我が家で里親となり最期を見届けたシェパード クレア のページです

【迎えるまで】

過去に飼っていた犬をガンで亡くした経験があった
腫瘍が大きくなり酷くなったクレアの写真を見た時、その犬の事が思い起こされた
その子はガンが皮膚に転移し、体のあちこちから出血を伴う腫瘍がでてきていて
なくなる1〜2週間位前から、もうどうにもならなくなって、父と母で世話をしていた
なぜだか、私はロクに世話もせず、してあげたのはオムツを買いに行ったことだけ
こういうと言い訳にしか聞こえないが、
13年間一緒だったあの子が死んでしまう、という現実を受け止めたくなかった
まだ元気な時に「いつかこの子も先に死んじゃうんだよね〜」
の、「いつか」がすぐそこに来ているなんて、考えたくなかった
1月のよく晴れた、空が真っ青で透き通っていた朝、その子はお星になりました
行ってきますと声をかけた時に見たあの目が、最後になってしまった
誰にも看取られずに、たった一人で

クレアの事を知ったとき、あの時のようにはさせたくないし、自分もせめてもの事をしてあげたい
ましてやあんなひどい仕打ちを受けていた場所で、最期を迎えるだなんて悲しすぎる
(ボランティアさんもたくさんの子を保護しているので、クレアの所に通ってお世話していました)
悔いの残らないように精一杯のことをしてあげて、きれいな場所で最期を迎えさせてあげたら・・
そう思い、ボランティアさんと何度か話し合った結果、我が家に来る事になりました

そう遠くないいつか、クレアもお星になるでしょう
その時に、そばにいてあげられたらな、と思っています

(2002年10月 記)


【クレアとの生活】

クレアを実際に引き取る際に、ちょっとした問題が・・
クレアがいる福岡からどうやって移動しようか?ということ
車、新幹線 どちらも無理でしたので、結局飛行機で来る事になりました
もしかしたら気圧の関係で、到着するまでにもたないかも・・
ということでしたが、幸運にも無事に羽田空港に着きました

クレアのように大きな犬を飼ったことはありませんでした
シェパードを間近で見るのは初めて
ちょっとビビリましたが、クレアはと〜っても良い子でした
しっかり訓練が入っているようで、何度も表彰を受けた子です
ちょっと離れてこちらがしゃがむと、耳をペターっと倒して近寄ってきます
もう吠える元気もないし、嬉しくてはしゃぐこともできないけど
一所懸命生きよう!としているようでした

1回尻尾を振ってくれあたことがあり、とても嬉しかった

NEXT