日録●太田代志朗●2025年 

6月11日(木) 梅雨の中休み。
早朝の陽ざしが柔らかく降りそそぐ。
城址公園にいくと、靄がかかっている。
紫陽花に陽がさして、その花々が麗しい。
少し歩いてくる。ぶらぶら20分、2000歩~。

運動スクールで90分。
きょうは動きは控えめに、トレーニング自重。
頭痛が収まったようで、何カ月ぶりかですっきりする感じ。
*ニコンのCOOLPIX7100で撮った写真は、メモリーカードでPCに転送できた。


6月10日(水) 雨。
雨の公園に車を停め、少し散策。紫陽花が咲き乱れている。
小雨にけむる小径、緑の樹々の匂い、深呼吸。
昨日はF整形外科の診察でうつ伏せに寝かされ、仙骨部膜外ブロックの注射(局所麻酔薬)。痛みが少しなくなる。快癒をねがう。

6月10日(火) 雨。梅雨入り。
関東甲信越が梅雨入りになる。雨に紫陽花、菖蒲、花菖蒲。
雨音とともにラッキョウ漬けは、わが家の梅干し作りと一緒の長年の行事だった。
だが、今や老夫婦はそのモチベーションなく気息奄々。

ーー田中陽三自選シナリオ集『ゆきてかえらぬ』(図書刊行会)読む。
そう、チゴイネルワイゼンでも聞きながら、最後の旅にでてみるか。荒れた怒涛の海。血に染めあげられた断崖。母よ、少年がかかえしあらぬ酷愛の韻々と。


6月9日(月) 夏椿。
朝晴れが曇りになる。東海・近畿・中国地方が梅雨入り。
わが家の夏椿が咲き、一夜で空しく散っていく。儚くも可憐な花である。その白い花びらが一面に落ちている。
昼前にリハビリ。腰部の痛みがつづく。

岩佐ウォッチ万歩計を重宝している。
それが小庭の水やりでびしょぬれになり、使えなくなる。よってネット検索、楽天市場で注文、セブンレブン支払い5.564円で、早々に届く。
初期設定し、またきょうから腕にする。夢の5.000~8.000歩!?


6月8日(日) 住宅地の草取り。
曇り。じっとり蒸し暑くなっていく。
朝9時集合、住宅地(400世帯)の草取り。
腰痛でどうなるかと思ったが、自重しながら何とか参加。
皆さん、お元気に19班で道路沿いの清掃(雑草、剪定)
この武州の地に縁あって43年ーー思えばイベントや祭り、サークル・防犯活動などを通じ多様な交流で地域社会との関わりをもってきた時期もあった。だが、昨今はそうしたこともなく、老いが深まる。

TVに日本ゴルフツアー選手権森ビルカップ(宍戸ヒルズCC西コース)観戦。
懐かしい宍戸ヒルズ(東コース)ーー M君、また機会あればよろしく?


6月6日(金) 晴れ。スーパー温泉。
きょうも気温があがり暑い。
家人のひらく茶会”松風の会”、社中の皆さんも1人、2人と病欠。それでも気長に、侘び寂びのお道具をつかい、綺麗な和菓子と美味しい抹茶。その準備の手伝い(家の掃除整頓など)を終え、スーパー温泉でゆったりしてくる。
夕方、風に吹かれてきた落葉がいっぱい家の前に散らばっている。


6月5日(木) 真夏日。
運動スクールで1時間半、きょうは身体が重くいかようもない。
準備体操、バイタル測定、口腔機能向上、マシン機能トレーニング。
夏が一気にやってきた。夕方、小庭の水やり。
ーーやどり木の目をさましたる若葉かな(蕪村)


6月4日(水) 梅干しつくり断念?
晴れ。朝から青空がひろがっている。
F整形でリハビリ(マサージ、電気、牽引)し、城址公園の散策。
噴水、蓮の華、菖蒲、白鷺。

さて、日々の食事もおいしく、毎年、わが家では南高梅を10kg、漬けてきた。
それが今年の南高梅は、寒の戻りによる低温や強風で蜜蜂の授紛がなされず結実が十分でなく、収穫量は平年の6割程度という。したがって近くのスーパーにも出回らず(1部あっても高価で1Kg 2.000円以上)。物価高が続き家計の圧迫というご時世、これでは手がでない。
毎年、わが家一大行事として、20~30年と南高梅を漬けてきた。だが今年は、家人ともども削がれた気持ちで茫然。梅干しは毎日1つ必ず食べ、梅干しのない暮らしは考えもしていないのだけれど。



6月3日(火) 雨の1日。
雨がしとしとと降る。青葉雨だが、湿った空気に気分も重くなる。
活け花にホタルブクロ、トケイソウ、ヨイマチグサ。
長嶋茂雄さんが死去(89歳)。


6月2日(月) 青空のぞき。
晴れ時々曇り。日中は青空ものぞくが、西から雨雲が攻めてきている。
昼前にリハビリ、それを終えて公園散策。噴水、白鷺、蓮の花。
ーーバッハの「ブランデンブルク協奏曲」。


6月1日(日)  水無月、衣がえ。
水無月、時がどんどん過ぎる。「衣がえ」も何か縁遠い言葉になった。
生け花にしたアジサイが部屋を明るく彩ってくれる。
昼前から青空がひろがり、眩しく陽がさす。
公園の緑陰をウォーキング、左腰痛く杖行30分、2.000歩。

衣笠アートヴィレッジ フェスティバル(立命館館大学衣笠キャンパスおよび周辺エリア開幕。
立命の映像学部発足時は、講演、展示、研究会などに参加したのだったか。しかし、一人、二人と知友がゆき、京都も霞み、淋しく、遠くなった。
ーーテレビに日本ダービー、ラグビー決勝戦。夕食に家人がちらし寿司をつくってくれた。



日録サイト:2002年7月~2025年6月

WEBサイト「花月流伝」は2002年7月より開信。
掌篇、短歌、高橋和巳研究、書評、エッセイ、著書目録など随時編纂。
しかるにその大半がアップデート(更新)できず、鋭意検討中。

ネットワーク時代に迷走し、
それでも「純文学終焉」の荒野に、ロマンの夢の文法体系を構築する




▲TOP▲