日録●太田代志朗●2020年 |
9月29日(火) 晴時々曇。 あれこれすすまず寝不足のまま、朝の散歩30分。 十月桜、桔梗、萩。身の秋や今宵をしのぶ翌(あす)も有ーー蕪村 9月27日(日) ホームページのアクセスカウント131.100回。 秋涼。あれこれ過ごしているうちに、だいぶ涼しくなった。 WOWOWライブに映画『新聞記者』見る。国家権力の闇にせまる話題のサスペンス。 また、映画『日々是好日』(監督:大森立嗣)はお茶事の世界を描き面白かった。 飛髙敬第6歌集『石に咲く花』(角川書店)は「充実した生命エネルギーみちる469首」。 いつもの「真向勝負」の飛高短歌に圧倒され、大きな力を感じる。 HPアクセス、ありがとうございます。深く感謝。 「花月流伝」(2002年7月発信)は、愚直に長年にわたる大量のコンテンツを構成しました。 だが、2020年1月はからずもHPビルダーよりダウンロードが1部不可能になったままです。 その修復は手つかずのまま、ささやかに日々更新中です。 9月23日(水) 朝微雨。 前線の影響で時折り、雨が激しく降る。 AQUA快走(現在の走行距離16.800Km)、所用のついでにガソリン(@121円)を満タンにしてくる。 サルトルやカミュらとも交流、「サンジェルマン・デ・プレのミューズ」が亡くなった。 六十六番の物まねをし給へば、 外道、笛・鼓の音を聞きて、 後戸に集り、是を見て静まりぬ。ーー世阿弥『風姿花伝』 9月21日(月) 敬老の日。 息災で心おだやかに過ごしている。 社会福祉協議会より長寿の赤飯や羊羹(栄太郎本舗)をいただく。 白内障の日帰り手術をうけた家人も安泰、また茶稽古にはげんでいる。 天城高原事務所より電話あり、電線が掛った樹木2本を伐採するの由。 9月20日(日) 時々雨。門巷粛然。 東京発Go Toトキャンペーン発進。連休で各地が賑わっているようだ。 小庵の庭の片隅の甕の中で孵った10匹の小さなメダカが元気に泳いでいる。 安藤礼二、大澤信亮、絲山秋子を集中的に読む。 また佐藤優・富岡幸一郎の対談『危機の正体』(講談社)はテロ、ファシズム、貪欲な新自由主義、広がるインターネットの闇、格差貧困を衝き考えさせられる。 *** ・オンライン音楽フェスに出演の若衆におくる稲荷寿司かな ・葡萄酒も地の塩も捨てなだるゝをわが悪業の雨降る夕べ ・コロナ禍に髭剃る朝(あした)滂沱たり幻(ゆめ)のかぎりのさくらふぶきよ 9月17日(木) 宇都宮カンツリークラブで。 晴天で風なく9時45分、北コース(北3.087Y)をスタート。 肩の回転も腕の振りも、ゆったり大きく! 老骨をきしませ慎ましやかに悠々とショット。 メンテナンスも良好、適度なアップダウンも気持ちいい。 5番(359Y)のグリーンは見えないが真直ぐなホール。これが左手前のラフから15Y、チップインのパー4となる。 バックナインの 中コース(3.075Y))も意気軒高。左右に飛んでいくボールを無心に追っている。 いつものメンバー(森脇、丸野、中西、太田)の激闘、感動、悪態。 コロナ禍に、楽しくゴルフができたことを喜ぶ。スコアは98(47:51)だった。 9月15日(火) 秋来浮雲。 晴れ。昼前の公園を60分ウォ-キング。 澤胡桃の実をいっぱい拾ってくる。 書庫にいると、ぜかランベドゥサ著『山猫』(河出文庫:1971年)が転がっている。 おいおい、これは何のことか。思えば、このヴィスコンティの映画は高橋たか子さん(1931~2013)に誘われ新宿の映画館で一緒に見た。封切りを見過ごし、澁澤龍彦さん絶賛の映画だという。 シチリアの貴族の壮麗な落日、死と愛の供宴の叙事詩、その大舞踏会の絵巻に酔ったのだった。 ーーいやこれも、秋の幻のかぎりをふぶくセンチメンタル・ジャ-ニー也。 9月13日(日) 曇天涼風。 大坂なおみが全米オープン優勝。 ベネチア国際映画祭で日本の黒沢清監督「スパイの妻」が監督賞。 「コロナ時代を詠む」(NHK-BS)は永田和宏氏の近況で慶賀の至り。だが、その仲間の幻想派の安森敏隆(歌人、同志社女子大学名誉教授)は静かに逝ってしまった。 9月10日(木) 晴れ時々曇り。下弦。 初秋の日差しに足元の草、鳥や蝉の声。 仰いだ青い空に層のあつい雲が浮かんでいる。 ひと汗かき、木陰の風が何ともやさしく身をつつむ。 ほっこらとした時が幾重にも流れていく。 残暑がつづくが、秋がしのびよっている。 局地的に突風や雷雨らしいが、日の暮れが早くなった。 9月8日(火) 晴れ。厳しい残暑。 晴れ。防災無線が「熱中症に注意、暑さ対策を十分に」といっている。 昼下がりの猛暑に、マイバッグを持ちスーパーへ家人と1週間分の買い物。 Aの傑作中編集(小説)、またNの京都異界書など興味深く読む。 ・忘却のパレルモなれば雪降りぬ母よ帰らな蛇の目傘さし ・湖に葦笛吹きて昏れゆくをわが紺青の愛などいらぬ ・はらはらと夢のふぶきの朝(あした)なれ老いざらめやも西行桜 9月7日(月) 台風10号、九州全域が暴風雨。 避難された人も多く、土砂災害や安否不明が伝えられている。 関東各地も朝から断続的なゲリラ豪雨。木々が揺れ風が吹き荒れる。 柿本多映の俳句集、『赤江瀑の世界ーー花の呪縛を修羅と舞い』(河出書房新社)読む。 9月6日(日) 当地も大気不安定で雨が降ったり止んだり。 朝の公園は小雨に濡れジョギングする人たちで賑わっている。 晴れて陽がさし、決意のウーキング1時間余9.500歩(5.5Km)。 ご飯が美味しく過食で体重1.5Kgアップ、腹がでてきている。 台風10号、当地も大気不安定で大雨が降ったり、止んだり。 TV中継にフジサンケイクラシック(富士桜カントリー倶楽部)、男子ツアー国内初開幕。 コロナ禍の無観客に若い力と技の激闘、プレーオフで星野陸也優勝。 9月4日(金) 台風10号 特別警報級の勢力で接近。 きょうも暑く、小庭の水撒きもやりきれない。 台風10号が猛烈な勢いで沖縄から~九州に接近中。 夕方、公園を少し歩く。蝉が鳴きしきり、風が騒ぐ。 武州小城下に埋もれ秋を迎える。夜になりゲリラ豪雨、雷鳴。 畏友林廣茂の自分史=京都思想遍歴(原稿1.200枚)に感服。 古川修よ、井波律子よ。 9月2日(水) 吾亦紅、風船葛、落鮎。 朝の公園をウォーキングしていると、陽がさしまた暑くなっていく。 3時過ぎ雷鳴、急に大雨になる。PC、メール、転寝、水羊羹。 9月1日(火) 9月(長月)。防災の日。 早くも9月になった。稲の穂が実り、木々の葉落ち月。 九州北部に大型の台風9号が非常に強い勢力で接近している。 当地はやっと厳しい暑さがゆるみ、ひと息つけるようになった。 雨上りの朝のウォーキング1時間。公園の栗や澤胡桃の実が日に日に大きくなっている。 蝉しぐれに、元荒川は勢いよい水かさで流れている。 1本原稿収める。「管見によれば・・・・」とついつい筆が走ってしまった。 落花流水に行き暮れるも、聖と俗、無と有。穢土から浄土への光の曼荼羅。 新型コロナウイルスの流行から半年近く経った。 各地の感染者続出で、不安や環境の変化に対するストレスも大きい。 安倍最長政権(7年8カ月)が終わり、またも忖度復活の次期総裁選が行われている。 |
日録●2020年1月~9月 不都合により、2020年1月よりウェブサイトの1部が削除されたままになっている。 ▲TOP▲ |