太田太田代志朗●日録●2025年 |
3月31日(月) はぎ整形外科で。3月尽。 はぎ整形外科で診察ーー座骨神経痛(椎間板ヘルニア)。 レントゲンを撮り、リハビリを受け、注射(脊椎神経ブロック)となる。 評判の波木先生の注射は、ベッドにうつ伏せの私の腰の上に馬乗りになってなさる。 5年ほど前にも通院し、思えば夫婦ともども厄介かけてきている。 *早朝7時記入で33番、10時40分~診察やリハビリで終わったのが13時であった。 *Fクリニックには2カ月通院、MRIまでとらされたが、余計なことになった。 夜、NHKTV「世紀の映像」に「東ドイツ 監視国家 41年の闇」特集。 社会主義体制の中で築かれた監視網、密告社会、国家ぐるみのドーピングなど、知られざる東ドイツの実態。共産党による陰謀結社は人々の自由や平和への行動を情け容赦なく征圧した。 ーーベルリンの壁が崩壊したのは1989年11月、私事そのベルリン旅めぐり取材企画があったが、おじゃんになったのだったか。誰かからもたらされたベルリン壁の破片の一片が今も机の引き出しのどこかに眠っている。 3月30日(日) 晴れ。 昼前、家人と連れあい城址公園にいく。 花はまだ4、5分咲きで、多くの人で賑わっている。 聖なる美しさ、おもいやる心や花にゆかざらむ。 由緒ある300本の桜花に、菖蒲池の赤い橋が映える。 ーー老いて、もう遠出もできず、お互い歩くのも大儀になった。 この地に40年余、悲喜こもごもなことがあった。 家に帰って小庭に水をやり、「山家集」をとりよせ日が暮れる。 ・行く春をとどめかねぬる夕暮はあけぼのよりもあはれなりけれ 3月28日(金) 櫻雨。 朝の櫻雨があがり、晴れたり曇ったり。 城址公園を杖行。桜花が咲き、鶯聲が冴える。 花はまだ3分咲きで、また今年もこの花の巡りに感謝。 T君に「鶯啼き、幽花ゆれ、人は老い、遊客消えゆくや」とSNS。 ーーシューベルト 交響曲第8番ロ短調「未完成」。 3月27日(木) 陽春の暖かさ。 午後からの健康麻雀の教室に参加。 「笑顔と健康」のもと、一般に開かれ多くのご婦人方が参加。 きょうは上級のメンバーに組み合わされ、思わぬ半荘2回プレイして4時間。 初回はトップだったが、その後はズルスルいかようもなく負けてハコテンの顛末。 この2カ月、週1の水曜日午前10:00~12;00で参加。実に50年ぶりの麻雀、学生時代にならったことで懐かしい位牌のさまざま。この麻雀教室は高齢者健康づくりの一貫で「社協岩槻」のKさんはじめ皆さんにお世話になっている。 帰りはワッツ地下で精米”ゆめぴかり”購い、5階駐車料500円。ーー夜、雨。 3月25日(火) 花開く。 晴れて、風なく、春。七十二候は「桜始開」 (さくら はじめて ひらく)。 ウォーキング自粛。外出せず、本日の歩数1.540歩。 来客あり。介護予防・支援計画(ケアマネジメント)、運動スケジュールの説明および契約署名。「今後も仕事や趣味等めりはりのある生活を送り、在宅生活が継続できるよう支援」とライフケアが提示される。 4月から週一で運動センターに家人と一緒に通うことになる。 3月24日(月) 花咲き染め。 曇りで花が咲きはじめる。 小庭の甕の中のメダカが姿をみせ、泳ぎだしている。 左腰部激痛でFクリニックでリハビリ(電気&マッサージ)。 公園を少し歩き、春の息吹を吸ってくる。 『ハンガリー革命1956』(白水社)読む。 昨日はきょうと打って変わって晴天、初夏の陽気23℃。 家人の茶稽古の日(13:30~16:00)にて、家の周りの清掃。 主菓子(おもがし)の買い出し、お炭の準備などの手伝い。 3月21日(金) 桜花が咲き始める。 晴れ。起床6時。血圧140ー72-70。 朝食に白粥、納豆、梅干し。鯵の開き。 春の陽気で20℃、近くの公園の桜が咲き始める。 散歩、読書、植木の植え替え。ブラームス交響曲第1番。 短編、短歌、エッセイ、その他原稿の整理ーー著作集の如何、南無。 3月19日(水) 雪。 庭が白く被われ、一気に10センチほど積もる。 城址公園にでかけ、雪の中をぶらぶらしてくる。その雪が昼過ぎには止み、青空に眩しい陽がさす。家の駐車前の雪かき。夕方から風が吹き荒れる。 ・降りしきる雪にさらばとほゝゑめばわがかなしみの弥生三月 ・やつがれに春の雪なれとけゆくをさあれ告げむや老いにけらしも ・狂いしを雪ふる朝(あした)いづこにや花簪の揺れゐる夢よ 3月18日(火) 晴れ。風なく穏やかな陽ざし。 家人が茶稽古にでかけ、家周りや風呂の掃除。 また小庭の小盆栽や小鉢を10ほど植え替える。 大相撲春場所(大阪)、高安と大の里、一敗同士の激闘。 3月17日(月) 彼岸入り。 起床6時。部屋の窓を明け、PCをうちひと仕事。 春のあけぼの。弥生3月、しかあり、離陸上京は50年前であったか。 研究、文学、女、活動を捨て、東京にでてきたのだった。 ーー風あり、雑木林が揺れ轟々と鳴りわたる。 ベートーベン「弦楽四重奏第9番 ハ長調作品59-3」。 3月15日(土) 午後から冷たい雨。 七十二候は「菜虫化蝶」 (なむし ちょう となる) 。 厳しい冬を耐えた幼虫が蝶になる頃。だが、午後から冷たい雨。 また冬に逆戻り。花は芽をだし、鎮まりかえっている。 ーーショパンのピアノ・ソナタ第2番変ロ短調作品35「葬送行進曲付」。 3月14日(金) 晴天。 天晴、名月無片雲 庭梅花盛開 芬芳四散 家中無人 一身徘徊 夜深帰寝所ーー藤原定家『名月記』 晴れて18℃、春の陽気になる。 Fクリニックで右腰のリハビリ(電気治療&マッサージ)。 帰り城址公園に寄り茫々。夜、春月煌々。 3月12日(水) 野田パブリックけやきコース。 晴れ間の9:50アウトをスタート。 鶯が鳴いて、戦略的なコースに向かう。 霞の中にトラブルショットがつづく。 小雨になり、それが止み、また薄日がさす。 昼食の団らんも話題いっぱい。 高齢仲間、お互い元気にてゴルフという遊びを、それはそれで大いに楽しめばいい。さて、さりながら午後のインの10番、11番とすすむもギブアップ。左足が痛く歩行できなくなり、やむなくカートに乗り諸賢のプレー観戦ということになる。 ここらが潮時なのだろうか。河本、前田、太田の3サム。早春の1日だった。 3月10日(月) 晴れ。15℃、春の陽気。 好天。晴れあがり一挙に春の陽気になる。 S歯科院で治療~Fクリニック整形外科診察&クスリ、リハビリ。 病院が9時~12時までとなり疲れきる。 3月9日(日) 晴れ。8℃。 夕べのうっすらした雪は溶け、明るく晴れる。 小庭の蹲で水浴びしたヒヨドリが飛び立っていく。 弥生3月の陽ざしーーそよと色めき、さわぐ。 さても一念三千の花降りかかればよ。 大相撲三月場所(大阪)、TV中継に熱戦をみる。 懐かしい大阪ーーうどん、お好み焼き、ばってら、箱寿司、ふぐ鍋。 思えばこの三月上京、仮の世をわたるさかしらの離陸だった。 そして痛飲する同士もいなくなった。 3月8日(金) 晴れ。寒風轟々。 北風が吹きまくる。突風に雑木林が轟々と鳴る。 先週の暖かい陽気から、また冬の寒さに戻ってしまった。 昼前に図書館~100円ショップに寄り、遊水地公園ウォーク20分。 風轟々となり白鷺がじっと餌を狙い、鴨が身を寄せあっている。 ひうひうと風は空ゆく冬牡丹ーー鬼貫 3月7日(木) 曇り風が冷たい。 啓蟄(七十二候)で、冬ごもりの虫が土からでてくる時節。 外出で車をワッツ(岩槻駅前の統合ビル)5階駐車場に9:00~12:00預ける。 帰りに地下スーパーで精米”ゆめぴりか”4.350円。 町は雛祭りを終えモノクロームな印象風景ーーちょっと疲れ帰宅転寝。 3月5日(水) 雨。 都心では大雪となったが、雪が止み雨になる。 当地では少し積もった雪が溶け、しんしんと冷える。 昼前、気分のたて直しに雨の冷たい公園を20分散歩。 夕方まで読書。膝や腰の痛みに注意・養生(リハビリ)。 『アメリカ文学史への招待』(法律文化社)をお贈りいただく。 橋本安央さん(関西学院文学部教授)ら共著。 雛祭りに、冷たい雨が午後から雪になる。 大きな牡丹雪になって降り積もる。 小庭の梅や侘界椿が雪にひときわ映えている。 日暮れには止み、シーンと鎮まりかえっている。 熱い甘酒を飲み茫々。 映画『ゆきてかえらぬ』、絶賛上映中なり。 中原中也、長谷川泰子、小林秀雄の文学・青春・愛憎。 3月2日(日) 春の陽気。 晴れ。人形・雛めぐりで町は話題の行事も多く賑わっているよう。 家の中に紅梅、椿、木瓜の生花。桜も咲き始めたらしい。 左下の歯がポロリと欠ける。嗚呼。 3月1日(土) 弥生。草木萌起。 晴れ。弥生3月、春めく季節の移り変わり。 七十二候は「草木萌起」(そうもくきざしうごく)、草木が萌えはじめる。 気持ちよく起床。白粥、めざし、納豆、梅干し、すぐきの古漬け。 ベランダや小庭のミニ盆栽など30鉢余を整理&断捨離。 *家人が育てた植え木・盆栽だが、もう一つ一つが手をつけられなくなった。 公園ウォークにでるが、左腰が痛みベンチでぼんやりしている。 モーツァルト「クラリネット協奏曲 イ短調K622」。 死の2カ月前、最後の管弦楽のための協奏曲。深い美しさをたたえている。 |
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