日録●太田代志朗●2023年 |
10月31日(火) 10月尽。 神無月・10月が終わる。 わが身の長寿を嘉し、異郷に吟う。 半醒半酔、紅葉映え名月めぐる。 10月30日(月) 読書週間。 読書週間で、神田古本街が賑わっている。 事務所が元赤坂で古本街には1日おきにでかけていたことがある。 本とのであい、発見、手触り、本は集積され渦高く積まれた。 若く知のかがやきにみち、本が思索と感動のありかだった。 書くことに喘ぎ、山川草木ふるえ、空しい焦燥に満身創痍だった。 夕4時、K院にて整体マッサージ。 身体が凝りに凝っている。帰路、日が暮れ車のライトが眩しい。 ホームページ「日録」は依然として時間差更新なり。 またアクセス解析チャートの混乱、DTIカウントが喪失したりしている。 10月29日(日) けふばかり人も年よれ初時雨ーー芭蕉。 朝の小雨が降り、雨が止んだかと思えば薄陽がさしたりする。 城址公園ウォーク50分。時の流れが思いのさまざまを放つ。 人も年よれ、その一句がずしりと胸に落ち込む。 国立劇場が老朽化で建て替え、57年の歴史ある建物で閉場式が行われる。 私事、1968年3月に上京。国立劇場・舞台照明課にいた友人O君の手引きで毎月2、3本の歌舞伎、舞踊、声明、京舞,、新派公演など、三島由紀夫の舞台にも感動した。歓談のロビーからすかし見るお濠の松も翠に映えて美しかった。何とも懐かしく思う。 10月28日(土) 小雨後、晴れ。 朝早くから雷が鳴り、小雨が降る。昼前には晴れあがる。 生け花にリンドウ、エビソウ、セイジ、フヨウ、センニチコウ、キバナコスモス。 いっぱいの花で、また日々の暮らしが彩られる。 かつて狂気と乱舞の宴であり、暗黒の美の証でもあった。 だが、その軌跡も彼方に追いやられ、なぜか悲痛に旋回している。 この老骨老才には過失と別離に呪われた宿命の乱舞も遠くにかすむ。 伝説の生涯を克明に描く鈴木晶著『ニジンスキー』(みすず書房)。 ホームページは再度の更新修正をしてもらったが、なぜか依然たる状態なり。 インターネットの画面はもっこりなだれ、まどろみ、のたうちまわる。 さて、締切りはないが唯我独走、諸行無常の小説500枚を仕上げるか。 2024年スケジュール予定を書き込む。重宝するダイソウ100均手帖になり。 10月26日(木) 秋日和。 紅葉の秋、晴れた公園ウォーク50分。 シニアが集まり体操をしているので、勝手に一緒にまじってやる。 ゆっくりとしたリズムで身体を曲げ、伸ばす。 昨日は所用で大宮にでかけ、「永坂更科 布屋太兵衛」の極上のそばが美味かった。 いや、それはいいが、きょうもスケジュールの誤認でウロタエル。 時にいかようもなく記憶、見当識(人や状況の認識)で混乱している。 篠田節子著『冬の光』(文藝春秋)は、秘めた女との愛を貫く男の生涯が明かされる。 実直な企業戦士として生き、あえなく四国遍路の帰路、冬の海に消えていった。 ホラー、ミステリー作家のこの痛切な物語を一気に読んだ。 ーー雉も啼かずば撃たれまいて。 10月24日(火) 霜降。 晴れ。朝粥、鯵の開き、梅干し。飯が美味く極めて快調。 木漏れ日の小庭にいっぱいの水をまく。 日光・龍頭の滝の紅葉が見ごろになったという。公園ウォーク50分。 転寝、読書、パソコン、瞑想。ーー夕5時には早くも昏くなっている。 10月21日(土) 晴れ、穏やかな1日。 朝晩の冷え込みが厳しくなった。小家の楓の小木が色づき始める。 空が澄み、明るい陽ざしも快く、人知の及ばぬ季節がめぐる。 公園ウォーク50分。シラサギが佇つ池に釣人たちが日がな釣糸をたれている。 山折哲雄著『生老病死』(KADOKAWA)に教えられる。 なるほど「死にむかって落ち行く孤愁」、「老いはカミの似姿、翁の仮面」や。 そしてコロナ後、生老病死が土台ごと崩れた。どのようにはいつくばり、しのいでいけばいいかーー山折さんの切実な声が聞こえてくる。 10月20日(金) 昼過ぎ風が強まる。 晴れ。小庭にでて家人がひと鉢ひと鉢揃えている。 週2回の膝のリハビリも快調、慎重に盆栽の手入れをはじめる。 昼過ぎに風が吹き荒れ、家の前に枯葉がいっぱい舞う。 HP「日録」の修正サポートを受ける。サイト転送できるようになる。 ーー大阪万博の建設費大幅増額、天晴オオサカ巨額ゴロ祭礼の顛末。 10月18日(水) 秋空高く。 風に色はないけれど空が澄み、秋色が深まっている。 F院で第7回目のコロナワクチン接種(フアイザー)。混雑する院内で受付、問診、注射と約50分でスムーズに終わり有難い。 懸案のホームページ転送設営につき修正のメドがたった(A社・K氏に依頼)。 M君、ご免ーー楽しいラウンドであるべく名門・茨城ゴルフ倶楽部の件。 10月13日(金) 緑の街に。 金木犀は香り、銀杏の実がいっぱい落ちている。 思えばこの小城下に40年余。 武蔵野の緑に子どもたちは育ち、曲輪跡を巡り、八つ橋をわたり、風の道をたどる。ーーかくて遊子老い、終の棲家となった。 午後、市の都市局公園整備課の課長、課長補佐、主任が来宅。 家人の春の件の損害賠償も決り、その示談と挨拶。 10月12日(木) 秋日和。 爽やかな秋晴れ、空気が澄んで気持ちのいいの1日。 近隣の小公園の木々が無残に伐採されている。 これまで木々の育成、また防音・粉塵対策で有志と市の緑地課にゆき、特別に植栽してもらったこともある。大きく育った欅、樫、銀杏など第1期分譲44年目の住宅風景である。 それにしても平和ニッポンーーイスラエルがパレスチナ自治区ガザへの大規模な地上攻撃を示唆。世界が戦争に揺れつづける。 10月10日(火) 秋の日々。 晴れていたが、午後になって激しい雨がひとときさっと降る。 家人とスーパーへ買い物。食料品の値上げラッシュなり。 小庭の大甕の水草を整理、メダカが元気に泳いでいる。 パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスがイスラエルへ大規模攻撃。 10月7日(土) コスモス、マンジュシャゲ。 晴れて風あり、秋が深まる。 家人の膝関節のリハビリも順調、車で送迎している。 少し公園で休むと、コスモスの花がいっぱい揺れている。 若き哲学者の話題の対話集も、もとより思弁的実在論など皆目分からず。 老体はウォーキングで重たくなった腰部にサロンパスを貼る。 ホームページ転送できずNOT FOUND、しかるべきサポ-ト交渉すべく。 10月3日(火) 晴れ。 小家の夏椿も実や葉が落ち散乱しはじめている。 (枝折戸は夏の1日、一部杉皮葺き補修、ペンキ塗りをした)。 大きく深呼吸し、公園ウォーク30分。 昨今早歩きもできず、4.00歩前後でひと休み。 家人とスーパーへ買い物。やっと日常が戻る。 紅葉、銀杏、後の月、浦の苫屋に夕暮れが急にやってくる。 夜、ベランダの月下美人が花咲く。 10月2日(月) 静かな秋の訪れ。 晴れ。早朝起床、PCにむかいひと仕事。 Fクリニックにコロナワチン&インフルエンザ接種申し込み。S歯科院で歯槽膿漏&欠けた歯の治療で1時間半。夕刻4時からK院で定期の整体マッサージ。 年を重ねて老いる。わが生き恥と晩節の日々なり。 家人は人工膝関節手術を終え、浦和の病院から帰宅して3日目。 これから近くのT病院で週2回のハビリが始まる。元気良好なり。 10月1日(日) 曇り、時々の雨。 早くも10月、神無月になった。世は値上げラッシュなり。 朝9時から住宅地の草刈り小1時間。高齢にて適当にヅラかる。 住宅自治会活動(来年は班長らしい)も億劫になっている。 居住40年余、静かな武州古城下に明け暮れた。 時々、雨が降る。秋の訪れに大気不安定。 このところホームページビルダー21の入力が乱れ、気になっている。 いづれ専門エキスパートに相談するしかあるまいて。 日本女子オープンゴルフ(芦原GC海コース 6.528Y)、原英莉花、菊池絵理香の激闘。マッチプレーさながらでTV中継に見入り、外は雨で薄暗くなっている。 |
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