06月20日 セレス・沈船
気温30度 晴 水温 27度
風 無風 波高 10cm〜20cm
透明度 10〜20
最大深度 30メートル
潜水時間 60分くらい
潜水目的 ファンダイブ
やっぱり暇なので、またダイビングに行きました。
それでは写真を入れながら御案内します。
今日もベタ凪ぎ、無風、快晴とダイビング日和。ダイビング以外にする事もないので、やっぱり海へ・・・船でも有れば釣りに行くのですが
今日のポイントはマサプロドの少しドゥマゲッティー寄り、同じダーウィンの街に有るポイントで、地元の人はセレスと呼んでいます。セレスと言うのはバコロドに本社の有る大きなバス会社の名前です。その会社の保養所の前の海だからセレスと呼ばれているのでしよう。ポイントのメインが沈船なのでガイド仲間では沈船と呼んでいます。
マサブロの近くなのですがロケーションは全く違っていて、サンゴ礁などは皆無の砂地です。そこの海へセレスが船やバスのタイヤや、燃料タンク、廃車などを沈めて魚礁をこしらえて魚を集めた場所です。
魚礁が作られたのは最近で、まだサンゴがおおい尽くす程には育っていませんし、時に流れが速いのでソフトコーラルの付も遅いようです。しかし魚の寄り付きは良く、いろいろな魚がすぐに付きました。しかしそれを察知した漁師とスピア−のダイバーが連日押し掛けて漁をしたので今は魚が散ってしまっています。魚がいないので漁師も今は来なくなっています。たぶんまた魚は戻って来るでしようが、その後漁師も戻って来て、いたちごっこを繰り返すでしょう。
ここは砂鉄の多い砂なのか赤錆びて見えます。マサプロの黒砂よりは明るく見えます。エントリーしてしばらく、水深で5メートル位まではなだらかに落ちています。さて、5mを過ぎるとちょっと凄いです。ほぼ45度位の角度で一気に落ち込みます。45度なんて・・・スキーをする方なら45度の傾斜の凄さは想像できると思いますが、伊豆の大瀬や柵下の傾斜なんて問題じゃない程です。たぶん、これが陸上だったら、転がり落ちたら二度とは這い上がれないドでかい蟻地獄として観光名所になること間違い無しと思います。水中でもドロップオフとはまた違った不思議な落ち込み感覚が私は好きです。
水深25メートルに沈船はあります。22〜25メートルの深度に、燃料タンクやらホイールやらタイヤ、廃車などが点在するのですが、なんせ25メートルを横に長い距離の移動ですから残圧と減圧とに気を使います。
沈船と言っても鉄鋼船の大きなものなどではなく、木製のバンカーボートですからせいぜい20メートル程度のものです。今はまだ原形をとどめていて、どこがどうなのか良く分かりますが、船体が木と竹ですから朽ちるのは早いと思います。見ごろは今かと思いますので是非一度見に来て下さい・・・と言っても、たいして迫力もないのですが。