ログブック 14
出た・・・?
2006年04月30日 MDSシークレットポイント・・・ヤハラソン
気温 (33度) 天気 晴れ 水温 28〜29度
風 無し 波 無し
透明度 15〜25m
最大深度 20m
潜水時間 50分
潜水目的 ガイド
シークレットポイントです。
と、言っても結構ガイド仲間内では有名なのですが、ダイビングサービスでお客さんを連れて潜っているのはドゥマゲッティー中でも、今の所はMDSだけです。
今年の3月に発見されてからもう約2ヶ月、100パーセントの確率で見られています。
最大水深でも20メートル程度までしか行かず、ほとんどが14〜15メートルを中心に潜る比較的緊張の少ないポイントで、見ものはバラクーダーの群れです。
パラオやポナペのように潮通しの良い沖に群れるバラクーダーを眺めるのと違って、バリカサグやシパダンのように浅場の砂地に出る群れなのでとても近くに寄れます。まあ、バリカサグでも場合によってはドロップオフの深場に沈んでいる事も有りますが。とにかく、このポイントでは浅場の砂地で回遊するバラクーダーを間近に見る事が出来ます。
エントリーは水深5メートルの藻場です。ここにはオドリハゼなどの興味ある小物も多いのですがそれを無視して水深を下げながら流れに乗ってドリフトして行きます。
5〜6分行くと藻場が切れ、砂地になります。そして、岩が点在し、キンギョハナダイやスズメダイが群れる小さなサンゴ礁に当たった辺りがポイントです。ここを中心にバラクーダーの群れが回遊しており、この場所にいる限り何度も何度も群れが回遊して来ます。そしてその群れはほとんど人を恐れず嫌わず、むしろダイバーの泡を見つけて寄ってさえ来るようで、いくらでも近付く事が出来ます。
群れは時にいかにもバラクーダーらしい円を描いて回って、ダイバーを取り囲んだり、突然矢のように泳ぎだした先頭の一匹を追って、音が聞こえるのでは無いかと言う早さで反転して泳ぎだしたりします。
他所の海で見るバラクーダーは流れに乗って静止しているように群れていますが、ドゥマゲッティーのバラクーダーは実に良く泳ぎ回ります。ダイバーに向って来る写真はなかなか撮れませんがドゥマゲッティーなら確実に撮れます。透明度は南太平洋にはとてもかないませんが、浅いので自然光がたっぷり回って大きな群れもきれいに撮れます。たぶん、バカチョンカメラでも、お手軽デジカメでも相当な写真が撮れるだろうと思います。
バラクーダーはいつまで見ていても飽きませんが、このポイントはその日の帰り道の最後に立ち寄るポイントな為、深度の割には長居はそうそう出来ません。とは言っても50分は潜るのですが。
バラクーダーのポイントの後に少しだけ続くコーラルポイントには、そこも良く探せば面白い小物がいるのですが私のガイドでは素通りしています。
エキジット近くも藻場になっていて、ハゼの類いが面白いのですが、ここも無視して、バラクーダーオンリーのガイドをしています。興味の有るお客様は、是非ガイドを無視して見つけ出して下さい。
このポイントは、流石にバラクーダーが居着いただけあって時に結構な流れになります。しかし、一本調子の単純な流れなので恐くも無いし難しくも有りません。流れている日はエキジットで船につかまって上がるのに少し苦労するかも知れませんが、その程度のダイビングスキルはまあ、ドゥマゲッティーに来る人なら大丈夫「心配無い・問題無い」だと思います。

バラクーダー1

バラクーダー2

バラクーダー3

こんな物も撮れます
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