釣り酩人・・・0yaziの釣果


    釣りに行きましたよ・・・2009年-No5

    2009年08月02日

         釣りは・・・不況の煽りで生活掛かってんだから

      泥捨て場に、カレイが湧いて出た

       そんな訳で、七月はどうにもお日柄が悪くて行くに行けない状況が続いた訳であります。
    へぇ・・・行くに行けない状況と言うのは、主に天候が良く無かったと言う事なんでありますが、いざと言う時に手元不如意につき、身動き取れなかったと言う事は、内緒です。

     そんな訳で、満を持しての八月二日・・・あっ、石巻の祭りやってんなぁ・・・あっ、昨晩が花火大会だったのか・・・今日は混まねぇかな?
    まっ、行きは朝早いし、で、帰りは田んぼ道でも廻りましょうかと言う事で出発であります、が、体調がナンだか今イチでありまして、目覚ましを止めて二度寝した模様でして、起きたら5時半になってた訳であります。
    まっ、八時の水位がプラスの25、と言う事は、まず、出られない事は無いな、と言う事で、グズグズと家を出たのが6時でありました。
    夏の日曜の朝の6時はもう既に人々の生活が始まっている時間帯な訳でして、普通に交通量が有って車もとばせないんでありますね。

     前回見つけた、「セルフなのに恍けて携行缶にガソリンを入れられる三菱のスタンド」で給油をするべく車を入れました。
    で、ノズルを握って給油をしようとするんでありますが、ガソリンが出て来ないんであります・・・ありゃぁ、止められてんなぁ、と。
    すると爺様がのこのこやって参りまして、携行缶は消防法により云々、と宣い始めた訳であります・・・そんな事は百も承知、二百も合点なんだが、要するに入れてくれない訳ね、と、問えば、いやいや、係の者が給油するにあたっては入れる事も吝かで無い・・・んだから、入れられんの?ダメなの?オラ石巻まで魚釣りに行くんで、モタクタしてらん無いんでガス、と。
    結局、係の者が入れた事にして、入れたのは私な訳でありますから、建前は分っているんだから結論を先に申し述べて欲しい訳であります。
    と、言う事で、次回からは早朝だろうとなんだろうと、インターホーン越しに「起ぎろぉー」と怒鳴って係の者を呼んで入れられるのだと言う事で合意した訳であります・・・めでたし目出度し。

     だいぶ出遅れまして万石浦から出港したのは既に八時にならんとする時刻でありました。 この時空は、既に晴れそうな雰囲気がそこはかと無くあるものの、風は北方向で冷たく、夏の朝と言う感じでありませんでした。
    渡波港の赤灯・白灯を過ぎ、不思議と高い波が湧く水深20メートルのラインを超えても海は穏やかでありまして、久方ぶりのムフフ好天、と。

     さて、一直線に前回当たった泥捨て場の航路手前を目指した訳でありますが、現場が近付くに連れ、大小様々、有象無象の釣り船が目に入って来た訳であります。
    うひゃぁ〜・・・久しぶりにひしめき合ってんなぁ・・・誰も右往左往していないと言う事は、連れていると言う事だな、と。
    で、プロッターのマーカーを覗きますと、前回の大型アカジごっそりポイントには遊漁船が入っていないんであります・・・ラッキーだぜい。

    塩竈の釣り船も来ていました・・・底引きが居るんですが、8月は禁漁期間では?

     そんな訳で、ほとんど風がないのに不思議とどの船も東に頭を向けて整列しつつ流している中、スパンカーを持たないチビボートは、ケツを東に向けて、第一投・・・して、待つ事僅か23秒コンマ6・・・ほら来た、でありました。
    のっけから塩焼きよりは煮付けだべね、の25センチクラスの、マガレイっぽいんだけど、父ちゃんはマコガレイだろうと言うハイブリッドが上がって来たのでありました。
    幸先良いなぁ・・・んじゃぁ、と言う事で、祝杯をあげなければならない訳で、まずはビールで乾杯・・・なんて事でプシュッとやってる間にも竿先には辺りを感じる訳でありまして、本日は忙しい日になりそうだぞ、と。

     ああ、なんで遊漁船が左程風もないのにきれいに頭を揃えて流しているのか、疑問は直ぐに解けました。
    小潮なんでありますが、意外に潮が流れている訳で、しかも、たぶん底の方は結構な御点前で流れているであろうと思うのであります。
    と、言う事で、潮が利いていれば天下無敵でありまして、カレイの活性はすこぶる高く、まるでカレイらしく無いガツンと言う当たりと、掛かってからの暴れ方も、ネウかイシガレイの様にガンガンと頭を振って引く訳であります・・・いやぁ、楽しい上に喰ったら美味いし、言う事無い、であります。

    釣り始めて一時間後のバケツ・・・生きて戻れる細かいのは捨てています

     まあ、ホントーに良く釣れるんでありますが、しかし、中型で揃っちまいまして、大型・・・要するに刺身が無いんであります。
    精々30センチ止まりでありまして、まあ、やってやれない大きさでもないけど、しかし、やっぱし、豪快な奴を一枚欲しい訳であります。
    うーん・・・欲張りと言うのは恐ろしいもんで、そこそこのアカジがダブルで掛かった重さを、来やがっなぁ、と意気込んで巻き上げ、勘違いと分ると、なぁーんだと無造作にバケツに放り込むフトドキな事をする訳であります。

    釣り始めて3時間・・・バケツは満杯(小さいのは死んだので不本意ながら持ち帰りです)

     もう少し船が少なくて隙間が空いていればパラシュートをぶち込んでのんびり流すんでありますが、本日はちょっと混雑で無理であります。
    操船しながらビールを飲んで、おにぎりも食って、魚も釣って、時折写真なんかまで撮るんでありますから、それは忙しい訳であります。
    で、12時頃、餌切れの遊漁船や、満足した塩竈の船が帰り出した頃、置き竿にしていた糸がふけてペラに絡むと言う面倒が発生したのであります。
    うひゃぁー・・・ヘマだったなぁ、バックに入れてたのを忘れてたよ、と言っても後の祭りでありまして、エンジンを止めて糸を解かないと走れない訳であります。
    まあ糸を捨てるつもりならブチ切って海に入り、ペラに絡んだ糸をナイフで切ってしまえば早いのですが、ナンと言っても、暇ですから・・・。
    と、言う事で、船は風にどんどこと流されながらも、夏の日差しは気持ち良く、お酒の勢いも気持ち良い訳でして、小1時間、糸解きに精を出したのであります。
    で、なんとか終わった頃には風もパヤパヤ、波もチャプチャプして来まして、引き上げには良い頃であると言う事で、沖上がりは1時でありました。

    石巻湾の参考図・釣り場

     しかし釣れたなぁ。
    で、6月末頃から集まり出したカレイでありますが、理由は簡単、明確であります。
    イサダが集まって来たからでありまして、カレイの胃袋にはエビのような大きめのイサダが入っておりました、と。


    本日のおっさんの釣果 

    アカジ・・・・・・・・・・18〜30センチ  50尾(一皿300円 塩焼き用)




     ※ 2〜3日で食い切れない魚は持ち帰らない事にしています。
       ※ 基本的に小さな魚は持ち帰らない事にしていますが針飲みなどで戻せないのは持ち帰って喰ってやります。
     

    燃料・・・・・・・ガソリン 29リットル

    では、また。

    では・・・また。


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