日録●太田代志朗●2010年 

2月29日(土) 緊急事態宣言の町も。
晴れ。2月尽。世は外出を控えよということだが、昼過ぎ公園5.000歩ウォーキング。
家族連れや人の動きも、おもいなしかひっそりしている。
犬仲間のGさんの話で、何と公園のトイレットの紙が盗られなくなっている。

古井由吉氏(84歳)が亡くなった。若い頃、新宿の酒場で一緒になり少し話した。合掌。
電話&メール。そしてデスクに3時間。PCを打ち込むが、遅遅暗澹。日が暮れる。


2月27日(木) 新型コロナウィルス感染拡大。
晴れ。イベントの自粛、全国休校、時差出勤、在宅勤務。
当地は武州郊外で安全だろうが、電車に乗って出かけるのが怖くなる。
寒風にウォーキング5.000歩。終日、資料、執筆。

*ホームページビルダー大量データ消失改善ならず暗澹絶望。


2月25日(火) 大蔵カントリー倶楽部(6.355Y、18H、P72)で。
晴れにて9時40分、OUTスタート。
緊張する気持ちを抑えて1番ホール320Yパー4)幸先よくパー。
山あいの1部崖崩れや倒木が気になるが、フェアウェイは広く魅力あるコース。シャロースィングの成果もじょじょにでてきている。

昼食に石焼きビビンバが美味しく、気合が入る。
バックナインINの1番(460Y、P5)もパーで上がる。
だが最終になり8番(340Y、P4)を7打、9番(500Y、パー5)を8打たたいてしまう。ゆるやかな登りに顎がでてフーフー。それでも何とか、グロス98(48:50)。

2時半に上り風呂に入り、さっぱりする。帰路の小雨の東北自動車道。
EGAメンバーの森脇、丸野、中西、太田。プレー後の火照りで笑い転げる車中談義。


2月23日(日) 春嵐。天皇誕生日。
夕べの一席の酒と歓談で疲れ8時まで寝ている。
風が轟々と吹き荒れ、その昼過ぎの風の中をウォーキング。
遊園地では子供たちが遊び、家族連れで賑わっている。

ドキュメンタリー「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」が3月20日より全国公開される。1969年5月13日、東京大学駒場キャンパス900番教室、三島の熱い言葉。
手元にはカセット「三島由紀夫、最後の言葉」、映画「憂国」(CD-R)がある。


2月21日(金) 晴れ。風なく小春日和。
新型コロナウイルス感染拡大、死者続出。外出が怖くなる。
各イベントなど次々に中止、東京オリンピックも危なくなっている。

小学館デジタル編集部と打ち合わせ。
『邪宗門』始め初出資料すべて揃う。蘇る全集項目。
ネットで思想は伝わらないか。いや、圧巻の内容となる。

夕食に京都嵯峨野・吉之助の鯖ずし。
寒い時は蒸し寿司だが、思わぬ懐かしい味。


2月19日(水) 早春の武州に。
晴れ。気分よく朝のウォーキング6.000歩。
資料閲読。いまさらに「自縄自縛の苦渋」に陥ることもあるまいに。
畏友林廣茂と打ち合わせ。そう、”京都思想逍遥”でとらえるべく期待。


2月16日(日) 雨の一日。
夕べはゆっくり眠り朝寝坊。犬との至福の散歩もなく、8時前に起き朝粥。
久方の雨。樹々がしめやかに、桜や白木蓮の花芽がふくらみ始めている。

ノムラID野球は体力10%、気力10%、考える力80%とよ。
しからば向日葵殿。思考する老体に、ドライバー飛距離アップ可能なりや。


2月14日(金)  新型肺炎、国内拡大、死者1、感染251人。
早朝の武州古城下が深い霧につつまれている。
その霧がはれ、外気温18℃。公園ウォーキング5.000歩。
昼過ぎて曇り、小庭の侘介椿の落花繚乱。

8時間を超える長編劇映画『死霊魂』(2010)
毛沢東、中国共産党による反右派闘争の粛清。その〈飢餓収容所〉から生き抜いた人々が語る壮絶な体験。4月公開。

「原稿は新たなアングルで苦闘中」である。「いや、これまでの文体でいいですよ」と編集Aさんの激励にほっとし、日本近代文学館における資料考証の件承知。

*ホームペ-ジビルダー21「日録」の大量データ消失の件。
 復元・修復はできないか。どやえん?  1カ月前初期にもどせばいいのではないか。

2月13日(木) 昼前より晴れ。
右肘痛のため接骨院で超高周波&マサージ。
公園ウォーキング6.500歩。
明るい川沿いの道、春寒に小鳥が飛び交っている。
午後、自治会メンバーと岩槻小学校の校門近付の定期パトロール1時間。
子供や孫がお世話になったお礼・感謝であり、終わって喫茶店で諸賢と歓談。
GT暮らし40年余。いろいろな話題。400世帯、75歳以上健常者170人という。


2月10日(月) 田中さん、橋本さん来庵。
晴れ。田中寛(大東文化大学外国語学部教授)、橋本安央(関西学院大学文学部教授)氏来宅。
橋本さんが神戸から上京、銀座当たりでもと思ったのだが、それではと集まった。
わざわざの武州古城下。如月、風なく春のように温かい。
まず家人が点てる薄茶を喫していただき、酒肴の席になる。

近況はじめ、研究会、電子全集のことなど。
書誌のほう田中さんにお任せし、何とか研究準備号を出したい。
橋本さんは悠揚迫らず、弁舌さわやか、関西の空気。
まだ1本打ち合わせあり、明日帰られるという。新・高橋和巳論に期待。

会うべくして会った喜び、一期一会。
あれこれの人の動きや繋がり、見すぎ世過ぎでないまたの再会を期す。


2月9日(日) 晴天、寒風。北陸・東北は雪のよう。
晴れ、寒風が突き刺すように冷たい。
朝のスポーツ公園でウォーキング5.000歩。
身体が冷え切り、家に帰って熱い風呂に入る。
1本仕上げ、資料など揃え、炬燵でひと眠りーー夕5時過ぎに暮れる。


2月7日(金) ゴールド佐野CCで。
晴天。8:50INスタート。18H、P72、6.948Y。
フラットな地形に水と緑の美しい戦略型コース。

さすが名門だけにフェアウェイやラフのメンテは良好。
ロストボールやOBがないのが取り柄で、100ヤ-ド前後の攻めがどうしても決まらぬ。
それでもボールの快音にときめき、遥かなコースを夢のように挑みつづけた。

昼食に親子丼。格調たかい倶楽部にこころ和む。
バックナインになって4番(124Y)、7番(150Y)のショートだけパー。
春のような好天に恵まれ、楽しく充実した1日。グロス106(56:50)。
憎まれ口たたきあうEGA2月例会メンバーの森脇、丸野、中西、太田。
*やむなくジャストシステム社のサポートにより改作されたツールで転送配信。


2月5日(水) 新型コロナウィルス感染拡大。
風なく穏やかな日がつづく。
右肘の痛み変わらずR接骨院で超高周波&マッサージ受ける。
帰路、陽射しを浴びながら、城址公園などぶらぶら歩いてくる。

過日の無神経なジャストシステムのサポートにより、HPの日録15年間余のデータ消去にて日々暗澹。
いかようもなく、バッハの「小プレリュードと小フーガ集」。

2月3日(月) 節分、豆まき。
晴。冬土用明け。快調に起床、朝風呂、髭剃り。
明日は立春。温かく、無聊に明るく梅花繚乱。
小庭の木々にメジロが飛びかっている。

A4特注原稿用紙は太田代志朗箋の銘入れで書庫に積まれ放しになっている。
その銘入り原稿用紙を取り出し、デスクに広げ、深呼吸。
気を入れ、何年ぶりか。愛用のモンブランで4枚。
一字一字書くことで、何とか思考の律動をとりもどそうとしている。


2月1日(土) 晴れ。如月となる。
晴れ。公園ウォーキング5.000歩。
北風強く、森がごうごうと音をたてている。

クロード・ルルーシュ監督の『男と女 人生最良の日々』封切られる。
遥かな記憶、傷ついる内なる荒野、淡い光と影にゆらめく映像。
53年前ーー行雲流水、狂乱怒涛の京都でみて、感動した。

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