08月06日頃 ダーウィン・珍船
気温 涼しい（29度） 天気 曇り/大雨 水温 27度
風 強風 波高 1.5ｍ
透明度 10〜15ｍ
最大深度 30ｍ
潜水時間 40分
潜水目的 ガイドのふり
お客さんは・・・とっても素直なSHOHEI君なので、私もガイドの時には絶対持たないカメラを持って入らせて頂きました。
ガイドでもいっしょに撮影して楽しんでいる人もいるし、特にMDSでは客が１人でも必ずアシストが着くので私がカメラを持ってもなんら差しつかえは無いのでありますが、自重するようにしております。その理由は・・・私の写真を見て、同じ海、同じ被写体でこんなにも写りが違うのかと、お客さんが愕然として、２度とカメラが持てなくなってしまう事を憂慮するからなのでありました・・・・・・はっはっはっははぁー・・・とっ。
まあ、それは冗談では有りますが、本当の事でも有ります。何せ、その海でばっかり写真撮っていて、突然潜った人と同じか、いわんやそれ以下の出来であれば、私の方がカメラを捨てたくなるでは有りませんかいな?。 と、馬鹿ばっかり書いていても仕方が無いので潜行して行きましょう。
本日は二人してマクロレンズであります。水深25〜30の沈船の周り一点に絞っての撮影です。この沈船周りには様々なマクロレンズ向きの被写体が居ます。それらを撮るだけで、ものの10分も有れば36枚撮りが１本終わってしまいます。その上、60ミリマクロや50ミリだったならば、ミノカサゴの顔やツバメウオの幼魚やタテジマキンチャクダイ等も撮って面白い被写体となる為、本当に楽しい場所であります。
この日私は、先日下見で見つけてあった「ムギワラエビ風」を撮る事が目的でありました。お客さんの彼は被写体を絞り切れずにあちこちにレンズを向けていた様子でしたが、はて、仕上がりはどうだったでしょうか・・・? ってね。本当はもう現像したんだけどね、出来栄は人それぞれの評価になるので私は論評しません。
この日はムギワラエビの他にフォトジェニックな奴等として、オイランヨウジのペアーやハシナガウバウオやミジンベニハゼの仲間などもいました。
このムギワラエビの仲間は日本で名前を変えたオルトマン君とは多分別種だろうと思います。今は日本で見られるムギワラ君はほとんどがオルトマン君だと言う事ですが、特徴的な白い斑点も無いし、たぶん、これこそが、こちらこそがムギワラエビなのでは無いのかと思うのであります・・・違うかなぁ?・・・分からんねぇ、エビだのカニだのの白い斑点が有るとか無いとかなんてねぇ?
とにかく、60ミリの被写体としては格好の大きさでありましたので、ゆっくり、じっくり撮らせて頂きました。
ムギワラエビの仲間,前から
足だか手だか分かりませんがオルトマンに有る関節に白い点がありません
ムギワラエビの仲間,後ろから
この位置からだとコシオリエビ風の尻尾が良く分かると思いますが
これもオートフォーカスに頼っている。ああ、情けないが、しかし、現実でありますから仕方がございません。
