菊宵連句会

有楽稲荷の巻
鈴木環奈捌き

座  菊宵連句会
連衆太田壽雪、野村路花、鈴木環奈、井庭九遠、永杉杉太
於  有楽町(電気ビル地下)酒亭”あい谷”(10月21日発句〜4句))
   ネット上                 (10月22日〜挙句)


   人待てば有楽稲荷秋の暮 三秋 自 太田壽雪
    震へる指の先に十六夜 仲秋 自 野村路花
第三    ひょんの実の飛んで面輪の幼きに 晩秋 他 鈴木環奈
4     同窓会の名簿色褪せ 雑 場 九遠
5    仲麻呂も空海も見し街に立つ 雑 場 路花
6     初冬の露地の暖簾をくぐり 初冬 場 壽雪
7    雪二尺うつつか蜜のささめごと 晩冬 自他 九遠
8     どこか遠くでチョンの拍子木 雑 場 環奈
9    かくれんぼ止めて駆けよる紙芝居 雑 場 壽雪
10     赤毛のヒーロー引き算は下手 雑 場 路花
11    相対性理論も花の百年に 晩春 場 環奈
12     光の軌跡蒲公英の架 晩春 場 九遠
ナオ
1    あ、そうと会話続かず暮遅し 三春 自他 路花
2     風呂を沸かして主婦の失踪 雑 他 壽雪
3    雑と雅の始末をつけに都落 雑 自 九遠
4     ひっくり返った亀 橋の上 雑 場 環奈
5    いさみはだ月に映して川祓 晩夏 他 壽雪
6     落した団扇に二の字の跡が 三夏 他 路花
7    好きだったスローなブギ踊ろうか 雑 自他 環奈
8     仕方噺で茹で上る蛸 雑 自他 九遠
ナウ
1    あと十歩走りたくない交差点 雑 自 路花
2     行き交う雛の夜のほろ酔ひ 晩春 自他 壽雪
3    怎麼生(ソモサン)と散り込む花の粥白し 三春 場 九遠
4     大愚とも言へ笑ふ山々 三春 場 環奈


 2005年10月21日起首
 2006年01月21日満尾

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