の食事もおいしく、毎年、わが家では南高梅を10kg、漬けてきた。 6月3日(火) 雨の1日。 雨がしとしとと降る。青葉雨だが、湿った空気に気分も重くなる。 活け花にホタルブクロ、トケイソウ、ヨイマチグサ。 長嶋茂雄さんが死去(89歳)。 6月2日(月) 青空のぞき。 晴れ時々曇り。日中は青空ものぞくが、西から雨雲が攻めてきている。 昼前にリハビリ、それを終えて公園散策。噴水、白鷺、蓮の花。 ーーバッハの「ブランデンブルク協奏曲」。 6月1日(日) 水無月、衣がえ。 水無月、時がどんどん過ぎる。「衣がえ」も何か縁遠い言葉になった。 生け花にしたアジサイが部屋を明るく彩ってくれる。 昼前から青空がひろがり、眩しく陽がさす。 公園の緑陰をウォーキング、左腰痛く杖行30分、2.000歩。 衣笠アートヴィレッジ フェスティバル(立命館館大学衣笠キャンパスおよび周辺エリア)開幕。 立命の映像学部発足時は、講演、展示、研究会などに参加したのだったか。しかし、一人、二人と知友がゆき、京都も霞み、淋しく、遠くなった。 ーーテレビに日本ダービー、ラグビー決勝戦。夕食に家人がちらし寿司をつくってくれた。 |
日録サイト:2002年7月~2025年6月 WEBサイト「花月流伝」は2002年7月より開信。 掌篇、短歌、高橋和巳研究、書評、エッセイ、著書目録など随時編纂。 しかるにその大半がアップデート(更新)できず、鋭意検討中。 ネットワーク時代に迷走し、 それでも「純文学終焉」の荒野に、ロマンの夢の文法体系を構築する。 ▲TOP▲ |