ログブックNo1


    せっかくだから、潜った時の話 

    ダイビングのホームページにログが無いのはイカン、と言った人がいる訳でも無いのですが
    手詰まりにつき、定番の手法を取ろうかと思います。

    2002年3月10日
      場所     ネグロス島 ダーウィン(ビーチ)
    気温     33度(最高)水温 26度
    透明度    → 15メートル ↓ 10メートル

    ダーウィンはあまりツアーでは潜らない場所だ。たぶん、つまらないからだと思いう。
    一応、小屋が有って、管理してるんだぞ的な看板があり、村の決まりで料金は取られる。50ぺソだから安くは無い。そして、海の中がパッと見今一なのが人気の出ない最大の理由かと思う。海は静かで普段は流れも無く、なだらかに落ちる砂の斜面は大瀬の湾内にも似ている。海に向かって左が砂地、右は断続的に続く珊瑚礁となる。
    砂地は実は一見何もいない様に見える。誰が見ても分かるのは、やたらに多いテンスとガーデンイールだと思う。砂地だから探せばハゼやワラスボがたくさん居るのだが、これもちょっとやそっとでは見つからないので、やはりつまらないポイントに見えると思う。やたら攻撃的なトウアカクマノミもいる。もしも潜るなら早朝か薄暮をお勧めする。ちょっとはドラマチックである。
    定番どおり右に行けば、そこにはフィリピン中どこにでもいる小魚の類いは沢山いる。パープールビューティー、メラネシアンアンティス、キンギョハナダイ、イッセンタカサゴ、クマザサハナムロなどなどとその他スズメダイの類いがごちゃっといる。目を引く大きめの魚はアイゴの類いと、テングハギ、たまにカスミアジ、マダラタルミくらい。この日はタイマイがいたが、これはマサブロから遊びに来たものでは無いかと思う。お供の小判ザメの大きさ、数まで同じだった。
    珊瑚もあるにはあるのだが、他の場所がより見事な為に、やはり今一に写る。しかし、海は暗くはない。
    これでヤギやトサカの類いでもふんだんならばそれなりなのだが、残念ながらソフトコーラルも見るべきものは少ない。
    黒いウミシダがたくさん付いている岩をよくよく探すと「オオモンイザリウオ」がたまにいる。
    ウミシダの色を選んで覗いて行くと「コシオリエビ」も見つかる。
    時々珊瑚が切れて砂地になる。砂地を横断するときに少し浅く行くと珊瑚に当たらずいつまでも砂地を行くはめになる。そうすると、無気味なほど密集して首をもたげているガーデンイールの林を見てしまう。本当に無気味なほどで、ニョロニョロ系に弱い人は卒倒しそうになるかも知れない。が、無気味なだけ、それだけである。
    イソギンチャクに付くエビの類いは豊富で、カッパエビセンの材料にもなれようかと言う、大きなイソギンチャクカクレエビなどもいる。コロールアネモネシュリンプも大きい。
    こんな感じで片道30分、往復1時間程度、のんびりと、何を見ますと言う事も無く潜った。
    ああ、なんて刺激の少ないポイントなんだろうと思う。
    ここに潜って毎回思う事と言えば「リラックスしたなあ、で、何がいたっけ」である。


    ・・・ではまた。


    では、また。

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