6月14日 マサブロド・ノルテ
気温34度 晴 水温 29 度
風 南南西 6 m 波高 50cm〜1.0メートル
透明度 15〜20
最大深度 25メートル
潜水時間 75分
潜水目的 ファンダイブ(下見)
マサブロドに潜りました。しょっちゅう潜っているのですが、久しぶりにカメラを持ってゆっくり入りました。
エントリーしてすぐの砂地、水深1〜5メートルくらいまでは、波が有るとすぐに透明度が落ちます。しかしふだんは明るくて、のんびりした気分でなごみます。砂地の写真この水深には砂地とアマモの群生に分かれ、ところどころにサンゴが点在します。砂地に点在するサンゴの写真
久しぶりに穏やかで透明度もそこそこのマサブロドでした。
デジカメで散歩がてらのスナップ写真を撮ったので、それを使ってログを書こうと思います。
アマモの中にも小さなサンゴが点在して小魚の絶好の隠れ家になっています。アマモの中のサンゴの写真
アマモの群生の中にはにょろにょろの集団がみられます。ガーデンイールがそこら中にいます。ここの物はなかなか引っ込まないので簡単に写真に撮る事ができます。アマモの中のアナゴの写真
ここまで来るのにもう20分かかっています。今日はいくら探しても、カミソリウオ、フウライウオの類いが見つかりませんでした。
水深5〜6メートルからしばらく単調な砂地がぐんぐん沖に向かって落ちて行きます。大瀬の湾内に雰囲気が似ています。
アマモの場所からまっすぐ降りてしまうと、ずっと砂地のままです。少し南東にふって降りて行くと水深10メートル位から珊瑚礁に当たります。エダサンゴの写真エダサンゴの上に漁師の仕掛けた魚取りのカゴが乗っています。あまり魚が入っているのを見かけませんが、時々イナズマヤッコが入っていたりしてびっくりします。ふだんはアイゴが多いようです。
水深14〜15メートルの砂地とサンゴの境目にトウアカクマノミの一家が住んでいます。以前は4匹の家族だったのですが、今は3匹になっています。真直ぐ降りて行くと水深23〜24メートルにもう一匹いるので、一人暮らしを始めたのかも知れません。トウアカの写真
トウアカの家から南東、真横にふって行きます。ヤギの類いが多い場所で、夜には大量のヘコアユが見られます。今日は1匹、ぼーっとしていました。ヘコアユの写真
コロールアネモネシュリンプはそこら中にいますが、かくれんぼが上手で、なかなか撮らせてくれません。これの全身写真は難しいと、図鑑にも書いてありました。コロールアネモネシュリンプの写真
少し深度を下げるとムチヤギの類いが増えます。じっくり探すまでも無く、どれにもガラスハゼの類いが着いています。ガラスハゼの写真
いつもは南側の根にいるカメが今日はこんなところでのんびりと寝ていました。こいつはでかいです。背中に乗ったコバンザメの大きさが50cm以上は有るでしょうから、そこから大きさを推測して下さい。しょっちゅう会います。カメの写真何発もシャッターを切っていたら、嫌になったのか、泳ぎだしました。カメの写真2またねぇーBYBYカメさんの写真カメはいつ見ても可愛いですね。
北側の根の見ものはこの他にも沢山有ります。少し濁りが入っていると大物も出ます。この日はタイワンカマスの群れが小さくて写真も迫力にかけました。カマスの写真
この辺から砂地を横断して南側の根に向かいます。ここまででもう45分かかっています。砂地はワラスボやテンス、私には特定できないハゼの類いが沢山います。夜になるとエビ、カニの類いも沢山出て来ます。しかし、一般的な評判としては、退屈な10分間と言われています。・・・・好きずきでしょうね。
南の根は常に流れが有ります。上げか下げかによって向きは違いますが、けっこう強い流れが有る事も有って、北側からエントリーして南に行ってから潮が動きだし、逆潮などと言うとけっこう辛いものが有ります。今日はまさにそれでしたが、お客がいるわけじゃなし、まあ気楽に・・・。南の根はていねいに小物探しも楽しいのですが、潮が効いてくると回遊魚が集まりますから、どうしてもそちらに目がいってしまいます。この日もギンガメが物凄い群れで出ました。そのギンガメの後ろにはまだ若いロウニンがいました。(この写真は当日の物では有りません)ギンガメの写真
南の根と砂地の境目あたりでアイゴが昼寝しているのに出会いました。自分では擬態しているつもりなのでしようが、下手くそです。擬態してるつもりのアイゴ
南側は潮が動くので透明度も良く、サンゴもこちらの方が元気なようです。元気いっぱいのサンゴの写真
このキンセンフエダイはいつも大軍で群れていて、100パーセント会えます。キンセンフエダイの写真お客さんに、この群れの数はすごいと言われますが、他で見た事が無いので本当にすごいのかどうか良く分かりません。
さて、エアーが乏しくなって来たし、帰り道は逆潮なのでそろそろ帰りましょうか・・・・。
帰り道、アマモの中にこんな変な顔がありました。トゲヨウジの写真
そして、アマモの中の定番の住人は、先のにょろにょろとこのオドリハゼです。帰り道のアマモの中で砂が露出していたら必ずいます。オドリハゼの写真
これもいつも仲良くテッポウエビといっしょに、そこいら中にいます。
今日はひとまわり75分でしたが、お客さんのガイドの時はこんなにのんびりは回りません。それでも50分以上はかかりますが。
如何でしたか、マサプロド・ノルテ。GWに来て頂いたお客様はマクロ派だったので、マムサのギンガメやロウニンはいらないから、毎日マサブロでいいよと言って帰られました。
こんど私といっしよにマサブロ、潜りませんか・・・。