バンドウイルカ、映画「フリッパー」で有名なイルカの種類。多分皆さん聞いたことがあるのではないかと思う。しかし、図鑑を見るとハンドウイルカと記載されている。バンドウなのか?ハンドウなのか?御蔵島に住むイルカ好きのお兄さんが教えてくれました。
鯨の仲間にはゴンドウクジラと呼ばれる種類がいる(正確にはオキゴンドウ、ユメゴンドウ、ハナゴンドウ等、何種類かいる。ゴンドウはゴトウ=五島のなまり、五島列島周辺でよく見る鯨の意味)。ゴンドウクジラの半分位の大きさなのでハンドウと名づけられたそうだ。
ハンドウよりもバンドウの方が呼びやすいので、ある博士が提唱し、水族館関係者ではバンドウと呼ぶことが多いそうだ。
ハンドウイルカには沖合いを泳ぐ外洋性のものと、島の周辺を離れない沿海性のものがいたが、近年、沿海性のものと外洋性のものは種類が違うとの結論に至ったそうだ。沿海性のイルカはミナミハンドウイルカ(英名:Indo-Pacific
Bottlenose dolphin)と命名され、御蔵島、小笠原、天草、沖縄、それにインド洋のどこかの島々(お兄さんに教えてもらったのだが忘れてしまった)等に棲むそうだ。
ミナミハンドウイルカはマイルカやハシナガイルカ等と比べると随分ずん胴短足(正確には短尾)で、西洋人と比べた日本人のような感じがして、短足にコンプレックスを持つ私は親しみ易さを感じてしまう。