日録●太田代志朗●2024年 

10月31日(木) 10月尽。
空気が澄みたり、秋本番の季節。
小庭のホトトギス、ムラサキシキブの花が咲きつづけている。
秋の穏やかな陽ざしに気持ちよくウォーキング70分。


10月30日(水) 高齢者講習終了。
高齢者講習をいわつき自動車学校でうける。6.450円。
講義、視力検査、実車による指導で9時30分~12時まで。
無事終わり、埼玉公安委員会より証明書を受領。
高齢ドラインバーの安全運転が大きな課題になっている。わが終活の紆余曲折に車の運転はこれが最後だと決めており、講習にはずーっと緊張していた。
ーー朝の雨があがり、爽やかな秋晴れになっている。


10月28日(月) 衆院選、自公過半数割れ。
朝食に白粥、鯵の開き、梅干し。
朝の小雨のやんだ公園ウォーキング90分。
選挙が終わり裏金自民惨敗、過半数割れ。
さて藝術の秋、スポーツの秋ーー1週間が始まる。


10月27日(日) 秋天、ウォーキング。
朝食に夕べの水炊きの残りのスープで雑炊。
晴れた秋空にウォーキング90分。陽ざしを一杯浴びる。
昨日は曇天で気圧が重く塞ぎ込んいただけに、身体を伸ばし気分一転。
読書週間、神田古本祭り。神田に行こう、と思い足が向かないでいる。


10月25日(金) 月下美人。
月下美人が夜8時頃から、咲き始めた。
夏に1回咲き、10月にまた咲く花を待ち焦れていた。
蕾が日に日にふくらみ、そわそわしていた。
さっそく、二階ベランダから部屋の中に入れる。

甘い香りを放ち、時の流れに凜として可憐。
夜に開花して、一夜で姿を消す花言葉は「儚い美」。
その花に語り、うっとりしている至福のひとときだった。


10月24日(木)  晴天。日々是好。
ぐっすり眠り、朝8時に起き、朝食もおいしくいただく。
家人が運動教室へでるのを見送り、同時に家の鍵をかけ、でかける。
S院で右腰の電気治療&マッサージ→Mクリニックへ市民検診、インフルエンザ注射申し込み→図書館に本を返し、その同じ庁舎で期日前投票→ランチの寿司購入→公園ウォーキング、約60分、5.300歩。

日々是好ーー武州小城下に心穏やかな暮らし。
転寝して起きたら日が落ち、月下美人の蕾が白くふくらみはじめている。
埼玉公安委員会より運転免許更新、高齢者講習の案内あり。


10月23日(水) 埼玉は曇り、時々雨。20℃。
二十四節紀の「霜降」(そうこう)、七十二候は「しもはじめてふる」である。
Fクリニック整形外科で右の腸脛靭帯(太ももの外側)に痛みあり、S先生の診察受ける。
レントゲン、点滴(ステロイド含む)、リハビリ(電気治療&マッサージ)。9時~12時までかかる。
*1カ月前は右膝の激痛で診察、ヒアルロン酸注射、電気治療&リハビリでよくなったばかりである。

衆院選挙の投票所整理券が郵送されてきた。
自民危険水域、野党分裂の乱戦模様、裏金事件で政治家への不信感がつのる。
政治家の資質はどこへやら、「各党の聞こえのよい公約は、正直、信用できない」とう**新聞の声の欄に膝をたたく。


10月22日(火) 月下美人の蕾。
雨雲でおおわれ、また陽が射したり天候不順。
低気圧が発達し、これから荒れ模様になるという。
このところ気温差が大きく、温度変化によって体調が不安定になりやすい。
籠いっぱい、もぎたての柿をいただく。
夜、ベランダの月下美人の開化前の蕾が上向きに膨らみ今にも咲きそう。
*月下美人はこの10月始めの朝、咲ききってうなだれている花に気づき、「ゴメンエ」と家人ともども謝る。


10月21日(月) 鹿沼72カントリークラブで。
関東平野を一望する雄大な風格あるコース。
朝の冷え込みに緊張し、身体をほぐしていく。
8時45分、筑波(5.904Y、P72)OUTスタート。

ティショットは軽く、フェアウェイキープ。
戦略的コースの重みが迫る。フェアウェイの起伏がつらい。
秋の好天下、バックナインになり、疲れがどっと出てくる。
体力との闘いで足腰がミシミシ、よたりながらも18ホール完走。

思う存分やったかなーーひとりごちして大きく息を吸った。
ありがとう、シューズをエアガンでふきつけ、暮れゆくホールを振り返る。
帰路も東北高速道を軽快に、つつみこむアウディA4の高級感がいい。
仲間同士の乗り合いで弾はずむ。泡沫の人生を彩るゴルフ、わが老体に乾杯。ーーそう、これが最後かな、言ってまたみんなで他愛なく笑っていた。


10月19日(土) 晴天。
小庭の大きくなった侘介椿を剪定。我流でどんどん剪っていく。
ダイソーで2025年手帖、運勢暦を購入、軽装ながら重宝している。
今年もあと2カ月余り、老いの坂に紅葉が舞っている。


10月17日(木) 秋。
秋が彩られてゆき、紅葉狩りの好季節になった。
だが、もう気張った遠出はできないし、町の祭り行事に行く気もない。
とまれ新たなシューズでウォーキング&トレーニング。
転倒するな、風邪ひくなーー老いのたじろぎ、ゆくえ、味わい、かたち、つぶやき。

関東で相次ぐ闇バイト緊縛強盗事件。
近隣では電話詐欺、空き巣狙いなどがおこっている。
クワバラ、クワバラと日の暮れの家の戸締り。夜、満月煌々。


10月15日(火) 秋晴れ。
早朝に起きだし、また眠る。
穏やかな秋の1日。時が細やかに流れる。
公園ウォークで金木犀のほんのりした甘い香りにつつまれる。
「日本の古本屋」の支払いがURAクレジットカード決済で、PCの画面をゆきつもどりつ苦心。
おやつにおはぎ。ーー日没17:06、十三夜。


10月12日(土) 連休、行楽の秋。
晴れ。秋の陽が眩しくく降りかかる。
25℃で気持ちよく、川辺で花を摘んでから公園ウォーク70分。
連休、行楽の秋ーーお干菓子に一服そして煎餅をポリポリと食べ転寝。
夜、TVBSに『OK牧場の決闘』、主演バート・ランカスター、クーク・ダグラス。


10月10日(木) 秋冷。
秋が深まり、樹々の梢が色づきはじめている。
きまぐれにふとまた手元の歌集やら何やらひらき呵々夢々。
・夢のなか人を殺さむたのしみの遠くなりつゝつ老いむとすらむーー山中智恵子

コスモスが揺れ、老いらむとすらむ日々。
PC検索で、「高橋和巳、梅原猛関連」がブログランキングサイトにあり
よう集め、引用構成した意図の奈辺はわからぬが、奇特な人がいるものだ。


10月9日(水) 認知機能検査。
10時より認知機能検査のため、岩槻高齢者講習センター。
雨の中を車で家から20分、新しくゆったりした2階建て庁舎。
試験はイラストパターン16枚、答えはタブレット端末に専用のタッチペンですぐ終わる。
どうなるか、やきもきしていたのだが、合格でほっとする。
(1カ月後に実施運転試験。愛車AQUA慎重運転、3年後には免許返納のこと)
ーー衆議院解散。ウラガネ自民亀裂潰走総選挙へ。


10月8日(火) 雨。寒露。
終日の雨。急に冷え込み薄手のセーターを着る。
3、4日、あれこれ慌ただしく過ぎた(買い物、住宅地草取り、運動ジム、スーパー温泉)。
きょうは睡眠時間の乱れあり、寝不足でぼんやりしている。
・さびしさのうれしくもあり秋の暮れーー蕪村


10月4日(金) 時々の雨。
雨が降ったり止んだり、また一時青空がぞいたりの不安定な気候。
28℃、前線や湿った空気の影響でむしむしする。
今年は小庭の樹々が虫にやられ、その色づきもはっきりしない。
家人の松風の会。開炉、口切の季節が迫り、皆さん、お元気で何より。

さもあらば、守護・霊威・玄旨で魅了させられた「魔多羅神」だった。
つらつら考えるに、それは若く能楽研究の過程でインプットされていた。
大社寺の法会・神事、中世猿楽、修正会・常行堂、後戸、宿神、翁、外道の笛・鼓。
何モシャカリキニナッテ、アノ書評ヲスルコトモナカッタノダ。


10月3日(木) 秋雨前線。
朝から雨が降りしきる。
図書館に寄ってから雨の小止みの公園ウォーク。
懸案のホームページは気にしながら手をつけられない。
それでも、サーバーのフォルダやファイルなど何やら分からまま1部転送。
ーー秋霖に日が暮れ、茶室に柿黒の結界。年来の黒柿老木の風合い。



10月2日(水)  また30℃、夏日。
七十二候は「水始涸」(みずはじめてかる)、水田の水がぬかれること。
新米が出回っているが、わが家で注目の北海道米がまだ手にはいらない。
ちょっとした雑事を終え、午後茫々。また30℃こえで暑くなる。

何が”納得と共感”、ウラガネ自民迷走の石破内閣発足。
そんな政争ニュースより、テレビ蔵出しファイルの唐十郎(1940~2024)
熱気の時代の光芒が懐かしくよみがえる。


10月1日(火) 神無月。
時々晴れ。日毎に秋が深まる。
公園ウォーク50分。彼岸花、秋万作、撫子。
鴨が泳ぎ、白鷺が水辺で餌を狙い、ノラ(猫)が1匹草むらに蹲っている。

時がどんどん過ぎる。
ほくほくの焼き芋をかかえ二階の書室にこもる。
原稿をまとめ、あれこれパソコン検索も件のごとし。
その中にアプリ「ブログ村」に高橋和巳に関する哀愁の一節があった。
奇特な方の丁寧な構成、懐かしい文章が引用されている。

 
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