ロマンチックな季節になりましたね。みなさんこんばんは、克也子です。最近ちょっとゲイ映画づいてるワタクシがちょっと感想と紹介など書いてみたいと思います。多分どれもまだやってると思うので未見の方はご参考にお出かけ下さい。これからの季節デートにもいいかもね、ロマンチックだし。東京近郊のかたでないとちょっと行くの大変かもしれないけど。
●ベント−落ちた饗宴−
★あらすじ★舞台はベルリン。楽しく過ごしていたゲイ達はナチスに追われることに。逃亡の末捕まったカップルの片方は殺され、一方は意味のない強制労働をさせられることになる。彼は収容所内で1人のゲイと出会い、友情とも恋ともつかないものを温めていくが…。
■私が見た場所:恵比寿
これは重い。ひたすら重い。ゲイなら一度は見ておくべき、という気もするが、神経が細い人は自殺しそうなので無理にはすすめません。大作。収容所内の二人が直立不動で一方を向いたまま、言葉だけでするセックスが圧巻。ゲイでないと重さがわからないと思います。
●ブエノスアイレス
★あらすじ★香港のゲイカップルがブエノスアイレスに旅行に来たが、いつも通りケンカして別れたりよりを戻したり、別れたり。
■私が見た場所:渋谷
主役の男がマジでかわいい〜。ま、それはおいといてと。妙にリアルに描かれたゲイカップルに共感できるはず。ちょっと前衛的というかわかりにくいところもあるけど、わからなかったらそこは飛ばして考えよう。つきあうってなんだろう、ということに答えを出せるかも(あくまで、かも、です)。純情ってソンかもねえ。
●カーテンコール
★あらすじ★HIVに冒されたダンサーが最後のダンスを踊る。
■私が見た場所:銀座
HIVポジティブな人が主人公だからといって、その「生か死か」という部分が映画の中でそれほど比重を占めていないように思う。主人公にとって踊ること、つきあいはじめた男との関係がうまくいくこと、そういうことと切り離されず、かつ同列に考えられている(と思う)。だからHIVの映画だと思って見に行くとちょっと拍子抜けするかも。クラシックで踊る男同士のパ・ド・ドゥはセリフなしでも凄まじくエロティックで退屈しません。「暗そうだから」って理由で観に行かないのは損。わりと万人向きかも。入場の時にコンドームくれたぞ。
●ペダル・ドュース
★あらすじ★舞台はフランス(だったはず。自信なし)。太めゲイでノンケ仮面の男が夜ははじけちゃってドラァグクイーンなんてしちゃう。ゲイクラブの経営者(女)に惚れちゃった彼の取引き先の社長をめぐってドタバタコメディ。
■私が見た場所:渋谷
文句なく笑えるのでデート向き。ゲイの描写が妙にステレオタイプだったり、どうも経営者(女)と主人公の関係がリアリティに乏しい気がするのだが、笑える映画なのは確か。なんかノンケが作った映画臭い。娯楽向き。
こんなところでございます。あんまり参考にならなかったなあ、と今更ながら思ったんだけど、せっかく書いたからアップするね(いいかげん)。まあ、たまには映画もいいでしょ?