井上康史書

看雲



王維(699-759)の「終南別業」(三体詩)。
「坐看雲起時」。行到水窮處、坐看雲起時。

ゆいてはいたるみずのきわむるところ、ざしてはみるくものおこるとき。
谷川の流れの上流をずっと逆上ってゆき、坐って雲の湧くのを無心に眺めている様子。
無心の境界、無心のはたらき





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